スコットランド日記 第十回

《Day3》
カラッと肌寒い朝だ。

こんな素晴らしい光景が広がっている。
朝食を済ませ、オーナーに別れを告げ、
さぁエジンバラまで。

ここで少し昨日を振り返ってみます。
fairy poolsからの帰り道、お腹が空いたのでどこかでご飯を食べたかったがそんなお店はあるはずもなく、B&Bまでの帰り道、灯りをみたのは小さなスーパーのみだった。
B&Bにつきオーナーに何か食べ物はないか尋ねると、快くパンとスープ(イギリスでもアメリカンサイズ)をくれた。
スープを口にした瞬間、涙が出た。
fairy poolsに行けなくて完全に冷え切っていた心と身体を包み込んでくれるような温かさだった。
老夫婦の人柄がそのスープで感じ取ることができたような気がして、fairy poolsにリベンジする際はまたここに泊まろう、そう思った。

エジンバラに戻る途中、
何度も何度も停車した。
この光景を身体に焼きつけておいてくれ。
身体がそう言っているみたいだった。

エジンバラまでは5時間強あるはずだが、
不思議と帰りは疲れなかった。
暖かい日差しと相まって気持ちまであたたまっていく気がした。
想いというのは凄い。
何事も気持ち1つだ。
ハイランドを過ぎ、街に入ってきた。
エジンバラ最後の夜だ。

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