iPhone XS雑感

発売当日にiPhone7からXSに機種変更した感想など。

ホームボタンがなくなったことについてかなり警戒していたんだけど、良くも悪くもiPhoneはiPhoneなので、そんなことは最初の1日ですぐに慣れた。問題はそこではなく、FaceIDで、これにはまだ慣れるのに時間がかかりそうだ。

といっても、基本的な使い方にはあまり苦労しなくて、問題は端々にあった。たとえば、店舗でのApple Payでの支払い。使う頻度が低いこともあって、どうすれば一番スマートに使えるかは、慣れと工夫の余地がありそうだ。
FaceIDは眼鏡をかけた状態で登録して、さらに「もう一つの容姿」として眼鏡を外した状態の顔を登録してあるんだけど、たとえば朝、目が覚めたあと布団の中で試しても顔が認識されない。これはどういうことなのか、よくわからない。
TouchIDで全く困っていなかったので、不便になったと思っている。

画面上部は、やはり届かない、iPhone7では、親指を限界まで伸ばせば、辛うじてSafariの検索ペインに届いたんだけど、XSでは無理だった。画面全体が下方にシフトする「簡易アクセス」の出番が増えそうだ。
とはいえ、やはり大きな画面は快適で、会社用のiPhoneを持ってみるといかにも小さく感じてしまい、もう戻れない感は強い。この感覚は、iPhone5から6になったときと似ていると思った。あのときも、本体が大きくなることに抵抗があったが、替えてしまったらもう戻れないな、と思った。
そして、今回は本体のサイズはそれほど変わってない。余白がせまくなったことによる拡大なので、全体としては良いことのほうが多かったと思う。こうして人は巨大な画面に慣れていくのだろうという思いはあるが…。

ノッチについては、もともとの広さに食い込んでくるわけではなく、拡大した部分で広くなり損ねたという感じなので、とくに邪魔だとは思わなかった。Appleがこれまで画面とホームボタンでiPhoneを表していたように、画面とノッチでiPhoneを表すのだろう。

カメラのポートレートモード。これは絶賛してる人が多いけど、2〜3枚撮っただけで、これはどうなんだろうと思ってしまった。ボケがわざとらしいのだ。もちろん、わざとなんだけど。あと、人物で小さい隙間があると、その中は（本来ボケているべきなのが）ボケそこねていたりする。そのあたりはソフトウェアの処理なので、OSが向上すれば改善するのかもしれない。

今日の時点ではそんなところかな。