ドラマsilent感想まとめ
◆はじめに◆
とても簡単に、その回ごとにFilmarksに書き留めていたので
こちらに転載。
わたしにとって、2022年秋クールが始まる前は見たいドラマが沢山あって
忙しくなるー!と思っていたけれど
silentの初回を見てしまったら他のドラマを楽しめなくなってしまいました。
これは個人の気持ちなので、他のドラマも絶対面白そうだし評価も高いので
落ち着いたらFODで追いかけるつもりです。
そして、忘れてはならないことが
このドラマに出合って「無限まやかし」を運営している
大島さんと高野さんのお2人の考察や感想を聞く事で
このドラマを深く考える事や、演出する側の思い、脚本のすばらしさ等々を
知ることが出来た事。本当に幸せでした。
*感想の前に*
ただただ心鷲掴みにされました
2話の予告で少し救われました
恋物語だけでなく
これから描かれる病気のこと
家族や周りの大人達の
物語でもあると思う
何回も何回も観てしまって
今期はこのドラマしか観れないくらい気持ち持ってかれてる
このドラマは最後まで見届けます
*第一話*
「ヘラヘラ生きてる聴者の皆さん」
この言葉がずっと忘れられない
あと
最後のシーンTwitterで誰かが書いてて見直したんだけど
想くん2回くらい言葉を発しようとしてた気がする。そして覚悟を決めて手話で話し始めた気がします。これが演技なのか演出なのかはわからないけれど。
*第二話*
音の使い方が秀悦すぎる
スピッツもそうだけど
自然の音
電車の音
キッチンの水の音
特に最後の主題歌無音が怖いくらいに良かった。
あとは夏帆さん!
彼女は本当に凄い!
*第三話*
湊斗くんの思いが爆発して
引っ張られがちだけど
この回
1番辛いのは想くんだから
それにしても想くんの背中から声をかけるシーン
8年前のいたずらっ子な想くんの笑顔
仲良しだった高校時代のシーンからの主題歌subtitleは号泣でした
来週予告にサッカーをしているらしい予告があるから少し気持ちが晴れるけども
毎話泣いてる
*第四話*
何気に伏線が多いドラマで
解説とか考察も合わせて楽しんでるけど
だとしたら
あのLINEの返事をするシーンに赤信号で青になって横断歩道渡るシーン使う?って一人で怖くなってる。いやちょっと待てー!って思った。フラグだとめちゃくちゃ嫌だあって勝手に想像して泣くくらい湊斗くんの自己肯定感の低さは自分を見てるよう。
昔大好きだった人の(公式エピには愛していたと書いてます)親友とぬるっと、なんとなく付き合っちゃって3年ってね、紬は居心地の良さと優しさに惹かれてるんだろうけど、どこかで佐倉くんを忘れる事出来ずにいて 湊斗くんはかなり、相当頑張って自己犠牲すら厭わないくらい頑張ったんだろうなと(そんな簡単な事じゃないとは思うけども)でも2人の気持ちに気付いてしまってる。。
くぅぅ泣き疲れたのにまた見返してる
特にフットサルの昔のメンツに囲まれてのハイタッチは先生と一緒に泣いてたw
*epi ゼロ *
光くんが湊斗くんを慕うエピソードらしいのだけど、紬ちゃんと想くんの高校時代の濃い時間の話だなと受け取った。
初恋で両思いで朝から待ち合わせて放課後も一緒で話しても話し足りないから帰りたくなくて、明日もきっと朝から会えるのに幼い弟のこと放ったらかしにしても帰りたくない気持ち無茶苦茶分かる。
想くんが自分のせいでってつい言っちゃう優しさも(それを知らない光くんも)全部分かるエピソードだった(たった5分だけれど)
*第五話*
川口春奈さんがとにかく凄い
エピソードゼロとかでもあった高校時代と3年前の付き合い始めベットでの目覚めのシーンと別れた後のカフェでの凜とした紬ちゃん、全部違う。
とにかく凄いなと思った回でした。
あと、少し引きずって電話かけてくる湊斗くん全男子あるあるだと思った。女子はもう切り替えて頑張ろうと元気だよって強がるとかもあるあるで。
つい自分の過去が蘇ってくるような流れ
それにしてもあんな綺麗にお別れって出来るんだなと(そこ?)
好きなシーン
先生の「佐倉ダサいわあ」って顔見ながら言った後タブレットに向かってもう一回言ったシーン
あと紬ちゃんの友達の真子ちゃん大好きな女優さん藤間爽子さんのファミレスでのプレゼンシーン
居心地が良いことをぽわぽわって言い表してて好きだった。
*第六話*
この回は語るより見て感じろの世界
どんな言葉も足りない
壁作ってたのは
分かり合えないと決めつけて壁作ってたのは奈々ちゃんだった
好きだから怖い。
拒まれると今の関係なくなっちゃうから。だからずっと今のままで良いって思ってたのは奈々ちゃんの方だった。
好きな気持ち隠して
想くんはそれに気付いてた
けど言わなかった。想くんも1人になるのが怖かった。
誰も悪くないんだあ(号泣)
夏帆ちゃんの演技が素晴らしい
ちゃんと大学生だし可愛いし
ハンドバックに憧れ
夢の中での想との待ち合わせ
見て欲しい!マジで!
