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ウリエル杯5th テキストカバレージ Vol.7 決勝Round Final:大将戦「地方民」3D vs 「Z/X上手くてすまないね^^」りっか

いよいよウリエル杯5thのカバレージも最後となった。

トリを飾るのは、前回のカバレージでチームメンバーが活躍していたチーム「地方民」から、3D選手。
時空間忍術の使い手で過去に数々のCSにて結果を残している強豪プレイヤーである。夏頃に開催されたアーシア杯での、鮮選手との地獄のエンジュミラーが皆の記憶には新しいかもしれない。

対する「Z/X上手くてすまないね^^」のりっか選手。
こちらはZ/Xが大好きな3名のプレイヤーで構成されている。チームメンバーのポテム選手、ドミ選手と、皆それぞれが各CSや関西におけるDOIで入賞を果たすなど実力者揃いだ。
りっか選手も先日開催されたカナリア杯で優勝し、2連覇を果たすなど勢いのあるプレイヤーだ。新システム実装時より相棒となった【白青緑イノセントスター】を携えて、今回の決勝戦に臨んでいく。

対する3D選手は五頭領。友人からカードを借りての参戦だそうだ。
友人からの熱い思いを借りて、3D選手もウリエル杯の決勝に臨んでいく。

最後に笑うのはどちらのチームか。

さて、それではいつものあの言葉で、最後の対戦をはじめよう。

ゼクス、アクティベート・イグニッション!


ゲーム開始時。
りっか選手はマリガン後の手札を見て大きくため息をつく。

りっか選手は過去に参加した大会にて、【五頭領】相手に大変な目に遭っていた。そのトラウマがどうしてもぬぐえない様子。

一方、3D選手はポーカーフェイスで初期リソースを眺めている。初期リソースには「五頭領 天眼忍者ウェアジャガー」と「新五頭領 縦横無尽ウェアキャバリエ」が。

リソースが五頭領で染まっているほか、今後のリソースブーストで重要となるウェアキャバリエが見えているのはかなり大きい。

先攻をとることに成功した3D選手、優位にゲームを進めていくことができるのか。

3D選手の先攻1ターン目がスタート。

9番に「新五頭領 ウェアロングコートチワワ」をプレイ。

その登場時効果で「五頭領 烈風忍者ウェアジャガー」をリソースへ置くことに成功した3D選手はそのまま烈風忍者を回収しターンエンド。次ターンの動きを確保していく。

りっか選手の後攻1ターン目。
手札から「リバース・アルター イノセントスター」を7番にプレイ。

《起》効果にて手札を増やし、不要牌となりそうな「百戦錬磨 クイックドロー」をチャージへ変換しターンエンド。


次ターン以降の巻き返しを狙っているようだ。

これに対し、先攻2ターン目を迎える3D選手は、ウェアロングコートチワワでスタートカードへ攻撃し破壊。

手札から5番へ烈風忍者をプレイし、そのままライフへ攻撃する。
そのダメージでは、「優麗なるリベンジャー カスガ」がオーバードライブ。りっか選手のPEXが有効となり、カスガは6番へ配置される。

3D選手からターンをもらったりっか選手。後攻2ターン目にして早くもライフの取り合いが始まった。りっか選手、非常にシビアなプレイを求められる。

手札のカードを眺めながらゲームプランをしっかりと練り、リソースを置いてイグニッション。
捲れたのはリバース・アルター!8番へ配置される。

りっか選手はカスガで烈風忍者を攻撃して破壊すると、そのままカスガの《起》効果をプレイ。カスガ自身を爆破し、手札を整えていく。
その後にプレイするのは、「世界を超えた約束 あづみ」!

別次元デュナミスより、「石動北杜≪舞装≫テクネチウム」を5番に招来し、ウェアロングコートチワワをバウンス。スタートカードの「料理獣人ウェアハムスター」を破壊。


テクネチウム、リバース・アルターの効果で手札とチャージを整えた後、「光輝の名乗りイノセントスター」の効果で名乗りを1番へ登場させるりっか選手は、奪われたライフを取り返すかの如く、3D選手のライフへ攻撃する・・・!

