見出し画像

【無料】桜花賞 予想ポイント&注目馬

バリしゃんです。

桜花賞2022の
予想のポイントと現時点での注目馬
をまとめました。

桜花賞の最終予想は、レース当日早朝に更新予定の『推奨レース&怒りの最終記事』にて公開いたしますのでそちらも併せてご覧下さい。

✅桜花賞 予想のポイント


・令和の桜花賞は
 距離延長&1200~1400m経験馬が有利に!?

22年 ソダシ      1.31.1秒
20年 グランアレグリア 1.32.7秒
19年 アーモンドアイ  1.33.1秒
※直近の桜花賞(良馬場)の勝ち馬とその勝ち時計。

上記は直近の良馬場で行われた桜花賞の勝ち馬とその勝ち時計。馬場が高速化している影響もあり、年を追うにつれて勝ち時計が速くなっている事がわかる。それに合わせて、かつては外枠の差し馬が殺到するというのがデフォルトだった桜花賞は、前々で流れに乗った馬がスピードで粘り込むというシーンが目立つレースへと変貌を遂げつつある。

画像1

コースレコードを大幅に更新する事となった昨年の桜花賞では、前半34.1秒という流れを3番手で追走したソダシが押し切り勝ち。更に、ソダシの後ろをピタリと追走していた8人気のファインルージュが3着。この馬は1200→1400→1600とデビューからマイルより短い距離を使われており、速い流れの経験を積んでいる馬だった。

この様に、馬場の高速化が進んでいる現代競馬における桜花賞では、近走で速い流れを経験している馬や先行馬の活躍が目立っている。

ちなみに桜花賞過去4年で4角9番手以下(差し・追い込み馬)から好走した馬は以下の通り。

画像2


上記のメンバーを見てもわかる通り、後に三冠を達成するデアリングタクト、アーモンドアイをはじめとする世代のエース級の馬ばかり。昨年、内枠から高速馬場に乗って1,3着に好走した2頭とは対照的に、大外枠×4角16番手という絶望的なポジションからハナ差の2着に追い込んだサトノレイナスのパフォーマンスは驚異的。返す返す、戦線離脱が残念でならない。

以上の事から今後桜花賞というレースは、マイルより短い距離に実績のある馬や、距離延長馬、先行馬の活躍がより目立つレースへと変貌を遂げていくと推測。

どうしてもレースのレベル自体が低くなりやすい為なんと言えない所ではあるが、過去10年で複勝率5.8%と全くと言っていいほど桜花賞に活躍馬を送り込む事ができていないフィリーズレビュー組からも、いずれは好走馬が出てくるのではないだろうか。

もちろん、その上でマイルで実績を積んでいるというのが理想的。いくら馬場が高速化しているとはいえ、阪神マイル、それも桜花賞ともなればある程度のタフさや体力も求められるのは当然。

昨年は前走1400mの紅梅Sを先行策から好時計で押し切ったソングラインを上記の自分が立てた仮説にのっとり◎に推奨するも、制御不能になったメイケイエールに3角手前で外に弾き飛ばされる痛恨の不利もあり結果を出せず。

雨予報も無く良馬場での施行が濃厚である事に加え、京都競馬場改修工事の影響でロングラン開催となっている今の阪神芝は馬場がしっかり作り込まれており、Aコース最終週の先週でさえも内有利の傾向が顕著だった。今週から阪神芝はBコース替わり。内有利の傾向が更に加速する事も十二分に考えられるだけに、今年の桜花賞は内枠に入ったマイルより短い距離の実績馬や先行馬に狙いを定める。

・現時点での注目馬

✅ウォーターナビレラ(想定3人気)

産駒の通算勝利26勝のうち24勝を4角4番手以内の馬が挙げているというシルバーステート産駒らしい前向きな気性と先行力を武器とする馬。

【3走前】のファンタジーSでは型通りの先行策からナムラクレアとの叩き合いを凌ぎ切っての押し切り勝ち。【2走前】の阪神JFでは、初の1600mへの距離延長となったが楽に折り合いを付けて3番手を追走。最後は当時の外差し優勢の馬場を利したサークルオブライフの末脚に屈し3着に敗れたが、マイルへの距離延長でもすんなり折り合いを付ける事ができたのは大きな収穫と言えるだろう。

【前走】のチューリップ賞はTRという事もあり、やや消極的な騎乗でこれまでよりは控える形での競馬に。加えて直線では前を行くサークルオブライフの反応が悪かった事で進路が無く追い出しを待たされる不利も重なり5着に敗れた。不利があったのはもちろんだが、前述した通りシルバーステート産駒らしく積極的に運んでこその馬で不完全燃焼の競馬だった事は明らかだ。