*第7話*
下手すると紬ちゃんの真っ直ぐさに違和感を抱いてしまうほどに歪んだ自分を知るような。そんな回でした。
奈々ちゃんがね、もう奈々ちゃんに傾いてるし奈々ちゃんみたいに静かに優しいお別れが出来なかった人生だった。
想くんはファミレスでの紬の質問に返した言葉、あんな辛辣な言葉を書いてしまうほど嫌な思い沢山(描かれているのはほんの一部)あったんだと思わされた。
妹の萌ちゃんから言われてたよね
「声で話しかけられると聞こえてるって勘違いしちゃう」聴者からするとこれが全てなんだろうと思った。その誤解から沢山の辛い思いを抱えて生きてきたから壁を作ってたし、奈々ちゃんと話せればそれで良いからって、あれはでも本心だったんだろうと思う。
湊斗くんも真子ちゃんも場面は少ないけど良いやつー😭
語り出したら止まらないけど
ラストシーン
紬の手を押さえて声を出そうとする想くんと紬ちゃんのシーンは…
観て欲しい!とにかく観て!
それしかないんこのドラマみんな観てー!
*第八話*
2組を対比させた今回
手話での会話がしんどい面倒臭い?
悩む紬ちゃんの言葉に
「どうすれば良かったんですかねぇ」って過去を振り返る春尾先生
しんどくないよって
一緒にいたいから一緒にいるだけだよと伝える事ができた紬ちゃんと
売り言葉に買い言葉で
しんどい面倒臭いって言ってしまった春尾先生
湊斗くんとの最初の居酒屋で言い放った
ヘラヘラ生きてる聴者の皆さんのくだり
ここで奈々ちゃんに言われてから
ずっと心の蟠りになってたんですね。
奈々ちゃんと春尾先生の大学でのシーンがとても良かった
手話教室で奈々ちゃんの背中に声をかけてしまって振り向かなかった奈々ちゃんと
大学の広場の階段で奈々ちゃんの後ろ姿に声をかけたら振り向いたあのシーンで涙が溢れて
紬ちゃんの「またね」に
照れくさそうにチョンって手のひらにタッチする場面(この手だけの画が好き!)
書き出すと止まらない…
紬ちゃんが実家に帰って親の真心のお裾分けを貰って実家に帰ろうと思った想くん
お母さん嬉しそうだった。
次回はツラい場面が多そうなので覚悟して観ます。
*第九話*
前半は苦しかった。
想君の抱えてた不安が爆発して
律子さんも何も答えられなくて
お父さんが無言でとんとんしてあげて
優しい家族ってこんななんですね
お姉ちゃんは結婚も出産も不安
親として律子さんはどうしても想くんが心配で優先してしまう。
萌ちゃんが末っ子なのに天使のようだったな。頭くしゃくしゃされてマジで髪がもわあってなったの可愛かった
なんやかや苦しくて切なかった回だけど
全てが浄化される柔らかな回でした。
湊斗くんきっかけで全ていい方向へ
それにしても!
あの!パンダのメモ!取り合って戯れあってる姿がさあ凡百脳なのでkissするんかと思ったわよwww
想くんと紬ちゃんはまだ付き合ってない事が判明しました。
そして春尾先生の8年振りだからねも気になる
CDが売れないと言われる時代に
こうやって歌詞カードも含めて
形あるモノってやっぱ良いよなと思わされる演出もめちゃくちゃ良かったです。
それにしても、書き出すと長くなるわぁwww
◆耳が聞こえるとか聞こえないとか◆
第9話では、生まれてくる赤ちゃんを心配する長女の心配が描かれていました。
この描写いったのかな。と観た時は思ったのだけど
「ヘラヘラと生きてる聴者の皆さん」という春尾先生の台詞を第一話に持ってきていたから、視聴者に問いかけているのだと思う。
これは、決して今そういう立場にある人を蔑むような台詞ではなく
それでも生きていく事に幸せはあるんだよと問いかけているのだと思う。そして、目が悪い人がメガネをかけるように手話で話す事もそんな風に当たり前の事になればいいねとの希望へ繋ぐ物語なのだと受け止めました。
*第十話*
ここに来て高校時代!
想は紬ちゃんが声をかけてくれるのを
音楽を聴いてる振りして待ってたんだって
そんな事を知ってしまうと余計に!余計に(T-T)
湊斗くんのラインの使い方が可愛いかったあ
高校時代みたいに呼びかけてた
あの振り向いたいたずらっこな想くんの笑顔が好きなんだなあ。
想くんにはちゃんとその文字で聞こえたんだと思うの。
だから、紬ちゃんの声だって...
