自己紹介と、本ブログの趣旨


*当ブログは医者・医学生向けの、”内輪ネタ”を扱います。内輪ネタゆえ、非関係者からは不適切、不謹慎に見える表現を使用します。医療の非関係者にはブラウザバックを推奨します。


 私は地方の若手医師です。地方にある多忙な中核病院(いわゆるハイパー病院・野戦病院)で初期研修を終えました。その後別の病院で勤務したところ、そこの研修医にびっくり仰天。ハイポ病院(初期研修医にとって仕事が少なく楽な病院)だからかなんなのか、医師としての能力や知識、姿勢が全然身についていないし、その上社会人としての礼節もなってないときた。別に私がエリートなどと思っているわけではなく、なんなら人のことを言えたものではありません。ただ、初期研修をする病院によってこれ程差がつくものかと愕然としたわけです。

 さて、このハイポ病院の初期研修医(以下ダメ研修医)は、実力がつかないことを承知した上で入職したのでしょうか。仮にそうだったら一刻も早く医者を辞めてほしいですが、問題なのはそうでない場合です。つまり、医師として成長したいと思い、そうなれることを期待して初期研修病院を選んだにもかかわらず、実はハイポ病院だったためダメ研修医になってしまう、というパターンです。さらに怖いのは、自分がダメ研修医という自覚が無いという場合です。運転にちょっと慣れた運転手くらい怖いです。患者の命が危険にさらされるわけですから。

 実際、医学生にとって初期研修病院選びは難しいんですね。何を基準に選ぶべきかわからず(巷に信頼できる情報があまりない)、病院見学に行っても当然そこではイイコトアピール全開であり客観性に大きく欠けます。だから見学の時の雰囲気や根拠の不確かな噂などで決めたりするんですね。小生も困ったものです。

 というわけで本ブログでは、医学生は如何に初期研修病院選びをすべきか、初期研修医は初期研修中に何を学ぶべきかなど、主に医学生と初期研修医に向けて僭越ながらメッセージを伝えたく思います。また研修医指導に困っていらっしゃる指導医・研修担当の先生方にとって、なんらかの参考になれば幸いです。

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