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ドット絵を習慣化するために私が取り組んだこと

はじめに

本記事は Muscat 様主催の「ドット絵 Advent Calendar 2021」に向けて書いた記事です。素敵な場を設けてくださりありがとうございます。私は他の皆様が書く記事はどれも刺激的で良い知見になると存じます。私の書く記事もどなたかの役に立ち、良い刺激となれば幸いでございます。
また、同時に「裏ドット絵 Advent Calendar 2021」も開催されております。そちらも刺激的で魅力が満載であることと存じます。

本記事について

本記事は私が「ドット絵を描く」という行為を習慣化するために取り組んだ行動や思考などを 一個人の経験談 として書いた記事です。そのため、本記事を読めば簡単に習慣化出来るようになる!という内容ではありません。ご了承の上お読みください。
また、本記事は「ドット絵を練習したいけどうまく習慣化ができない」という悩みを抱えた人に向けた記事です。そのため、意欲的に毎日ドット絵を描いている方々から見れば退屈な記事になります。ご容赦ください。

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目次

1. 習慣化のイメージ
2.0. 習慣化する
2.1. 目標の設定
2.2. 時間の捻出
2.3. 実行
2.4. 目標の再設定
3. 習慣化できた後の心構え

1. 習慣化のイメージ

現時点であなたが習慣化できていることは何がありますか?例として、炊事、洗濯、掃除などを挙げることができます。これらは帰宅し就寝までの間に処理するでしょう。面倒くさく感じても処理しているはずです。私は極度の面倒くさがりなので、翌朝の自分にすべてを託すことがよくあります。投げ出さずにできている皆さんは偉いです!とても偉い!!さて、これらの習慣には大事なことがあります。手順が決まっている ことです。手順が決まっていれば面倒だと感じていても深く悩むことなく処理することができます。実際にやろうと思った時点から手を動かすまでの間に悩む時間があると、最初の一歩を踏み出しにくくなると私は感じます。そのため、作業の手順を事前に定めておくことで、やろうと思った時点で 悩むことなくすぐに行動に移す ことが可能になります。
さてここで、習慣化するイメージについて一つ例を出して説明をします。「歯磨き」です。今となっては当たり前のように出来るであろう「歯磨き」、あなたはどのようにして会得しましたか?自力で会得した猛者がいるかもしれませんが、多くの方は親から教わったものかと存じます。これから出す例は親から教わる場合の例です。

「歯磨き」を会得するまでの流れ
親に歯を磨いてもらう
自分で磨き、仕上げを親に磨いてもらう
親の認可を受けたのち、自分だけで「歯磨き」を完結させる

概ねこのような流れになると思います。「歯磨き」をいきなり自力で会得するのではなく、最終的に自分で出来るようになるため少しずつ目標を設定し調整していきます。上記の場合、親から自分へ目標を調整していますね。習慣化は 最終的な目標 とそれを達成するために必要な 小さな目標 をそれぞれ設定し、小さな目標を堅実にこなしていく ことで実現できます。小さな目標が達成出来たら 小さな目標を再設定 し、今度はそれをこなしていきます。この 小さな目標の周期を繰り返す ことで 最終的な目標へと近付き 、遂には目標の達成へとつなげることができます。このようなイメージをもつことで習慣化するまでの敷居が低くなると思います。

2.0. 習慣化する

前項で説明したイメージを持ったうえで私はどのようにドット絵を習慣化した手法を紹介します。本記事について でも説明いたしましたが、本記事は私の経験談を書いた記事です。ご承知おきください。

2.1. 目標の設定

ここでは前項で説明した 小さな目標最終的な目標 について詳しく掘り下げていきます。
私は 毎日ドット絵を描く最終的な目標に設定 しました。当然のことながら当時の私は毎日ドット絵を描く意欲などありませんでした。そして私はこの最終的な目標を 達成可能な水準まで分解 しました。そして分解した結果を小さな目標に設定しました。

最終的な目標 を分解
パソコンを起動する
絵を描くソフトを起動する
新規ファイルを作成する
簡単な線や図形を描く
絵を描く

幸いなことに私は毎日パソコンを起動する習慣があったため、パソコンを起動する は達成出来てました。そのため、私は絵を描くソフトを起動するを 小さな目標 に設定しました。パソコンを起動した際、絵を描くソフトを起動して閉じる。数日はこれだけを行っていました。無駄な動作かもしれませんが叩き台としては充分すぎる内容です。偉い!このように小さな目標は「そんな簡単なことからやるの?」という部分まで そんな簡単なことからやるの?」という部分まで 細かく分解する と良いでしょう。今の自分が 無理なく毎日こなせる作業 が分解の着地点です。
また、小さい目標はなるべく具体的に決めると良いでしょう。「直線と斜線を2本ずつ」「円を3つ」「32*32サイズの鳥を1つ」のように 何をどれだけやる を明確にしましょう。具体的に決めておくことで、ここまでやれば良いという明確な指針が定まりやすくなります。