そんなカンタンな事じゃないってわかるけど
わかるけど、
つむそうには幸せになって欲しいと願ってしまう。
2人なら乗り越えられるはず。
きっと空も飛べるはず!(いやそれ違う)
それにしても奈々ちゃんと春尾先生と湊斗くんの
あのやりとりは楽しかった。
良かったなあ。
湊斗くんも交えての伝わらない手話と伝わった言葉
あれで良いんだな。
思ってること伝えて。
伝わらなくても伝えたから
あのシーンは本当に良かった。
駅での8年ぶりの再会で全然伝わらなかった思いを
改めて手話を知って聞かされると
紬ちゃんもどうしていいかわからないって。
それは律子さんが答えられなかったのと同じ
どうする事もどうしてあげることも出来ない
でも、だから!って思ってしまうん。
好きにならなければ良かった…
想くん、紬ちゃんはね
前からあったものを無くしてしまった悲しみを分かりやすく例えとして
好きになった人に振られてしまって
こんなにツラい思いをするなら好きにならなければ良かったって思いませんか?
って春尾先生の問いに答えてるんです。
好きになって良かったって思います。って。
はぁ。。来週で最終回。
*最終回*
とにかく、良かった。
良かったしか言葉が出ない。
見終わってロスが始まるかと思っていたけど
2人の幸せなこれからを想像できる形だったから
目を閉じると、2人の笑顔が浮かぶくらい。
本当は一場面ずつ書きたいけど
とんでもないことになるし
もっと注目すべき点あるでしょ!って思うかもしれない
だらだらした感想です。
このドラマに出会えた事が幸せだったなと思えた最終回でした。
見ようと思ったきっかけはSnow Man箱推しで
川口春菜ちゃんが好きでというだけだったけど
夏帆さんも風間さんも好きだったけど
このドラマに出てくる全員の事が好きになりました。
特に、拓実くんと佐倉父! 他のドラマで見かけたら嬉しくなると思う。
物語は良い人ばかりではない人間味溢れる人達でした
少し拗らせている部分を持ち合わせている主人公達
想くん、紬ちゃん、湊斗くん、奈々ちゃん
涙の多かった彼らとの時間だったけれど
すがすがしいほどの笑顔が溢れる最終回でした。
好きだったのは彼らを見守る大人達のあたたかさ。
佐倉家の父、母、青羽家の母、そして古賀先生
最終話も しっかり彼らを見守っていました。
冒頭、第10話の続きのシーンでは
紬ちゃんが想くんの悲しみに対して
笑わない。話さない。電話しない。音楽聴かない。一緒にいたい。と書いたポストイットを見た想くん
何も返事できないままに部屋から出て行ってしまって。
(見ていて、え?ちょっとまって!伝えたいこと全部言葉にするって言ったじゃん。と想くんに対して少しイラッとする場面だった。笑)
想くんとすれ違った光くんが湊斗くんに連絡して
パンダがいっぱい入った紙袋を持って尋ねてくるって
なんか。光くんGJだし
湊斗くんが想くんの悪いところがあるとするとって
紬ちゃんに伝えてあげるたり
ふたりとも「紬を幸せにし隊」だし。
(真子ちゃんも背中さする練習しとくねって行ってらっしゃいって送り出してたし。)
湊斗くん、ちょっと大人っぽくなったようだった。
なんだろ3ヶ月前は26歳の設定???大丈夫?って勝手に心配してたけど
めちゃくちゃ大人な湊斗くんだった。
目立たないけど、拓実くんと他第一話の居酒屋チーム(同級生)が
ねえ、想まだ?ってフットサル場で想くんが来ることを楽しみにしていたこと。
ああ、フットサル続けてたんだ。って思えたし
楽しそうにサッカーして審判の笛が聞こえなくても
仲間がちゃんとサポートしてくれてたんだろうなあと
勝手な想像ですけど。
そういう風景が浮かぶ良きシーンでした。
2人の思い出の教室で待ち合わせて
黒板に思いを書くシーン
想くんが部屋で伝えられなかったことを伝える事が出来て良かった。
そりゃ、不安だらけだよ。
そうだよ。心配な事多いよ。
でも、一緒にいたい。その気持ちだけで乗り越えていけると信じてます。
それから、想くんはあの講堂で「言葉」という作文を読んでいた時に
紬ちゃんを見つけていたんだという事実!
そして、あの大人数の生徒達!
最終回にまた集めた??映画?ってくらい感動したシーンでした。
8年は長かったけど、2人のこれからが始まる最終回でした。
高校生の2人が日直で居残った黒板の前でのシーンは
ぜひぜひ黒板の影を気にしてみてください。
このシーンって製作スタッフからの「おすそ分け」なのかもしれないなあ。
最後に、佐倉家にメンカラの9個のスノーマンを飾ってくださった美術スタッフ様に
そして、この作品に携わってくださった全てのスタッフの皆様に
最大級の感謝を送りたいです。
(手話で拍手って手でキラキラキラってするのね)
ありがとうございました!
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