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ひきこもり人権宣言について、そして自立生活運動及びどうやって暴力的「ひきこもり支援」施設から身を守るか【後編】

⭐︎以下の文章は、先月末のTwitterスペースを編集した動画を文字起こししたものです。⭐︎

◯前編と中編の振り返り

ちょっと、前置き(前編)と(中編)の振り返りをしますと…

この前、ひきこもり人権宣言を作りまして、それに派生したお話なんですけれども、暴力的「ひきこもり支援」施設からどうやって身を守るか?日々考えている訳なんですけども

そこで、かつてですね、1960年代、70年代に身体障害者の人が自立生活運動をしてですね、自分たちの支援の費用なり、まあそういう権利を勝ち取った自立生活運動っていうものがありまして、それと同じようにですね、ひきこもり当事者もですね、そういった、自分たちの権利を主張していく運動が必要ではないかと

どういう権利かと言うと、暴力的「ひきこもり支援」施設、まあ、引き出し屋とかそういった、拉致されたりですね、そういった暴力から身を守る権利というかですね、そういうのを今実際に持ってないわけなんでね、勝ち取っていくために、運動をしていく必要があるんじゃないかと

そして中編はですね。ではそのためにはっていうことで、今ちょっと話題になっている、「こども庁」と「こども家庭庁」のですね、ちょっとお話を致しまして「こども家庭庁」じゃなくてね、「こども庁」を、っていうお話がある訳なんですけど

まあ、あれと同じようにですね、ひきこもり家庭の支援ではなくて、ひきこもり当事者の支援をしてほしいっていうことです。まあKHJが自民党のプロジェクトチームにひきこもり基本法っていうのを要望したりしていて、まあ、その中に暴力的「ひきこもり支援」施設対策みたいなものも入ってるんですけれども

要望を出している主体はですね、ひきこもりの家族の人たちなんですよね。で、それで本当に当事者が身を守れるかっていうと、不安では?それはちょっとどうか?というのが率直な私の意見で

なぜかと言うと、まあ「こども家庭庁」と「こども庁」のようにですね、実際、引き出し屋なりそういう暴力的施設をですね、利用というか依頼するのは家族な訳ですね。まあ、家族が悪いって言いたいわけではないんですけれども、実際、当事者が身を守ることを考えた時に、今のままでいいのか?今のままではまずいだろう、と

で、後編はですね、補足で言いますと、引き出し屋なり暴力的支援施設の実態なんですけれども

◯暴力的「ひきこもり支援」施設のコスパ

あ、それでね、今日ね、あのー、熊谷晋一郎さんのお話を、なんかセミナーで、國分功一郎さんと対談してて、それをちょっと動画を見たんですけど、そこで熊谷先生がですね、仰っていたのが、

その、身体障害者の自立生活運動っていうのは、えーと、当時の時代背景的なというか、後押しがあったっていうことを仰ってて。社会の側から。

一つはその、「コスパ」って仰ってましたけど、実際に身体障害者の人が、それまで、自立生活運動以前にやらされてたような、「リハビリ」…いわゆる普通の人に近づける為の訓練みたいな。まあ例えば自分で着替えられるようにですね、一日6時間とかリハビリさせられたとかっていう歴史があるみたいなんですけど

それのコスパ、コストとパフォーマンスっていう事で、そんな多大なコストを払っても、結果として、普通の人のように着替えができるようになるかとか、そのコスパを考えた時に、非現実的というかコスパが悪すぎる、なのでそのコスパがいい、現実的にいい方というか

リハビリなんか役に立たないと。それであれば、同じ税金使うにしても本人の自立生活を金銭的に、支援員を雇うお金とかですねそういったコストを保証しちゃった方がはっきり言ってコスパ的に良いっていうような社会背景があったみたいな。それがまあ後押しになったって仰ってたんですけど

そのコスパ的な面から見て後押しがあった、とあと他に、ちょっと幾つか仰ってたんですけど

そう考えると、暴力的「ひきこもり支援」施設のコスパを考えようって思った時に、これはですね、実際のところ、コスパは測れないんですよね。

◯暴力的「ひきこもり支援」施設のパフォーマンスはカモフラージュ

なぜなら暴力的「ひきこもり支援」施設っていうのは嘘をつくから。これだけ訓練して、これだけ効果が上がっていますという事を嘘をつく。過大に報告する訳ですね。

例えばホームページとか見たら、97パーセントの就職率とか言ってますけど大嘘です。間違いなく。絶対に嘘だし、そんなことは起こりえません。まあ、最近ね、報道されたりして、皆さんご存じかもしれないですけど、実際には、ただ、親子関係の信頼関係が断絶するだけで、あと本人の自立もね、もう、人を信じられなくなります。PTSD、二次障害的な事であったりとか。

もう悪化するだけなんですよね。そういう真実は言いません。暴力的「ひきこもり支援」施設、引き出し屋とかっていうのは。はい、これだけ働けるようになりました、とか言って、まあ自分のですね身内の何か、就労支援施設なりにはっきり言って、安い賃金で働かせて

それで就職、働けるようになりましたとか言ったりとか、なんかとんでもないことしか言わない、もうイカサマしか言わないんで

これはね、実際にコスパを測るっていうのは無理なんだけどね。なので、そういう、(コスパを)証明することは無理なんですよね。実際に被害者の話を聞くとかしてだんだん分かってきた事なんですけれども。

なので、コスパ的にはもう本当に悪過ぎるって言うことが真実なんです。なので、そういう面から考えても、この暴力的支援施設からいかに被害を防ぐかっていうのは、引き出し屋側は嘘しか言いませんから

「カモフラージュ」っていうかね、いかに自分たちが立派な支援ができるかっていうことをですね、大嘘なんですけどそういう良いことしか言いませんから。で、家族の人は藁をもすがる思いですから信じちゃうというかですね。

◯結語

家族が悪いって言いたいわけではないんですけど。本当に家族も苦しんでいるわけですから。もう藁をもすがる思いでいるところにつけ込んでくるわけなんですね。暴力的施設っていうのは。そういう大嘘をついて。

なので今、その対策を考えている訳なんですけれども。そういう面から言ってもとにかくコスパが悪い。

なので、まあ当事者を本当に暴力的支援施設から守るためには、そういう真実から見ても、やはり自立生活運動じゃないですけどもやっぱり当事者が声を上げていかなければいけないと…

家族の支援も大事ですけれども、それはあの、暴力的支援施設から身を守るっていう意味においては難しい、家族の支援って考えると、どうしても当事者の支援とはちょっと異なる部分があるので

なので、このひきこもり人権宣言なりですね、ひきこもり当事者が自分たちの権利を主張して勝ち取っていくことが必要ではないかと。

まあ、そういうことが言いたい訳なんですよね。

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