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ウリエル杯5th テキストカバレージ Vol.5 決勝Round1:中堅戦「ダゴン・カルテル」Mari vs「ニュー杯運営?」げぼねこ

「ウリエル杯5th」のテキストカバレージもいよいよ折り返し地点となった。
残るは決勝ラウンド3連戦。ここで負けたチームは、ウリエル杯からは事実上の脱落となる。
決勝ラウンドへ上がることができたチームは、以下の通りだ。

1位:ダゴン・カルテル
2位:地方民
3位:サルゴリラチンパンジー
4位:地元勢
5位:Z/X上手くてすまないね^^
6位:チームサティスファクション
7位:ピラミッド
8位:ニュー杯運営?

ウリエル杯ベスト8チーム

今回の記事では、これらのベスト8戦の中から、「ダゴン・カルテル」Mari選手、および「ニュー杯運営?」げぼねこ選手の対戦をお届けしよう。

チーム名のひとつに目を引くものもあるが、ここではあえて触れないことにしておく。

閑話休題。

今回フィーチャーさせていただく両者は、ともにゼクスの大会に久しぶりに参加しているとのこと。
特にMari選手においては、山口県から遠路はるばる大阪へ来てくれた、心優しきプレイヤーだ。
九州地方における軍師杯の主催をしていることでも有名だ。

対するげぼねこ選手は、もともとニュー杯の主催を名古屋でしていたが、転勤の都合で主催を同じチームのアルティ選手へ引き継いだという経歴を持つ。ここ最近は別のゲームで遊ぶことが多かったようだが、今回のチーム戦を機に自身の相棒を携えて参戦してくれた。

偶然か、はたまた必然か。両者ともゼクスの非公認大会の主催(元含む)同士の対決。
チームの勝利をかけて、互いの意地をぶつけ合う。

それでは、対戦をはじめよう。

ゼクス、アクティベート、イグニッション!!


試合は、げぼねこ選手の先攻からスタート。
リソースを置いて、「哀願を憐れむアスツァール」を5番にプレイ。

その登場時効果で、デッキトップの3枚から、「ユニバース・プリンセス」を回収。ゲートの効果でドリーム・キーを1つゲットしてターンエンド。

げぼねこ選手の相棒とは、【無単アスツァール】。無色でありながら、その豊富なリソース確保手段と、専用イベントである「ユニバース・プリンセス」を用いて盤面を制圧できるほか、強力なシフトを用いて相手の行動を制限することに長けた強力なデッキである。

「約束<ユナイトアーク>」にて、ユナイトイベントやユナイトアイコン、無色の約束イベントを得たことも追い風であろう。さらに、チーム戦での構築制限に大きく左右されることがなく、自身のデッキを構築することができる。チーム戦にはもってこいのデッキだ。

Mari選手はターンをもらい受け、後攻1ターン目がスタート。
Mari選手の持ち込んだデッキは【白青緑イノセントスター】。環境屈指のデッキパワーと制圧力を持つ、環境最強と言っても過言ではないデッキである。ここでリソースに置いたのは「百戦錬磨 クイックドロー」。しっかりミラーも意識しての構築のようだ。

Mari選手はスタートカードの「光輝の名乗りイノセントスター」で5番の哀願を攻撃し処理。空いた5番に「優麗なるリベンジャー カスガ」をプレイ!

