インスタントSNS「YO」を使い始めたYO

YOという謎のアプリがある。

一応SNSといっていいと思うんだけど、基本的にメッセージのやりとりはできない。相手の名前をタップすると、相手のスマホに「YO from XX」と表示されるだけ。
つまり、相手にYOというだけのアプリだ。

これを何に使うのか甚だ疑問だったんだけど、1人では使えないので友人に頼んで使ってみることにした。
以下、今回得られた知見を書いておく。

アカウントの登録まで

まずはアプリをダウンロードする。
SIGNUPから、ユーザー名とパスコード(数字4桁)を指定すれば使い始められる。超簡単。

基本操作

さてYOを送る相手がいないと仕方ないので、他のSNSなり口頭なりで相手のアカウント名をゲットする。
自分の番号を登録することで知り合いから見つけられやすくするとか、アドレス帳送信して相手を見つけるという、SNSらしい機能もあるが、ちょっと抵抗があるのでやめておく。

次に、ログイン直後の画面から+をタップして相手のアカウント名を入力すれば、初回のYO送信完了だ。
一回YOを送れば、上の方に相手の名前が表示されるようになり、次回からはそれをタップするだけで送れる。
確認も出ないので誤送信上等である。

追加機能

最初はYOを送るだけだったアプリだが、実はアップデートを重ねていくつか機能が追加されている。

YO BACK
通知からそのまま返信できる機能。iPhoneの場合、ロック画面の通知からは左にスワイプで返信可能。ダイアログからもいける。

URL送信
これは応用範囲が広いと思うんだけど、ブラウザなどでURLをコピーしておいて、相手の名前を長押しでURLが送信される。
誰かに知らせたいニュース速報を送りたいときとかに使えるだろう。
相手は通知に「*」がついて表示されるので、タップするとURLにアクセスできる。

位置情報送信
相手の名前をダブルタップすると、現在の位置情報を送れる。
待ち合わせに遅れているときなどに使えるだろう。
相手は通知に「@」がついて表示されるので、タップするとマップで位置情報を表示できる。

何に使うのか

機能はざっとこんな感じで、かなり限定されていることがわかる。
ではこれを何に使うのか。
やはり、リアルなり別のSNSなりですでに友人となっている人と気軽な挨拶をするということでしかないと思う。

基本YOを送るだけなので、タイミングに意味を持たせるしかない。朝ならこれから仕事始めるYOとか、そういうことだ。相手を知らないとそこは伝わらない。文脈があってこそのYOだ。

追加機能も、待ち合わせをしてるから位置情報を送るのだし、相手をよく知ってるから送るURLに意味を持たせられる。
全然知らない人に位置情報送るのも怖いしね。

注意すること

いまのところ、YOの送信は一期一会のようだ。あとから、あの人がくれたYOの一覧を見る、といったことはできない。
基本あいさつなので、通知を見た瞬間に目的は果たせているが、位置情報やURLを受け取った場合は、一度アクセスしそびれると二度と見られない。
ここは改善してほしい点で、最新のYOだけでいいので後から確認できるようにしてほしい。

TIPS

TIPSというほどのこともないが、一期一会なので、受け取りに失敗が許されない。
これまでの経験から、iPhoneを使っている最中にYOがくると、受け取りを失敗しやすい。
失敗を回避するには、通知をバナーではなくダイアログで受け取る設定にしておくのがオススメだ。そうすると、位置情報やURLも受け取りやすくなる。

試したければ

とにかくやってみたくなったら、とりあえずつきあってくれる相手を探すとこから始めてみよう。
これを読んでるのが私のリアルの知人であれば、本名の苗字のローマ字表記でアカウント取ってるので試しに送っていただいて構わない。
送ったのが誰だかわかればYO BACKしますよ。でもわからなければスルー。このアプリは文脈が大事というのはそういうこと。

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