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より良く生きる

さてさて、今回は WILDIES‘ のきっかけでもある atelier FINE(アトリエファイン)さんのお話です😌

まだご存知ない人は、ぜひHPを覗いてみてください~!

詳しい説明は校長先生にお任せするとして、ここでは私がファインで感じたことを書いていこうかなと。

少し長いかもしれませんが、どうぞお付き合いくださいな。


アトリエファインでは先生方から学ぶこともたくさんあるし、子どもたちから学ぶこともたくさんあります。

「エミカちゃん、うさぎ描いてー」

5歳の女の子とのそんな会話からはじまり
「んーママに書いてもらったほうが可愛く出来るんじゃない?」
「え〜そうなん?」

「絵下手だからな~」(下手だけど嫌いなわけではない)
と言おうとして、これってどうなんだろうと躊躇いました。

私が言った言葉を受け取ったら、その子は
じゃあ絵が下手なら書いちゃいけないの?
と思ってしまうかもしれない。

きっとその子にしたら
「可愛いうさぎ」をかいて欲しかったんじゃなくて
「私に」うさぎを描いて欲しいんですよねきっと。

私自身、子どもの頃は絵を描くのが好きだったけれど、同級生に馬鹿にされたり、授業で上手い下手で評価されるようになってから

「 下手だったら描いちゃいけないんだ 」

と思ってから、ほとんど絵を描かなくなりました。

だから自分が「下手だから」を理由にしてしまうと、私の何気ない一言だけれど、こどもにとってはとても重い一言になるかもしれないなと。
そう思うようになったのも、
アトリエファイン専門コースの自習中に耳にした

「えー、だって下手だもん。」

という言葉。
あ、すごいわかるな〜それ。と思いながら聞いてました。でも、その言葉に対してどの先生も、

「上手い下手は関係ないよ。
自分が描きたいものを描けばいい」

と言います。

あ、下手でも描いていいんだな、って。
絵に限らずやりたいことなら下手とか関係なくやっていいんだ。
って気持ちが軽くなったのを今でもものすごく覚えています。


上手い下手とか外から見たものじゃなくて
中に何が含まれているのかが大事で、
何かを伝えたいなら、
自分の中に言いようのない何かが溜まっているのなら
言葉でも絵でも音楽でもダンスでも
表現すればいいんだって。

アトリエファインで学んだことが私の全てを再構築したのではなくて、
「自分」をベースにして、どんどん枝分かれして繋がって広がっていく。
物事の捉え方、その幅を広げる手伝いをしてくれる。
こんな生き方があるんだとか
自分のできることの幅を広げるイメージだなあと。

そして社会人になって思うことは、
高校生までの子どもたちにとって
周りの大人の影響は思っている以上に大きくて。
先生なんて、親の次に近い存在で。
なんでも吸収するスポンジみたいな、こどもたちにとって
何気ない一言がその子の人生を一変させてしまうことだってあり得る。
良い意味でも悪い意味でも。
そう思うから、そんなこどもたちを育てる親御さんや
先生や指導者の人たちはすごいなと思うのです。

私は先生でもないし、伝えられることはきっと少ないけれど
バイクや旅、本とか私が豊かになったものの話をして、誰か何かのきっかけになればいいなあ。


エミカ

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