「テレビ、スマホそして劇場へ」理系大学生の文学的思考 2024.05.03

初めてお笑いライブに行ってきた。

自分はTwitterでお笑いが好きと言っておきながら今までライブに参加したことがなかった。なぜ今まで行かなかったのかという問いについては理由をつければいろいろあるが、なぜ今なのかという質問については簡単に答えられる。「今はGWで、この春大学生になったから」だ。元々、お笑いに再燃したのは高校1年の12月、M-1グランプリ2021を見てからの新参もいいところだ。そんなわけで、このnoteを見つけてくださったお笑い玄人の皆様は、お笑い初心者のリアルな心中を優しく見守ってくださるとうれしいです。

そんな自分が今回人生で初めて行ったライブは…..

「ファイヤーサンダーの特上寄席」


写真の撮り方とかも拙い


現地にいた方々は記憶を、配信を購入された方は配信を確認していただきたい。オープニングでいきなり、今回が初めての人いるのかな?という質問を問いかけられたことを。そのとき、手を挙げる人は現れなかった。しかし自分は今回が初めてだったのだ。ではなぜ手を挙げなかったのか?……挙げられるわけが無い。すでに開場待ちのときにまわりのお笑い玄人の方々に(自分が勝手に)委縮し、オープニングで初めて劇場という空間で間近に芸人さんを見て、初めてのライブで粗相のないようにと緊張しきりだったのだから。言い忘れていたが、一人で行った。緊張しまくるのもさもありなんといった感じだ。


ここから少し、開場前から体験したことを書きたい。

キャンドゥ前の信号を、スマホの画面で地図を確認しながら待っていた。待っている間スマホを見つめていた自分は、うっすらと聞いたことのある声を耳にしていた。その声の主に気づかぬまま、青になった信号を何歩か渡った途端、某芸人さん二人とすれ違った。普通に心臓が一瞬止まった。芸人がこんなに近くいるという事実について深く考えたことがなかった、油断していた、覚悟が足りなかった。驚きすぎてガン見してしまったと思う。たぶんもしかしたら気づかれたかも。正直、衝撃すぎてあんま記憶ない。
しかし通り過ぎた瞬間、「こんな新参丸出しの行動して最悪や…」と意気消沈したのだが衝撃はこれだけに収まらなかった。

傷心と緊張と興奮が入り混じる中、初めてのナルゲキに到着。した瞬間、地下へと続く階段からちょうどこのお三方にでくわした。

びっくりした~。普通に歩いてても知らん人がちょうど地下通路から出てきたら驚くのに、それが一方的に知っている芸人さんだったとかヤバすぎ。またガン見してたと思う。本当にすいませんでした。
このころにはライフは赤ゲージ。もう供給過多。心臓持たないしバックバク。気持ちを落ち着けるためにUターンしてキャンドゥに駆け込むという奇行もした。

そんな感じで開演前からいろいろありはしたんですが、ライブはめっっっちゃ楽しかった!!!緊張なんてものは一本目のネタで吹き飛んだ。ただ、いきなり急に今芸人さんと同じ空間にいるという事実に慄いて、緊張がぶり返したりはした。多分気づいてないけどライブ中ずっと小刻みに震えていた可能性、全然ある。
高校時代、ライブこそ行けなかったものの配信はちょくちょく見ていた自分は「配信で見ていた人たちが目の前にいる~」という興奮もあったが、シークレットゲストを見た時の「テレビの人が目の前にいる~~」という興奮は別物だった。自分が小学生くらいの頃にはテレビに出始めていた人は”テレビの人”であり、さらに実在感が薄く感じる。
とにかく、とても楽しい時間でしたありがとうございました。


オープニングで崎山さんが「このライブが初めてなわけない」と言っていたが自分には初めて行くライブとしてとてもいい選択だったと思っています。小学生時代、テレビで見るものだったお笑いが高校生になるころにはSNS、配信等で見れる時代に。そして自分が高校時代にスマホを介して見てきた方々が名を連ねていたこの寄席は初めて行くライブにしては最高すぎた。
あの時、手を挙げてたらどうなっていたんだろう。ああゆうノリの質問のとき、手を挙げるのが正解なのかすらも怪しいな。


以上が新参者の胸中でした。最後まで読んでいただいた方々ありがとうございます。これからも優しくしてくださるとうれしいです。今後も様々なライブに足を運んでみたいと思いました。バイトやんなきゃな。


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