カスガでは攻撃せずに、《起》効果をプレイし手札を整えていくMari選手は、これでターンエンド。
リソースにはスタートリソースである青、緑、そしてクイックドローの赤の3枚のみ。肝心の白のカードが置けていないMari選手は、ここからリソースに白のカードを確保できるか。

げぼねこ選手の先攻2ターン目。
手札にはブースト札がない様子のげぼねこ選手。ひとまずスタートリソースの効果でPEXを有効化。そのまま再度5番に哀願をプレイ。公開された中から、3枚目の哀願を回収するげぼねこ選手。公開されたカードの中には「混沌にして渾沌の邪心」が。しっかりと新システムを導入しているようだ。

ゲートの効果でドリーム・キーを回収してターンエンドするげぼねこ選手。ここでリソースを伸ばせなかったのは痛い。

Mari選手の後攻2ターン目。ここでなんとかリソースの色を整えていきたいが・・・手札から置いたのは2枚目のスタートリソース。ここでも白いカードをリソースへ置けず。
メインフェイズへ移行し、ひとまずPEXを有効化。そのまま流れるように手札から「世界を超えた約束 あづみ」をプレイ。

石動北杜≪舞装≫テクネチウム」を1番へ招来!5番の哀願もバウンスにて処理する。
招来したテクネチウムでスタートカードの「忘却を笑う墓標ゴルゴース」へ攻撃し破壊。テクネチウムの能力で、Mari選手は2枚の手札を増やしていく。

手札を6枚まで伸ばしたMari選手は、ここでターンエンド。

左:げぼねこ選手
右:Mari選手
後攻2ターン目終了時の盤面

げぼねこ選手の先攻3ターン目。ゴルゴースの破壊が、吉と出るか、凶と出るか。

リソースを置いて、イグニッション。ここでげぼねこ選手は、見事「華麗なトリックスター アスツァール」をオーバードライブ!

条件を満たしていないため、トークンを生成することはできないが、貴重な得点源であり降臨素材にもなれるかもしれないこのターン、しかもゴルゴースがチャージにあるこのタイミングでのオーバードライブは大きい。5番へプレイされる。

メインフェイズへ移行。チャージにあるゴルゴースの効果を使い、トリックスターを破壊してテクネチウムを破壊。「異形の落とし仔」トークンを7番へ顕現する。

ここでげぼねこ選手は、5枚のリソースをスリープ。
幻夢郷デュナミスよりプレイされるのは、「プリンセス ク・リト」!!!2番へ配置される。

覚醒条件で手札の哀願を捨てて、登場時効果で2ドロー。さらに盤面に哀願を手札より5番へ踏み倒す。
その登場時効果で、デッキトップの3枚を公開。げぼねこ選手は、その中からついにアークゼクスである「混沌の支配者 アスツァール」を回収する。

げぼねこ選手は、ライフを詰めようと落とし仔で攻撃・・・しようとするも、Mari選手の残りリソースを見て手を止めて巻き戻す。
現状の盤面では、イデアドライブをケアできないげぼねこ選手は、「プリンセス ク・リト」に「【顕誓『炸裂愛好』】ニャルラト」をシフト。

相手の行動を阻害してターンエンド。手札超過と、盤面へ踏み倒した哀願がそのままトラッシュへ送られる。
ここでのイグニッション封じは、Mari選手の上振れを封じる強力な一手。
Mari選手はここからどう攻めに転じていくのか。

先攻3ターン目終了時の盤面

Mari選手の後攻3ターン目。
しっかりと手札に白いカードを引けていたMari選手は、リソースに白いカードをセット。
イグニッションができないMari選手は、そのままメインフェイズ。
Mari選手は、緑のカードを1枚スリープ!プレイするのは「バタフライドミネーション」!!!!!!!!!


ここで伝説指定のカードを引けていたMari選手。手札から白のカードを置き、アークゼクスのプレイ権を先に得ることに成功する。

スタートリソースの効果を起動し、Mari選手の手札から、満を持して「極煌明星竜 イノセントスター」が9番スクエアへ登場!!!!

