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瞳をショートムービーにできたなら

空を見上げても星は見えなくて、晴れているのに
ああもう冬は終わったのだな
どんなに寒くともわたしたちの冬は終わってしまったのだな

私の瞳をフィルムにできたならどれだけ理想的なショートムービーが撮れるだろうか
スマートフォンには消すには惜しい記録がたくさんあって、それをPCに移動させたとして根本的な解決にはならないのだ
お気に入りの喫茶店のマッチで煙草に火をつけて風をよける事すら詩学だ
わたしは、得られるのだろうか
変わりたいと必死に尾ひれを切り刻みその光で胸に勲章をつけて、輝けるのだろうか

せかいがみらいが変わっていく感覚

ちゃんと変えられるだろうか
ちゃんと変えて帰る場所をもっていられるだろうか
おかえりといつでも君を抱きしめたい
そうなれる日までわたしは歩みをとめない

あなたひとりとしてたいせつなあなたなのよ
その言葉をわかるようになる日にはきっとわたしは、おとなになれている

そんな日々がすこしでもくるように、祈る

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