1400mのファンタジーSを番手から押し切るなど、速い流れでも楽に好位を確保できる馬なだけに、想定する好位で立ち回った馬が恵まれるであろうレース質は歓迎。チューリップ賞ではこれまでよりも控える形での競馬になったが、本番の今回はこれまで通りの積極的なレース運びになるはずで、外差し馬場に泣いた阪神JF組を逆転する可能性は十分考えられる。前走の敗戦で人気が落ちそうな点も◎。


✅ナムラクレア(想定6人気)

ミッキーアイル×Stom Catという血統の字面の割には折り合いへの不安の少ない馬とはいえ前向きな気性の持ち主。

【4走前】の小倉2歳Sを好位から好時計で押し切り勝ち。距離延長で挑んだ【3走前】のファンタジーSでは掛かりながらの競馬になった分、ウォーターナビレラの後塵を拝し2着に敗れた。更なる距離延長で挑んだ【2走前】の阪神JFでは、鞍上が折り合いを気にしてか延長にも関わらずポジションを下げる形での競馬にはなったものの、多頭数の最内枠で壁を作る事ができた事もあってか折り合いはスムーズ。結果5着には敗れたが、マイルへの距離延長で折り合いが付いたのは大きな収穫である事に加え、当時のやや外優勢の馬場で最内枠を引かされた事を思えば大健闘と言っていいだろう。

距離短縮で挑んだ【前走】のフィリーズレビューでは、短縮+ハイペースという事もあり今日も折り合いはスムーズ。コーナーで大きく外に回った分ラチ沿いを立ち回ったサブライムアンセムには敗れたが、内容としては勝ちに等しい物だった。

ここ2走は中団より後方での競馬になってはいるが、前走で速い流れを追走した経験を活かし、マイルへの距離延長を自然な形で先行する競馬が叶えば、能力は高いだけに想定する前々を立ち回った馬が恵まれる形になればチャンスありだろう。とはいえ、依然折り合いへの不安もあるだけに内枠がベター。


✅アルーリングウェイ(想定10人気)

近親にオパールSを勝利したアンヴァルや、マーガレットSを制したオールザゴーがいるスピード志向の強い一族出身。この一族は本質的に1200~1400mという馬を多く輩出することはもちろん、軒並み早熟傾向で成長力には疑問符が付く馬が多い。この馬も例に漏れず現時点で非常に完成度が高くレースセンス◎のキャラで、将来的には1200mや1400mを走る様な馬になっていくだろう。

1200mで向かえた【3走前】の新馬戦では抜群のスタートから好位でしっかり流れに乗る形で押し切り勝ち。続く【2走前】の万両賞(1400m)では、これまた絶好のスタートから先行策。距離延長ローテ+8枠で壁を作れないという状況でもしっかり折り合いが付いており、レースセンスの高さを感じさせた。結果、後方待機策と外差し馬場がピタリとマッチしたマテンロウオリオンにクビ差だけ差されて2着に敗れたものの、内容としては勝ちに等しい物で、その勝ち馬はが次走でシンザン記念を制した程の実力馬だった事を思えば水準以上の評価を与えていいだろう。

そして更なる距離延長で挑んだ【前走】のエルフィンS。ここでも持ち前のスタートセンスを発揮すると、少頭数の外枠という前走同様に距離延長+壁を作れない状況に陥ったがすんなり折り合いを付けて2番手を追走し押し切り勝ち。勝ち時計1.34.0秒は当時の中京の馬場状態を思えば上々で、同舞台で行われたシンザン記念を上回る好時計。シンザン記念が開幕週の良好な馬場で行われたのに対し、エルフィンSは開催11日目のBコース2週目での施行だった事を踏まえれば、字面以上の価値がある事がわかるだろう。

1200→1400→1600とマイルより短い距離の流れを経験しながら桜花賞まで歩を進めて来たというローテーションは、前述した現代桜花賞の傾向から非常に好感が持てる事に加え、これまで3戦して全て好スタートを決めている事からも今回もまず先行策が叶う見込み。自分が想定する桜花賞のレース質にピタリとあてはまる一頭と言っていいだろう。シンザン記念との対比などから、世代の一線級との能力差がそこまであるとも感じられず、出走馬全馬と初対決という立場だが警戒必須の一頭。


以上3頭を週中の注目馬として取り上げておきます。

血統的に高速決着向きかと言われると微妙な所だが、阪神JF2着のラブリイユアアイズも前向きな気性の持ち主で、1200m~1500mでしっかり前付けする形で結果を出しているという意味では注目の存在。初輸送の前走で大きく体を減らしてしまっていた点も気になる所。


最終予想に関しては、いつも通り日曜早朝に更新予定の『推奨レース&怒りの最終note』の方で公開しますのでそちらも併せてご覧頂ければ幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?