極皇明星竜が出てしまえば、あとは盤面を制圧していくのみ。
ここからは、Mari選手のステージだ。

Mari選手は極皇明星竜のプレイ登場時効果で5番に「ニノ&クシュル」を登場。

共闘カードの能力で、リソースから「あがめよー。」をトラッシュへおいて、リソースを2枚ブースト。しっかりとトラッシュへイベントを貯めていく。

そのまま共闘カードで2番の「プリンセス ク・リト」へ攻撃し破壊。げぼねこ選手はシフトしていた炸裂愛好の効果は使用しないことを選択。共闘カードの能力でさらにリソースを伸ばすMari選手。

極皇明星竜へ絶界を付与すると、Mari選手はそのまま《起》効果のプレイを宣言。トラッシュより再びプレイされるは「世界を超えた約束 あづみ」!別次元デュナミスより、「各務原あづみ Unite<R>」が6番へ招来する・・・!

約束の効果で7番にいた落とし仔が消滅。あづみの登場時効果で未来を確認デッキトップを操作すると、そのまま《起》効果をプレイ。1ドローの後、確定されたイグニッションにて「優麗なるリベンジャー カスガ」をオーバードライブ!!!1番へ登場。

Mari選手は登場したカスガ、あづみ、名乗りの3体を降臨条件に、「退廃の神姫 ナトコ」を8番スクエアに降臨!!!

チャージ1枚をコストに、ライフを2点回復して、ライフからカードを2枚手札へ加えていく。イノセントスター定番の強力なプレイングだ。

ナトコの《起》効果で、チャージよりカスガが再び1番へ。カスガでげぼねこ選手のライフへ手をかける!げぼねこ選手はこの攻撃をライフで受けることを選択。ダメージによりチャージが1枚増えていく。

Mari選手の手は止まらない。
今度は、チャージにいた名乗りの《起》効果をプレイし、3番へ名乗りを配置し再度ライフへ攻撃。げぼねこ選手はこの攻撃もライフで受けるしかなかったが・・・


このダメージにて、「零れ落つ蜜月バイヤッハ」がオーバードライブ!
ダメージが帳消しとなり、げぼねこ選手のライフは再び3点に。バイヤッハは2番に配置される。

残るリソースは3枚。Mari選手は、白を含むリソースを2枚スリープし、スタートリソースの2回目を宣言。
7番へ、2枚目の極皇明星竜を登場させると、4番へ「光輝竜【秩序】イノセントスター」をプレイ登場時効果で踏み倒し。

ここで、2枚目の極皇明星竜の効果で、トラッシュの「あがめよー。」をプレイし、デッキトップより3枚目の極皇明星竜と、「あがめよー。」を手札へ加えていく。トラッシュのイベントは3枚のため、自壊効果は使えず。

Mari選手はそのまま盤面をより強固なものにするため、デュナミスへ手を伸ばす。
9番の極皇明星竜へ、「ドラミコクインテット ニノ」をシフト。

デッキトップにあった、最後の極皇明星竜を手札へ加えていくMari選手。手札にはしっかりと「ケット・シーの市場」を抱えている。

げぼねこ選手は、そのカードの存在に思わずため息を漏らす。

Mari選手はこれでターンエンド。手札超過で、手札に抱えていた「あがめよー。」をトラッシュへ捨てていく。
相手へのカウンターもしっかりと用意するMari選手。げぼねこ選手、どう立ち向かっていくのか。

後攻3ターン目終了時の盤面

げぼねこ選手の先攻4ターン目。
リソースを置いて、イグニッション。試行回数2回目で、再びバイヤッハをオーバードライブすることに成功するげぼねこ選手。そのまま空いている6番に配置。

メインフェイズ。げぼねこ選手はひとまずチャージにあるゴルゴースの効果をプレイし、6番のバイヤッハと4番のアルターブレイクを破壊。4番に落とし仔トークンを顕現するところまでプレイを進めていく。

ここで、げぼねこ選手は長考する。
効果が使用できる極皇明星竜が2体盤面にあり、かつ1体は絶界が付与されている。さらにはドラミコクインテットでプレイが予想される市場、トラッシュの「あがめよー。」と白約束の存在がげぼねこ選手の頭を悩ませる。

自分の盤面の情報を整理し、そこから導き出される結論は・・・?

