![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/12099039/rectangle_large_type_2_71245298398c3bc3f3a908fbab5335da.jpeg?width=1200)
ひきこもりと無差別殺人は関係ない。無差別殺人にどう対応すればいいか。
ひきこもりと無差別殺人をする人はなんの関係もないという事はもちろんそう。
ひきこもり状態にいなかった無差別殺人犯は他にたくさんいる。ひきこもり状態だった無差別殺人犯の方が数としては圧倒的に少ない。
熊沢元事務次官による事件に関連して、
以下のツイートを見てなるほどと思った。
(以下ツイート引用)
附属池田小事件の犯人は、自分を虐待していた実父が、連続幼女誘拐殺人事件犯人の父のように自殺するのを望んでいたとのこと。凶悪犯の中には、自分が世界から恐れられ認知されることや自分の家族親族が苦しむことが、動機であり喜びである者もいる。やまゆり園事件犯人もそうだ。 https://t.co/u9DgcoSnjO
— mipoko (@mipoko611) May 29, 2019
自分自身の「何者でも無さ」に耐えきれなくなって、「何者かになりたい。褒められようが貶(けな)されようが関係なく、とにかく大勢の人々から自分の存在を指差される何者かになりたい」と恋いこがれる状態におかれた人間がいるということでしょうか。 https://t.co/7m2OyZ1VK3
— Method of L and R (@GORO_78Q10) May 29, 2019
加害者に向けられる激しい憎悪も罵倒大会も親族批判も、自死した彼が心から願ってやまなかったものである可能性を考えてほしい。実名報道なんて最大の報酬かもしれない。絶対的な批判と絶対的な承認の区別がつかない人間が世界には一定数存在する。
— 斎藤環 (@pentaxxx) May 29, 2019
自爆テロの見返りは社会へのインパクト。この「憎悪祭り」を羨むものが続発する可能性を最小化しなければならない。
— 斎藤環 (@pentaxxx) May 29, 2019
(以上)
ひきこもりと無差別殺人を一緒にしたがる人には、
以上のツイートにあるように、無差別殺人を起こす人の心理を知ろう、と言いたい。
それを知ればもし無差別殺人が起こってしまった時、報道関係者や一般の人はどういう対応が一番良いかわかるはず。
そしてもし我が子が無差別殺人をする危険性があると感じたら…
誰かに相談する、心理の勉強をする、もしくは家庭内暴力対応の勉強をして実践する、等たくさんあるのでそうしてほしい
…でも現実的にはおそらくそういうのって知識として知っていてもすぐに効果はあらわれない。
現実的に一番効果があらわれやすいのは、我が子と別々に住む事、だと思う。
ひきこもり自助グループ関係者として色々なケースみてるけど、個人的にはそれが一番効果があらわれやすいと思う。でもゼッタイに暴力的「ひきこもり支援」施設に我が子を預けてはいけない。一人暮らしさせるとか、我が子が安心して生活できるような住居・環境に暮らさせるとかが良い。とりあえず。
そしてできるだけ早く親の会に行こう。親の会に行ってから我が子と別々に住んでもいい。
追記(2019.6.4)
「我が子と別々に住む事」について詳しい斎藤環先生のツイート
成人した息子の家庭内暴力に悩むご家族向けに、20年前に書いた文章ですが貼っておきます。私は自分が相談を受けても、ほぼこの通りの対応しかしません。これでだいたいおさまります。https://t.co/OOeoHK6FHQ
— 斎藤環 (@pentaxxx) June 4, 2019
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?