線を描く練習で参考にしたサイト
1日目:ドットで線を描く(直線、弧、接線)
上記サイトの下部に記載されている ■課題 項目にある練習方法が大変勉強になりました。毎日これをこなすだけでも相当成長できるはずです。

2.2. 時間の捻出

目標を設定できたら次に必要なことは時間の捻出です。日課に新しく項目を増やすわけですから、当然のことながら他の時間を削って作業時間を確保する必要があります。何を削りましょう?これは 自分と相談 するしかありません。生活をする上で必須ではない作業目標を達成するためには不要な作業 の二項目を判断基準にすると決めやすいかもしれません。どうしても削る時間がないくらい多忙な人は諦めましょう。無理に詰め込むとかなりの負荷がかかります。たとえそれが無理してまで達成したい目標であってもまずは私生活の改善を優先しましょう。
私は折角の機会にと惰性で続けていたスマートフォンゲームを軒並み消しました。その選択が良いか悪いかは自分にしかわかりません。周りからは勿体ないと言われました。しかし私はこれ以上怠惰的にスマートフォンゲームをやる時間の方が勿体ないと思いました。そのためスマートフォンゲームを消すという選択を取りました。この選択の良し悪しは今もわかっていません。しかし最終的な目標である毎日ドット絵を描くは達成できたので結果だけをみれば良い選択だったのかもしれません。

2.3. 実行

目標と時間を入手できました。あとは実践あるのみです。設定した小さな目標をこなしましょう!小さな目標を達成するためにやるべきことは 目標以下でも以上でもいけません設定した目標だけを確実に 行います。もし仮に「絵を描くソフトを起動したからついでに絵を描くか」と思ってもそれを実行してはいけません。語弊がありますね、いけないことはないです。がしかし、目標以上のことをやる場合 習慣化するための目標達成とは切り離して ください。次項 2.4. 目標の再設定 でも詳しくお話しますが、「楽しい」とか「もっとやってみたい」という気持ちで目標を進めることは危険だと私は考えます。

2.4. 目標の再設定

ここでは小さな目標を再設定する判断基準について解詳しく掘り下げていきます。目標の再設定は次の小さな目標へ進む場合と前の小さな目標へ戻す場合に行います。下記条件を満たしている場合は目標を再設定します。

次の小さな目標へ進むための判断基準
目標が容易に達成できる
目標達成に楽しさを感じない
前の小さな目標へ戻すための判断基準
目標が達成できない
目標達成に苦しさを感じる

ほとんどの判断基準は解説不要なものでしょう。しかし「目標達成に楽しさを感じない」が次へ進む判断基準として列挙されていることには違和感を覚えるかと存じます。創作活動において「楽しむ」という気持ちは非常に大切なことです。しかし「楽しむ」気持ちを原動力にしていると、もしその活動が「楽しくない」と感じた際に創作活動が続かなくなる恐れがあります。そのため、目標の実行時には 「楽しい」という感情を自分から切り離す とよいでしょう。何も感じぬようただただ無心で目標を実行しましょう。無の境地に至りましょう。それでも「楽しい」気持ちが湧いてくる場合は、目標以外の創作活動にぶつけましょう。「楽しい」気持ちが溢れた日の私は、目標であったドット絵とは別に新しくドット絵を描いていました。
目標の再設定が出来たら、前述 2.2. 時間の捻出 に戻ります。そしてまた同じように実践していきましょう!

3. 習慣化できた後の心構え

習慣化できましたか?偉い!!!!
目標が達成出来たら 自分を褒め称えましょう声に出して 自分を褒めましょう。皆さんご一緒に 偉い!! 。この 自分を褒めること意欲を保つための秘訣 だと私は考えます。あなたは習慣化をするために多くの取捨選択をしてきたはずです。その選択を褒めてあげられる存在は自分しかいません。なので、自分のことはどんどん褒めてあげましょう!
また、もし継続が厳しいと感じた場合は、決して無理をせず一度目標を見直してみましょう。目標を高くすることは良いことですが、続かないことには意味がありません。堅実に少しずつ目標を高くしていきましょう。たとえ遠回りでも、たとえ成長が遅くても、継続して作業を行えばそれは確実に自分の力となります。なので、焦る必要もありません。すぐに結果を求める必要もありません。自分の歩幅でゆっくりと歩みを進めていきましょう。

おわりに

ここまでお読みいただきありがとうございました。本記事をきっかけにドット絵を描く人が増えたら私は嬉しいです。
ここで私の話を少しだけ。私は 2020 年 5 月に Twitter アカウントを開設しました。そして習慣化のために取り組んだ #2bit鳥 は 2020 年 10 月に開始しました。今回の記事ではこの空白の 5 ヶ月の間で私が取り組んだことを書きました。
最後になりますが、私の思料を文字に起こすことは結構大変でした。表裏一体の苦楽と共に私は本記事を仕上げました。偉いぞ、ほわいとわいと!偉い!!そしてまた私は懲りずに怪文書を認めるかもしれません。その際はまた読んでいただけると嬉しいです。

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