げぼねこ選手は、デュナミスを手に取り、2枚のリソースをスリープ。
デュナミスから、「心躍る無窮の約束 うらら」のプレイを宣言!!!


混沌にして渾沌の邪心」ともう1枚の手札をコストに、デッキから「混沌の支配者 アスツァール」を6番にプレイするげぼねこ選手。そしてデッキの中身を確認し、ライフのカードが何かを推測。ゲームプランを練り直していく。

混沌の支配者の登場時効果を解決後、げぼねこ選手は2枚のリソースをスリープ。手札から、「ウルタール・ハロウィン シエアガ」を2番スクエアへプレイ!!!

盤面で一番パワーが高いのは11000。げぼねこ選手は、Mari選手の築いた強固な壁である2体の極皇明星竜を、難なく処理することに成功する。

げぼねこ選手はトラッシュの「魔性を覗かせる常夏アスツァール」の効果を起動。4番にいた落とし仔トークンを破壊し、常夏を9番へリアニメイト。さらにドリーム・キーを稼いでいく。

そうして溜めにため込んだドリーム・キーを消費して、ついに混沌の支配者の《起》効果を使用する。1回目の効果で、7番に「混沌の写し身」トークンを顕現し、デュナミスにある「【顕誓『波濤万世』】シュブニ・グ」を表向きにしていく。

そして写し見トークンと2番のハロウィンシエアガをコストに、げぼねこ選手は「果てなき宙へ ニグたん&テオゴにゃん」を7番に破天降臨。そのまま攻撃・・・すると思いきや、今度こそスタートリソースの効果を起動し、手札から2枚目の混沌の支配者を2番へプレイする。

2番の混沌の支配者へ「【顕誓『楽宴創造』】シュブニ・グ」をシフトすると、げぼねこ選手はそのまま、2番の混沌の支配者で5番の共闘カードへ攻撃し破壊。

空いたスクエアに、今度は6番にいる混沌の支配者の《起》効果の2回目を使用し、写し身トークンを5番に顕現。先ほど表向きにした「【顕誓『波濤万世』】シュブニ・グ」をシフト。自身のプレイヤースクエアに張り付いているリベンジャーカスガを破壊することに成功する。

げぼねこ選手の動きは止まらない。
5番の写し身が、シフトの効果でパワーが上昇していることで、そのままナトコを攻撃し破壊。PEXの効果で2番の混沌の支配者に絶界を付与すると、げぼねこ選手は破天ニグテオゴでそのままMari選手のライフへ攻撃!

Mari選手のライフからはイグニッションアイコンはめくれず。残りライフは3点に。
げぼねこ選手はそのまま常夏でもライフへ攻撃。この攻撃では、ライフから「ドローンリアクター サクラ」がオーバードライブ。8番へ配置される。

登場時効果でオープンされるのは、3枚目のスタートリソース。そのままリソースへ置くことを選択するMari選手。

空いているスクエアをこれ以上形成できないげぼねこ選手は、これ以上の攻撃手段を持たない。
混沌の支配者の効果を使用して4番に写し身トークンを顕現。今度は「【顕誓『告死遊戯』】ヨグ・ソティス」を表向きに。そしてもう一度混沌の支配者の効果で写し身トークンを1番へ顕現し、表向きにした告死遊戯をシフト。

3番にある名乗りは放置して、ドリーム・キーを一つ獲得してターンエンド。

先攻4ターン目終了時の盤面

Mari選手の後攻4ターン目。
リソースは置かずにイグニッション。1回目で「リバース・アルター イノセントスター」がオーバードライブ。8番のサクラを踏みつぶして配置。


イグニッション2回目、「ドローンリアクター サクラ」が再びオーバードライブ!8番にリバース・アルターの上からプレイされる。その登場時効果で「世界を超えた約束 衣奈」がオープン!手札を確認し、白約束を手札へ加えていく。

