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#18 自分のHISTORY~2016年音楽と美容について

皆さん、こんにちは。

ビューティークリエイティブエバンジェリスト(美容家)、美容師、ヘアメイクアップアーティスト、の柳 延人(やなぎ のぶと)です。

今回は、#17に続き、プロデュースコスメブランド『Evangelst』のマーケティングと、BLEAの学院長になる決意をした、2016年の音楽と美容について書きました。

1.HISTORY

全国発売を開始した『Evangelist』

初めは、オフィシャルECのみのネット販売からスタートした。

ネット販売から、製品が認知されてきたところで、リアル販売に繋げるというマーケティング案。特に時間がなく、簡単にメイクをしたいと思っている、働く女性と主婦を中心にターゲティングし、具体的な策を講じるため、コスメマーケティング国内最大級のプラットフォームを利用することで、スタッフの意見が一致した。そのプラットフォームとは、

**『アットコスメ』 **

ユーザーのプロフィール、行動データ、クチコミデータ、化粧品ECや化粧品専門店での購買データも含めた、ビッグデータを構築する巨大なプラットフォームである。また、リアル店舗も兼ね備えていて、売場面積と取扱商品数は大規模であり、幅広い商品展開に加え、アットコスメでのデータを活用した「ネットとリアルの融合」を体現する店舗として、最先端の美容情報を発信する場となっている。

アットコスメが発信する情報は、ネット販売、リアル販売を行う上で、化粧品業界市場、最も有効的なマーケティングと、自分自身確信していた。まずは、ターゲットユーザーの行動データに注目。忙しい女性は、どんなスキンケアを行い、どんなファンデーションを使用し、コスパの良悪は何を基準に決めているのか、アットコスメの情報を基に、販売戦略を練っていった。そして、サンプリング。当時は、アルミパウチのようなテスターは用意していなかったので、SNS上でサンプリングモニターを募集、また、アットコスメのユーザーにもモニターを依頼し、感想をアットコスメサイトに口コミしていく仕組み。口コミや評価は、他のポータルサイトで購買できる情報を耳にしたことがあったので、アットコスメも同じように購買できると思い、広告の相談の際に尋ねてみた。

すると、

『当サイトでは、口コミや評価をお金でお売りするサービスは行っておりません』

との回答だった。あれだけ巨大なポータルサイトでの口コミは、全てリアルであることに、正直驚愕した。製品評価を上げるには、高評価してもらうだけでなく、登録して投稿してもらうまでを、製品力で行わなければならない。モニターユーザーに登録をお願いして、口コミしてもらうことも試みたが、評価件数がEvangelist 1件であれば、すぐに仕込みと思われてしまうので、効果的ではない。

製品力を信じつつも、評価がなかなか伸びずにもやっとした日々が続いたが、ある時、奇跡が起こった。

モニターを依頼していたアットコスメユーザー数名が、こちらから口コミをお願いしていないにも関わらず、評価☆6〜7(口コミ評価は☆7が満点)で口コミをしてくれたのだった。

コメントはどれもリアルな感想で、製品の特徴を細かく分析していて、開発者である自分にとって、とても嬉しい出来事だった。

そして、この口コミの効果が覿面に現れ、さらに口コミが増えた。そして、それに連なってEC販売も順調に伸び、さらに高評価な口コミ件数が増えるという、正のスパイラルが起こった。

アットコスメに製品を掲載してから3ヶ月目、ファンデーション部門、ベースメイク部門、コンシーラー部門の3部門で、口コミランキング1位を獲得。

とにかく、アットコスメの影響力は強かった。

その後の売り上げが急増、試算上では、口コミランキング1位を獲得する前と後では、売り上げが3倍強になった。その流れで、カラーを3色に増やし、フェイスパウダー、パウダーファンデーションを新企画として商品化を行なった。。

一年後、全商品で、アットコスメ口コミランキング7冠を達成、また、アットコスメの他に、楽天amazonでも販売を開始、こちらも1位を獲得、月商は1億円を突破した。

新ブランドが、お金をかけずに行ったマーケティングで出せた成果は、業界からも注目され、アットコスメともオフィシャルブランディングとして、ブランド連携を行うことになった。

