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『キートンげぇむ』のベクトル


不完全に対して、柔軟性でどうにかする

潤沢なハードウェアに恵まれることはまずないので、それぞれの状況で頭をつかい、工夫をこらし、課題を解決する

「もちあわせ」、すなわちそのときそのとき限られた道具と材料の集合で何とかする

現場性にもとづく創意工夫と知恵でどうにかすることをアイデンティティにする

ありあわせのものしか手に入らない環境で生きのびるために、その状況でべストの解決策を見つけるという思考法を身につけるしかない

机には机の向きなどない、というのが彼らの発想だ。なんなら鋸で切断して便所にしてしまえばいいわけだし、そのためにつかうにだって鋸の向きなどない。それはただのギザギザのついた金属のプレートであるわけだから、熱して目玉焼きをつくったってかまわない

「ぼくらはどうしても決まったやり方でモノをとらえてしまうけど、彼らはそういう考えにとらわれていないからね。壊れた鉄砲なんかも分解して適当にそのへんの金属を加工して、まがりなりにもつかえるように直すからすごいよね」

ファインマンが多くの語りの中で本当に言いたかったことは、とらわれない発想の価値だと思う。そして、追求の執念の力。


狩りの思考法
特殊部隊の歴史
ご冗談でしょ、ファインマン

より引用



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