メインフェイズ。告死遊戯の制約を受けて3コスト支払い、「あがめよー。」をプレイ。デッキトップを2枚手札に加えたのち、トラッシュに4枚のイベントがあることで、パワー-効果を2回解決。常夏と5番の写し身トークンを処理していく。

空いた9番スクエアに、スタートリソースの効果で極皇明星竜をプレイ。登場時効果で、チャージのアルターブレイクを5番へ登場させることも忘れない。
極皇明星竜で6番の混沌の支配者へ攻撃し破壊。その後極皇明星竜に「恩愛の『黎明』エンキ」をシフトするMari選手は、シフト時効果でトラッシュの極皇明星竜を回収する。


Mari選手はアルターブレイクの効果を使って、チャージからリベンジャーカスガを6番へ配置。そしてカスガ、アルターブレイク、サクラの3枚を降臨条件に、5番スクエアへ降臨させるのは「超越の神姫 ミステリア」!!!!!


げぼねこ選手の作った盤面を一気にひっくり返すことに成功するMari選手。しかし、げぼねこ選手もただでは転ばない。「【顕誓『楽宴創造』】シュブニ・グ」の場を離れた時の効果で、2番へ落とし仔トークンが顕現。ただではライフを取らせてはくれないようだ。

9番の極皇明星竜へ絶界を付与し、ミステリアで落とし仔トークンへ攻撃し破壊。名乗りでげぼねこ選手のライフへ攻撃していくMari選手!
ここでイグニッションアイコンが捲れることはなく、げぼねこ選手のライフは残り2点。ついに同点まで追い込むことに成功する。

Mari選手は極皇明星竜の効果で、トラッシュの白約束をプレイ。1番へ招来するのは、「天ノ川衣奈 Unite<N>」!

《起》効果で攻撃の終えた名乗りをまず破壊し、衣奈でそのままげぼねこ選手のライフへ攻撃。
その攻撃ではアイコンは捲れず、げぼねこ選手は残り1点。

Mari選手はゲームを決めるためにため込んだリソースをつぎ込んでいく。

2回目のスタートリソースを起動、手札から2枚目の極皇明星竜を7番にプレイ。プレイ登場時効果で踏み倒すのは「ニノ&クシュル」。登場時効果で、今度はトラッシュからバタフライドミネーションを回収し、そのままプレイ。手札の白いカードをリソースへ置き、次の行動へつなげていく。

Mari選手は手札から白約束をプレイし、6番へ2枚目の衣奈を招来!名乗りの効果を使用し3番へ再度登場させ、げぼねこ選手のライフへ攻撃するMari選手。ここでPEXのライフ回復を使わせていく。

ライフを回復し2点となったげぼねこ選手はそのままダメージを処理。
ここで捲れたのは「華麗なトリックスター アスツァール」!!!まさかのヴォイドブリンガーのオーバードライブで、げぼねこ選手にチャンスが巡ってくる。
これにはMari選手も苦笑い。

トリックスターは2番へ配置されたところで、鳴り響くタイマー音。それと同時に放たれる対戦時間終了のアナウンス。

Mari選手は0ターン目のプレイヤーとなったが、この時点でほぼ取れる行動はすべて取ってしまったあとであった。
2枚目の衣奈、2枚目の極皇明星竜の効果を使っていなかっただけに、このヴォイドブリンガーはかなり痛手だ。

げぼねこ選手は2枚目の極皇明星竜をヴォイドブリンガーのS能力で処理した後、プレイ登場時効果で写し身トークンを空いた7番へ顕現。
Mari選手は2枚目の衣奈の効果で、名乗りと写し身トークンを破壊。
再び名乗りの効果を使い3番へ配置、そのまま名乗りでトリックスターへ攻撃し破壊する。
少しでも相手のゼクスを盤面からなくそうという考えなのだろう。
やれることがなくなったMari選手は、今度こそターンエンド。

