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ほんとうの『北風と太陽』

北風と太陽が力比べをしようとする。

旅人の帽子をとることができるか、という勝負をする。

最初、太陽は燦燦と旅人を照り付けると、旅人はあまりにもの日差しで帽子をしっかりかぶり、決して脱がなかった。

次に北風が力いっぱい吹くと、みごと簡単に帽子は吹き飛んでしまった。


その次に旅人の上着を脱がせることができるか、という勝負をする。

まず、北風が力いっぱい吹いて上着を吹き飛ばそうとする。

しかし寒さを嫌った旅人が上着をしっかり押さえてしまい、北風は旅人の服を脱がせることができなかった。

次に、太陽が燦燦と照りつけた。すると旅人は暑さに耐え切れず、今度は自分から上着を脱いでしまった。

これで、勝負は太陽の勝ちとなった。

元々のこの話は、環境や目的によって何事にも適切な手段が変ってくるということを伝える話である。
一方でうまくいったからといって、他方でもうまくいくとは限らない。その逆も然り。

また実際『風』は、
『太陽』に照らされあたためられ膨らんだ空気が、軽くなって上昇し、
反対に空の上のほうで冷やされて縮んだ空気が重くなって下降する原理から生まれる。
上昇した空気のあとに、下降した空気が流れ込んでくる空気の動きが、風となる。

何か親子対決をしているようで、親子でも性質が変わってくる感じが神話ぽくて好きです




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