講師を務めていたBLEAにも、ブランド快挙のニュースが届き、なんと、Evangelistを教材として使用してもらえることとなった。元々、ズボラなギャルにオールインワンなコスメを提供したいと言う思いは、ここで叶うことになった。

そして2016年のある日、BLEA代表から、またまた運命を変えることを告げられたのだった。

『BLEAの学院長になってくれませんか』

教育に携わってきて、学校というプラットフォームのトップになる、人生でこのシナリオは全くの想定外だった。

正直、実感もイメージも湧かなかったが、これは受諾する運命なのだと自分を奮い立たせ、慢心でBLEA学院長になることを決意した。

#19へ続く

**2.MUSIC JAM **

ここでは、僕の記事の内容の年代に流行っていた洋楽の中から、柳レコメンド曲を僕なりのライナーノーツとしてご紹介していきたいと思います。

BLEA学院長に就任が決まった2016年、この年の僕のレコメンド曲は、『 デビッド・ボウイ / ★Black Star』です。

David Bowie『★Black Star』

2016年1月に発売された『★(ブラックスター)』は、リリース直後の衝撃の死と、それを暗示するような「黒い星」というタイトルで、悲しみと同時に驚きの遺作となってしまいました。
このアルバムのアナログ盤のアートワークには、太陽光を当てると銀河が浮かび上がるという仕掛けが大きな話題となりましたが、その他にも、ブラックライトを当て見える青い星など、シンプルなアートワークに幾つものトリックが施されています。

デヴィッド・ボウイは、問題作にして傑作アルバム『★』を残してくれただけでなく、粋な仕掛けで我々を楽しませてくれました。

**3.BEAUTY etc. **

ここでは、僕の記事の内容の年代に流行っていたビューティーに纏わる内容と、その年代の世情をご紹介していきたいと思います。

2016年、まるで"地眉毛"のように自然と色づく「フジコ眉ティント」がブレイクしました。

自然に美しい「ナチュ眉」づくりのアイテムで、3秒に1つ売れたと言われたヒット商品です。
日経TRENDY「2016年ヒット商品ベスト30」の27位にランクインするなど、いま女性の間で注目のメークアイテムです。

しかしながら、この「フジコ眉ティント」、作る"過程"で、ティントを自眉に貼っている姿が、なかなかユニークなため、今一歩手を出しにくいという人もいますが、今でもロングセラーを続けています。

そして、2016年の新語・流行語といえば、
『神ってる』

プロ野球セ・リーグの広島カープが25年ぶりのリーグ優勝を果たしました。
緒方孝市監督が6月18日、鈴木誠也選手の神懸かり的な活躍(2試合連続サヨナラ弾)にこの言葉を用いて以来、球団全体の好調ぶりを指すようになりました。
緒方監督は、自身の長男や次女の口癖を参考に、造語化したと言っていたそうです。

その他、2016年は、こんなことがありました。

■マイナンバー制度の利用が開始
■SMAP解散騒動
■ポケモン GOの日本配信開始
■JR新宿駅南口地区にバスタ新宿がオープン
■熊本県益城町にて震度7の地震が発生
■主要国首脳会談が三重県の伊勢志摩で開催
■イチロー選手が日米通算4257安打を達成
■18歳選挙権施行
■リオデジャネイロパラリンピック開催
■女子レスリングの伊調馨が国民栄誉賞を受賞
■AppleからiPhone 7が発売
■新海誠監督のアニメーション映画「君の名は。」が大ヒット
■元プロ野球選手の清原和博が覚せい剤取締法違反で逮捕
■PlayStation VR発売

以上、自分のHISTORY~2016年音楽と美容について
でした。
自分のHISTORYは、あと2話で終わりにします。
今後は、美容家として、自分の推奨する美容を、
美・健康・ビジネス・社会貢献などの尺度から、発信していきたいと思います。

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