後攻4ターン目(ET0ターン目)終了時の盤面

げぼねこ選手のET1ターン目がスタートする。
これでライフを取り切らなければならないが、盤面には2体の衣奈と絶界の付いた極皇明星竜。
げぼねこ選手のプレイングが試される。

リソースを置いてイグニッション。2回目のイグニッションで、再びトリックスターをオーバードライブすることに成功するげぼねこ選手。

先鋒、中堅の試合がすでに終了しており、その戦績は1勝1敗。
中堅戦は今となってはチームの勝利がかかった試合へ変わっている。

プレッシャーが重くのしかかるげぼねこ選手。慎重にプレイを考える。

ひとまずトリックスターを2番へ配置し、その効果で7番へ写し身トークンを顕現。メインフェイズへ移行する。

げぼねこ選手はここで、手札に温存していた「ユニバース・プリンセス」をプレイ!


手札を整理したあとに、1番にいた衣奈をデュナミスへ飛ばし、トラッシュからハロウィンシエアガをリアニメイト。ミステリアと極皇明星竜を一挙に処理することに成功する。

しかし、ここでげぼねこ選手は忘れていた。
天ノ川衣奈 Unite<N>」の《自》効果が、チャージとトラッシュから選べることに・・・・・。(※)

Mari選手は、衣奈の《自》効果を2回解決し、5番へリバース・アルターを、9番へカスガをリアニメイト。再び自分のゼクスで盤面を埋めることに成功する。

げぼねこ選手は再度「ユニバース・プリンセス」をプレイ。6番の衣奈をデュナミスへ飛ばし、トラッシュから「秘密に溺れる理想郷ガタルーニア」を6番にリアニメイト!
攻撃回数をレンジによって確保する算段のようだ。

げぼねこ選手はそのままスタートリソースの効果を使い、「混沌の支配者 アスツァール」を2番に、トリックスターを踏みつぶしてプレイ。デュナミスから「【顕誓『幻世傾奇』】ニャルラト」をシフト。

そのシフトによって、ガタルーニアの効果が誘発。9番のカスガが破壊される。
面を空けることに成功したげぼねこ選手は、相手のライフを詰めるために手を進めていく。
混沌の支配者の効果を使用し、9番に写し身トークンを顕現し、再び告死遊戯をシフト。連鎖的にガタルーニアの効果が誘発し、5番のリバース・アルターが処理される。

がらあきのMari選手のプレイヤースクエアへ、げぼねこ選手は写し身トークンで攻撃宣言。その攻撃に対し、Mari選手は「れぼりゅーしょん@ニグたんこんぼう」の空撃ちプレイを宣言。

代替コストとして手札の極皇明星竜と、リバース・アルターを山札へ戻すことで、PEXでの回復効果のバリューを高めていく。

Mari選手へのダメージが通り解決。ライフから捲れたのは、まさかの「原初の曙光 モナ」!!!!!


条件をすべて満たしているので、相手のNSのゼクス全体にパワー-3000と、相手のゼクス1体にパワー-8000の効果が解決。
その効果によって、ハロウィンシエアガとガタルーニアが消滅。
これによって、げぼねこ選手の攻撃回数は残り1回となってしまう。

お互いにライフは残り1点。げぼねこ選手の残りリソースは1枚。
なんとかPEXを使わせてからサドンデスへ入りたいげぼねこ選手。手札のあるカードに一縷の望みをかける。

げぼねこ選手は、意を決して「そして星の世界へ」をプレイ!


