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【プロセカ石禁 68回目】まふゆについて(英語圏)

みなさんこんにちは。WBです。

本日2022/10/29より5日間、神山高校文化祭が行われています。自分は参戦しませんが、既にかなり盛り上がってるようですね。

場所が「茨城県稲敷郡河内町金江津4465」という周りに何もなさそうなところにあって、ここまで参加する人は結構すごいと思います。バスが出ているとはいえ、しっかり計画しないとたどり着けないような…。

ちなみに公式サイトによると普段はドラマの撮影やドローンパイロットの養成を行っている場所だとか。付近に住んでいる人はいきなり人が押し寄せてきてびっくりしているでしょうね。

では、今日の内容です。

【英語圏】まふゆについて

さて、今回は英語圏でも特に議論されることの多いキャラクターについて書いていきます。まふゆちゃんですね。

「『いい子』の私」 特訓後 引用元:wiki

ニーゴの中でも特にくら~い絵が描かれることが多く、「誰もいないセカイ」の主でもあるまふゆ。彼女に関しては特に多くの賛否両論が見られます。まず嫌っている人の意見を見ると…、

・典型的なうつ病キャラでつまらない
・友達(ニーゴメンバー)に思いやりがない
・自分のために奏を巻き込んだのはmanipulative(身勝手)すぎる

個人的にはわからないでもないかな… という感じ。ただこういう意見を書く人はあまりストーリーを読んでいないので、議論が浅いです。まあ嫌いなキャラクターについて詳しく知る人はあまりいないですね。

まふゆ推しの人はなぜまふゆがこうなったのかを考察して沼にはまっていきます。例えば下の投稿。

まふゆは幼いころに、両親から褒められて嬉しかったことをきっかけに、周囲の期待に応えることが幸せになる方法だと思うようになり、それを続け、次第に自分を見失っていったという考察が書かれています。レオニに加わる前の穂波に似ている、ともありますね。

返信では冬弥は両親と対立しているが、まふゆは両親と対立すらしていないからとても不健全な関係になっている、というのもあります。なるほどと思わせる考察です。

文化的な違い

日本語圏と英語圏では文化が違います。日本語圏ではほぼ日本の地理に限った文化に絞られますが、英語圏は欧米や東南アジアなどさまざまな文化圏で成り立っている広大な言語圏です。英語を話していても価値観が異なることがよくある、というかそれが前提になっています。なのでよく、「私はこう思うんだけど、他の人はどう思う?」という質問がされます。

まふゆの置かれた状況について考えてみましょう。まふゆは予備校に行って受験勉強をしている、成績優秀で周囲の信頼の厚い生徒です。本人は看護師になりたいそうですが、両親の勧めで医者を目指しているようです。

ユニットストーリー 13話より

これを単純に日本人が見ると、入るのが難しい医学部を目指して受験勉強しているなんて大変だな~、と思いますね。予備校まで行って、本気度を感じます。両親の期待も相当なものです。

さて、この感覚は世界で共通ではありません。受験勉強はアジア地域に特有の現象です。特に日本、韓国、中国では有名大学に入るために必死に受験勉強している姿がよく見られますが、欧米ではそういう姿はあまり見られません。もちろん他の厳しさはあります。

欧米では自分の考えを持つこと、独立心が重視される気がしますね。受験でも課外活動やエッセイや、面接などの比率が高いです。そういう見方で考えると、冬弥のほうが親との関係が健全、という意見には大きく頷けると思います。

まふゆ母について

普通に日本語でTwitter を見ていると、まふゆ母が悪役に描かれることが多いですね。そもそも公式のストーリーの描き方やニーゴメンバーの反応も、悪役として扱うように誘導している気がします。これは英語圏でも同じ感覚です。

ただやはり、具体的に何が悪いのかの話になると、うまく説明できない気がします。「emotionally abusive」や「oppressive」などの言葉を使ってまふゆ母の言動を説明しようとしますが、イマイチ本質が掴めていないような… 。文化的な壁を感じます。

英語圏のreddit ではさらに、「まふゆ母は本当に悪なのか?」と問いかけて議論が始まりました。(ここに至る議論には自分も参加しているので、自分の意見も含まれます。)

まず医学部を目指して必死に受験勉強する姿は、日本では称賛されることが多いですね。そこには周囲の期待に応えることを最優先する感覚も含まれます。

さらにまふゆは、学校では模範的な生徒です。成績優秀でクラスメイトにも慕われ、先生から信頼されています。ニーゴメンバーやプレイヤーにはまふゆの空っぽの内面が見えていますが、外面では素晴らしい人格を備えている設定です。これはまふゆ母にとってもそうでしょう。

つまりまふゆ母は自分の育て方が正しいと過信している状態です。外面だけ見たらそうなるでしょうね。反抗もしない、優秀な子どもに育っています。まふゆ母が疑う余地はありません。

英語には「The road to hell is paved with good intentions(地獄への道は善意で舗装されている)」という有名な格言があります。もともとが善意であってもやり方を誤ると、よくない結果を招く、という感じの意味です。上の投稿ではこれをもじって「The road to a suicidal child is paved with good-intentioned parenting(死にたい子どもへの道は善意の子育てで舗装されている)」と書いていますね。

まふゆはどうするべきなのか

まふゆを推している人は感情移入したり、自分に置き換えたりしますが、さらに進んで同じような状況に置かれたらどうすべきかという議論もあります。

これに対してreddit では「まふゆ本人が母親に立ち向かうべき」という意見でまとまっている感じです。自分の信念や独立心を大切にする欧米の価値観が反映されていますね。

この問いには日本の価値観で答えるほうが難しいかもしれませんね。現実的には、そのまま自分を押し殺して医者になったほうが成功とみなされるでしょう。ストーリー的にはバッドエンドかもしれませんが。

今回はひたすらまふゆについて書いてしまいました。結構闇… じゃなかった奥が深いんですよね、まふゆちゃん。

「『いい子』の私」 特訓前 (引用元:wiki

では、また。

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