このダメージでのオーバードライブはなし。3D選手がPEXを有効化するのを見届けたりっか選手は、そのまま2枚のリソースを残してターンエンド。
先攻2ターン目でとられたマウントを見事取り返して見せた。

3D選手の先攻3ターン目。
前のターンで得たチャージを使いイグニッションするも・・・ここでもオーバードライブはなし。
3D選手は相手の盤面の状況を確認すると、意を決して5枚の五頭領リソースをスリープ。
五頭領デッキの伝家の宝刀、「忍術・五頭領口寄せ」をプレイ。

リソースより、「五頭領 天眼忍者ウェアジャガー」を2番スクエアへプレイする。

天眼忍者で5番のテクネチウムを攻撃し破壊したのち、3枚のリソースをリブートで追加。これで3D選手のリソースは7枚。

3D選手は悩みに悩んだ結果、手札から「セカイを穿つ緑の爪撃」をプレイ。

その効果でリソースを伸ばしつつ、「五頭領 漏尽君姫ウェアキャット」を5番へ登場。ウェアキャットの効果でさらにリソースを3枚追加する3D選手。

しかし、思った以上にリソースの内容がよくない3D選手。リソースを伸ばし、天眼忍者の効果で五頭領を踏み倒して点数を稼いでおきたかったが…登場させることのできるゼクスはほとんど3コストの五頭領のみ。

やむを得ず2枚目の緑セカイをプレイし、烈風忍者を3番へ登場させ、トラッシュより「新五頭領ウェアマメシバ」をリソースへリブートイン。そのまま烈風忍者の効果を使い、3D選手は9番へウェアマメシバを登場させる!

ウェアマメシバの効果で山札からウェアキャバリエがリソースへリブートインされたことで、3D選手は2枚目の天眼忍者をリソースから回収。

余った1コストを使って、ウェアマメシバの効果をプレイ。7番のリバース・アルターをリソースへ送る3D選手。

3D選手のプレイは止まらない。

残る2枚のリソースを使用して烈風忍者の効果を使用し、7番へウェアロングコートチワワを登場。ウェアロングコートチワワの《自》効果、《起》効果で、リソースから2枚の「未来の大女優デ・ジ・キャラット」を回収。

ここで、3D選手はりっか選手とともにマメシバのパワー+4000、カザネEXの+2000、「忍術・五頭領口寄せ」のパワー+5000が2番の天眼忍者に入ったことを確認。パワー15000以上となったゼクスがいるという「未来の大女優デ・ジ・キャラット」の《起》効果のプレイに必要な条件を満たしていることを意味する。

3D選手は、ウェアマメシバ、ウェアキャット、烈風忍者を降臨素材に、3番に「絶夢の神姫 ネムレ」を降臨。

降臨素材としたゼクスたちをすべてリソースへ戻すと、「未来の大女優デ・ジ・キャラット」の《起》効果を宣言!9番へ配置し3枚のリソースを追加。

絶夢の神姫 ネムレ」の《起》効果にてウェアキャットを再度5番へ登場し、1番の名乗りをリソースへ送った後、3枚のリソースをさらに追加する3D選手は、意を決して、大女優でじこで8番のリバース・アルターへ攻撃し破壊。ウェアキャットでりっか選手のライフへ攻撃!

このライフで捲れたのは「極煌明星竜 イノセントスター」。チャージへ残すか少しだけ悩むりっか選手は、そのままアークゼクスをトラッシュへ送っていく。

3D選手はこれは好機とばかりに、ウェアロングコートチワワでりっか選手のライフを詰めていく。ここでもオーバードライブはすることはなく、りっか選手のライフは残り1点となった。

手札に残していた2枚目のでじこを1番へ踏み倒し、さらにリソースを追加した3D選手は、これにてターンエンド。

3D選手のリソースは脅威の22枚。りっか選手としてはこれまでに味わった苦しい状況を追体験しているような状態だろうか。

チームの勝利のために、負けるわけにはいかない。

りっか選手の反撃が始まる、後攻3ターン目。

リソースを置いてイグニッション。2回行ったうちの1回で、またしてもリバース・アルターのオーバードライブに成功するりっか選手。7番へ配置。

ここでりっか選手、後攻の劣勢を巻き返す手段として、とあるカードを手札にキープしつづけていた。

盤面の相手のゼクスの総コストは49

りっか選手はそれを確認すると、手札から「進行形の黒歴史カンナ」を1コストでプレイ!!!

盤面の相手のゼクスのコストの合計を参照し、その数だけ自分のプレイコストを軽減できるというカード。本来25コストのゼクスだが、この能力によって、限りなく低いコストでのプレイが可能だ。

カンナの登場時効果で、ネムレと1番の大女優でじこがリソースへ。りっか選手は山札から「めざめよー。」をリソースへ置きつつ、自身のライフの中身を確認する。

そして、満を持してりっか選手はスタートリソースの効果を起動し、「極煌明星竜 イノセントスター」を8番にプレイ!