条件をすべて満たしているため、全ての効果を解決。デッキトップの星の世界へを回収し、5番に落とし仔トークンを顕現、4番の共闘を破壊する。

落とし仔トークンでモナへ攻撃し破壊、残る写し身トークンでMari選手のライフへ攻撃する。この攻撃でライフリカバリーが出たら負けということをわかってはいるが、それでもサドンデスを少しでも有利に進めたい気持ちが勝ったようだ。

Mari選手は当然、PEXの効果でライフを回復してからダメージを解決。
このライフからは、「原初の天水 メガ」がオーバードライブ。これにはげぼねこ選手も思わず苦笑い。

Mari選手は混沌の支配者の効果がまだ使用できることを確認したうえで、メガの効果は使用しないことを選択。げぼねこ選手は残る混沌の支配者の効果をプレイ・・・・・宣言をしたところで、タイムアップ。

げぼねこ選手のエクストラターンが終了する。

ウリエル杯のルール規定により、げぼねこ選手はプレイ宣言をした混沌の支配者の効果を解決するところまでプレイ。1番に写し身トークンを、さらに炸裂愛好をシフト。これでげぼねこ選手のターンが強制終了。

ライフはお互いに1点同士。決勝戦では、ライフが同数であれば、ライフが変動するまでのサドンデスとなる。

ET1ターン目終了時の盤面

Mari選手のサドンデスターンがスタート。
しかし、Mari選手の手札は山札から引いたリバース・アルターと、クイックドローのみ。盤面にはメガと名乗りはいるが、げぼねこ選手のライフを削るまでは難しい手札であった。残る山札は4枚。苦しいサドンデスとなる。

メインフェイズ。4コスト支払い、Mari選手はリバース・アルターを6番へプレイ。《起》効果を解決し1ドロー。
ここでMari選手は「あがめよー。」を引くことに成功する。残る山札は3枚

メガとリバース・アルターをコストに、「果てなき宙へ ニグたん&テオゴにゃん」を6番に破天降臨。登場時効果で1ドローし残る山札は2枚。引いてきたのは「ケット・シーの市場」。

万事休す。山札の中には極皇明星竜が1枚眠っている。これを引くしか勝ち目はない・・・。
細い細い勝ち筋を通すため、Mari選手は意を決してスタートリソースの効果を解決し1ドロー・・・!


引いてきたのは、「世界を超えた約束 あづみ」。



眠れる極皇明星竜を起こすことはできず。


Mari選手は「あがめよー。」をプレイし、自ら山札を空にしてリフレッシュダメージし自決

げぼねこ選手の、ひいてはチーム「ニュー杯運営?」の勝利となった瞬間であった。

Round SE1 WIN!!!! げぼねこ

後手をとってもその驚異的なデッキパワーで見事な巻き返しを見せたMari選手であったが、惜しくもゲームを決めきるところまではできず。

げぼねこ選手も、自分の信じたデッキを最後まで信じてプレイし、サドンデスまでもつれ込むもなんとかその手に、チームに、勝利を与えることができた。

動画時間50分54秒にも及ぶ、ウリエル杯史上一番長い対戦が今ここに終了した。

ここで勝利を手にした「ニュー杯運営?」はこのまま勝ち進むことはできるのか?
今後の活躍に期待しよう。

Round SE2に続く。

NEXT MATCH… 先鋒戦
地方民」でこやか vs 「サルゴリラチンパンジー」かみゆぎ



※衣奈の効果を解決したタイミングでの出来事について

衣奈の効果を解決時に、Mari選手はトラッシュから出せることを知らず、そのまま効果を解決せずにプレイを進めようとしておりましたが、観戦していたプレイヤーがジャッジを介さずに対戦しているプレイヤーへ「トラッシュからも出せるよ」と指摘しているのを動画で確認できました。
ジャッジも近くにはいましたが、対応等で目を離している間の出来事のようです。不十分な対応となり申し訳ございませんでした。

なお、すでに終了している大会かつ対戦であるため、今回は不問といたしますが、ウリエル杯では、「チーム間の相談は禁止」「観戦者からのコメントや助言は禁止」「観戦者が対戦中に何らかのルールミスを発見した場合は先に手を止めてもらってジャッジを呼ぶこと」とルールに記載しております。
心当たりのあるプレイヤーは、不正行為に抵触する恐れがございますため、十分に留意していただきますようお願いいたします。

運営よりお詫びと注意喚起

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