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美容ビジネスと起業について

2020年は、新型コロナウィルス感染により、美容ビジネスにも大きな変化が表れました。

そんなコロナ禍のなかで、ヘルステック、医療テック、スポーツテックといった、各カテゴリーで、最先端のテクノロジー活用したヘルスケアベンチャーが、続々と登場しています。

そして、美容ビジネスも、美容とテクノロジーの融合した『ビューティーテック』型ビジネスが市場に広まり、特に『フェムテック』として、女性の視感での美容のビジネスモデルは、確実に社会に浸透しています。

女性市場の中でレッドオーシャンである美容領域は、一部の起業家にとって、特に女性起業家にとっても人気の起業領域でしたが、資金を調達を行い、ビューティーテックとしてビジネスを仕掛ける美容系ベンチャーの参入が相次ぎ、起業のハードルが以前よりも高くなっていると言えます。

それでも僕が、なぜ美容ビジネスの可能性に注目し続けるのか、それは、日本式の美容がアジア市場で競争力を持ち、勝てる可能性があると思っているからです。
日本が衛生環境国であり、ヘルス&ビューティートレンドであることからも、このコロナ禍もチャンスと捉えています。

これから美容で起業を考えている方へ、僕の記事が少しでも参考になれば幸いです。

ビューティーテックとは

ビューティテックとは、ビューティー(Beauty)とテクノロジー(Technology)を組み合わせた造語で、ARAIなどの最先端テクノロジーを活用した美容製品・サービスの・美容系のIoTデバイスの事を指しています。
昨今、若い女性を中心に人気のバーチャルメイクアプリやフォトアプリは、ビューティテックのわかりやすい成功事例です。

アットコスメを運営するアイスタイルは、国内外の美容業界で、美容とテクノロジーの融合が近年加速している背景を受けて、2018年に『ビューティテック元年』と発表、その後、様々な企業が、ビューティテック市場に参入しています。

ビューティテック製品やサービスがターゲットにしているのは、デジタルデバイスとの接触率が高く、最先端テクノロジーの受容性が高い10〜30代のミレニアル世代やZ世代、いわゆるデジタルネイティブ世代と呼ばれる若い世代になります。

ちなみに僕は、昨年6月、東京都の創業支援施設『Startup Hub Tokyo』で行われたビューティテックイベントに、モデレーターとして参加させていただきました。

ビューティーテック市場のターゲット

女性は年齢が上がると、健康、家事、育児、仕事の割合が増え、自身の関心事の中で「美容」の割合は徐々に下がっていきます。
さらに、テック系デバイスのキャッチアップが得意ではない人が多く、ビューティテック市場として、中高年層をターゲットにするのは難しいとされてきました。

しかし、ビューティテック市場でのサービス競争の中で、中高年層の悩み・ニーズに特化した商品・サービスは、まだまだチャンスがあると言えます。
また、中高年女性のテックデバイスに対する抵抗感が徐々に減少し、自分や家族の健康管理のための『ヘルステック』『介護テック』と接点が大きい中高年層は、逆にターゲットになりやすいと言えます。

違う領域でのテックデバイスと触れることで、ビューティテックへの関心も高まる可能性もあり、Z世代を家族に持つ女性の受容性も高いと考えられます。

ビューティーテックの新サービスを送り出す

前段に述べたとおり、日本の美容はアジアに通じるコンテンツです。
日本の美容家として、新たな美容ビジネスを構築すべく、広義のエンターテインメントビジネスをテクノロジーと掛け合わせて、新規事業を生みだすことをテーマにしたスタートアップ・スタジオ『Studio ENTRE』と組んで、日本発のビューティテックの新サービスを、市場に送り出したいと思ってます(ちなみに、Studio ENTREの社長の山口氏は、元々音楽プロデューサーで、30年来の友達です)。

そして、12月22日(火)にPitchJAMを行います。
テーマは「ビューティーテック」

美容ビジネスの定義は自由です。自分がビューティに関わると思えばどんな内容でもOK、健康をテーマにしたヘルステック的な発想とか、究極のナルシシズムを追求したモテ美容企画とか、美容ビジネスのアイデアを持って僕たちにぶつけてみて下さい。観客として観に来て、面白い事業アイデアだと思ったら創業チームにジョインするというスタンスも歓迎です。

未来の美容市場に、未知のサービスを一緒に送り込みましょう!

申込みはこちらから⇩


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