その効果でチャージにいた「光輝竜【秩序】イノセントスター」を4番へ登場させる。

りっか選手はリバース・アルターの効果で手札を増やした後、アルターブレイクの効果を起動。手札のイベントを捨てて、リベンジャーカスガを3番へチャージより登場させておく。

デュナミスより「恩愛の『黎明』エンキ」を8番のアークゼクスへシフトし、トラッシュより2枚目のアークゼクスを回収。

カンナで5番のウェアキャット、アークゼクスで9番の大女優でじこを攻撃しスクエアを空けていく。

3D選手はりっか選手のプレイをただ見守るのみ。

りっか選手はスタートリソースの2回目の効果を起動し、先ほど回収したアークゼクスの2枚目を9番へプレイ。手札から2枚目のアルターブレイクを1番へ登場させ、リベンジャーカスガでそのまま2番の天眼忍者へ攻撃。
攻撃が通ったのを確認したのち、リベンジャーカスガの効果で自身を爆破して手札を整えていく。

9番のアークゼクスの《起》効果を起動し、トラッシュより青約束をプレイ。別次元より招来するは「各務原あづみ Unite<R>」!!!

5番へ登場し、自身の効果で「百戦錬磨 クイックドロー」をオーバードライブし、3番へ登場。あづみで天眼忍者へ攻撃し破壊に成功する。

組みあがっていく勝利の方程式。1手たりともプレイミスは許されない。
りっか選手は慎重かつ大胆に手を進めていく。

りっか選手はクイックドロー、アルターブレイクで順にライフへ攻撃。
3D選手は祈りながらライフを捲るも、これらの攻撃ではオーバードライブすることはなし。

トラッシュのイベントの枚数を確認すると、りっか選手は手札から「めざめよー。」をプレイ!その条件を満たしていることで、自身のあづみにパワーマイナスを与えそのまま消滅。

盤面が空いたことで2体目のアルターブレイクの効果を使用してリベンジャーカスガを5番へ登場させ攻撃!3D選手のPEXの回復効果の上から、1点のダメージをもぎ取ることに成功。

3D選手のライフは残り1点。このままりっか選手は勝利へ向けて突き進むのみ・・・!

リベンジャーカスガを爆破した後、りっか選手は手札から「双極天使 ミカエル」のゼクステンド・ドライブ!を宣言!!!

ミカエルが5番へ着地し、そのまま1番のアルターブレイクが山札の下へ送られる。

盤面を埋め尽くすために、りっか選手は8番のアークゼクスの《起》効果にて「世界を超えた約束 衣奈」をトラッシュよりプレイ。

別次元より「天ノ川衣奈 Unite<N>」を招来させ、盤面を万全の状態に。

そして最後のライフをもぎ取るために、意を決してりっか選手は、ミカエルで3D選手のライフへ攻撃宣言!!!!!


捲れたのは「新五頭領 縦横無尽ウェアキャバリエ」。

りっか選手は喜びを抑えつつ高らかに「大将、勝ちです!!!!!」とチームへ伝えるのであった。

Round SE Final WIN!!!! りっか


この決勝戦で勝利をもぎ取ることができたチームは、「Z/X上手くてすまないね^^」のりっか・ドミ・ポテムの3名の選手たち。

各地から集まった強豪たちを倒して、その手に勝利をつかむことができた。

文字通り、チーム名に恥じない結果となったのはチームとしても喜ばしいところであろう。

惜しくも準優勝となった「地方民」の3名にも、今後も活躍を続けていってもらいたいところである。

改めて、チーム「Z/X上手くてすまないね^^」、ウリエル杯5th優勝おめでとう!!!!!!!!!



改めて、ウリエル杯5thのテキストカバレージはこれにて終了です。執筆が遅延に遅延を重ねてしまったこと、ご協力いただいた方々に本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ライブ感を大切にしたかったことから始めたこの企画ですが、年末年始の繁忙と、年始から始まった新しい業務に慣れるのに自分のリソースが吸われてしまい、当初予定していたものよりも執筆活動に割く時間を充てることができませんでした。これに関しては自分の不徳の致すところです。楽しみにしてくださった方、お待たせしてしまって申し訳ありませんでした。最後まで楽しみにしてくださって、ありがとうございました。

閑話休題。

「ウリエル杯5th」の開催を持って、一旦ウリエル杯はお休み期間に入ろうと思っていますが、また時期を見て開催できたらなと考えています。
それがいつになるかはわかりませんが、その際は皆様参加していただけますと幸いです。開催する際は、Twitterや、本noteにて告知予定です。
Twitterのフォローはなるべく外さないでね!!!!!!!!!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

ウリエル杯運営・主催
なこも

主催より


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