見出し画像

☆2020.10.12白い魔法使いからのお手紙

おはようございます。

今年はフクロウが家のまわりに住み着いたようで、夜中から明け方にかけてずっと低い声で鳴いています。なかなか雰囲気があって良いものです。ハリーポッター好きとしては気分があがります(笑)ホグワーツからお手紙来るかしら?  なんてことないよくあること日常の中から、きっとどんな偉大な芸術も生まれてくるんだなあ・・なんて考えていました。きっとハリーポッターの作者だってそうだったに違いありませんから。どんな些細な動き野中にも物語は潜んでいるはずです。

                ☆

今日の占いです。

< 世界を遊びで埋め尽くそう。

ジッと目を凝らしたら、そこに新しい王国が出現してくる 立ち上がってくる物語 

あなたの目が映し出した世界が創造という力動を欲している 

あなたの目に映し出された世界もまた創造という力動を欲している 

創造は欲望に似て互いに引付け合い離そうとしない凝視の世界から発せられる 

それを深淵と呼ぶことはとても簡単なこと けれどもこの言葉を放棄する自由もまた私たちは持っている 

深淵を覗き込むことに飽きたら・・・

ただ遊べ ただこの世界の外側へ抜け出してゆく ここに在り欲望は掻き立てられ 湧き立つそれが創造の世界を出現させる 尽きることのない泉となる あなたの内側にあなたの泉が出現する 

ただ遊ぶことを通じてのみそれは成される > 

画像1

ここからは、最近久しぶりにカバラ関係の本を読んでいるので(難しくてなかなか読み進められないけども)そのメモ的な呟きです。

錬金術文書『Splendor Solis』(太陽の光輝)の研究書。

(ユング派学者による心理学的解釈や、22という数からタロットとの関連を示唆するような魔術的(「黄金の夜明け団」的)解釈は退けるべきであると示唆されています。ですから占いのスキルをあげようと考えているだけの人には関係がない本だと思います。占いのスキルを上げたい方は専門書を読み実践を重ねるほうが、よほど役立ちます)

大いなる術(the Work)の原理。四大元素からの第五元素の分離。四大元素からの第五元素の分離。など図版解説されてういるのですが、驚くほど美しい図版が散りばめられています。(これ図版と言っていいのですか・・レベル)気分はハーマイオニー(ハリポタ繋がりですw)「賢者の石」というのはマジで古来よりずーっと研究されてきたものなのですねー。そういう種族の人たちが現代にも(私も含まれたいその中に!)いるということが奇跡というか、いつの時代にもそういう妙な人たちがいるということは事実ですね。

今日はこの本の中に「わお!」と思う一文を見つけたので、どうしてもご紹介したかったのです。魔術について知識がなくても大丈夫です。

ー「大いなる業」は料理や洗濯など女性の仕事に擬せられます。
図20では「凝固」(coagulation)の過程に先んじてさまざまな色があらわれるようすが子どもの遊びに擬せられています。ここでいう「遊び」はあらかじめ定められたルールに従う「遊び」ではなくて、すべてをめちゃくちゃにひっくり返してしまうような(英語では「topsy-turvy」と表現されています)自発的な「遊び」です。ー

どうですか!この一文!(笑)私は一瞬気絶するレベルで感動しました・・

そして隠さずに言うと「すごい」って声が出ました・・

「すべてを めちゃくちゃに ひっくり返してしまうような 自発的な「遊び」です」

確かに子供の遊びは目茶苦茶です。その様子を眺めているとこう思います「完成させたい形が見えてるのだな」と。

だから目の前に整然と並んでいたものがグチャグチャになっても尚醒めない夢のなかにいて、ずっと何か創っている。はたして何が出来上がるのか傍から見ていると予測がつきません。だけれどやってる本人は、ちゃんと見えてるんですねビジョンが。だから「ここにいるようでここにいない状態」です。

遊びだけが時間も空間も突破させる唯一の道具です。それは魔女の羽ペンや箒や杖と同じ、道具という意味において。

画像2


もう1つご紹介を。セルジュ・ユタン『錬金術』「第五章」より

「かくて、存在するものは唯一つの「存在者」であり、それが限りなく多様な形を取ってわれわれの前にあらわれるわけである。そして賢者の石が、この宇宙の全一性の象徴そのものとなる。《「哲学者たちの石」は、また植物の石、動物の石、鉱物の石とも呼ばれる。なぜなら、実体としても存在としても、植物・動物・鉱物が誕生したのは「哲学者たちの石」そのものからだからである》。物質の原一性(ユニテ)の理論は、あらゆるヘルメス学の著述家のいわばライトモチーフなのである。《「一」は「全」なり、「一」によりて「全」、「一」のために「全」、「一」において「全」》とゾシモスは書いている。」


これもまた「わお!」でした(笑)

唯一つ「存在者」・・という冒頭の言葉・・これ「わたしたち一人ひとりの人間」という意味なのですよ。後の文章を読むと分かります。「物質の原一性・・という言葉が出てきます。ユニテイという言葉、よくスピリチュアル関係の言葉で多様されますが、私が考えるユニテイ(合一・結合・統合)とは、かなりこのヘルメス的な考えに影響を受けています。

先に紹介した「遊び」についての文章も実は「汚して目茶苦茶にして尚残った希釈され透明になったもの。それを原石と呼ぶ・・」というように私は解釈しています。

ですから、ともかく「結果」よりも「成り行き」というか「通り道」というか・・・「プロセスが全て」というふうにも思います。

面白いプロセスを見せてよ、というかんじで(笑)手品とおなじようなものですね。結果が分かる一瞬前が一番の「空(虚空)」であり、オチが分かってしまう一瞬手前が一番「何もない状態」であり「目茶苦茶楽しい」はず。お笑いとか見ててもそうですよね・・(同じにしてよいのかw)

プロセスを踏むこと、プロセスほど美しくあれ・・そんな想いもふと過ぎる今日。

カラカラの笑いを勝ち得た者こそが自分だけの自由を手に入れる ケルト文化の中でもそう示されています そこには膨大な物語が生み出されます 何故でしょう・・きっと「プロセスが全て」と完全に理解していたからでしょう 四季が時間と共に次の季節に周到され淘汰されてゆくことにも似て。

画像3

今週の「魂のこよみ」をご紹介します。

~R・シュタイナー「魂のこよみ」第29週~

ー自分自身で 思考の輝きを強め

体験の意味を解きながら 宇宙の中に 霊の力の源泉を求める

それは 私に与えられた夏の遺産であり 

秋の平静であり 冬の希望であるー


親愛なる全ての友へ 心に灯火を

愛するあなたへ 幸いあれ

星言葉紡ぎ屋 白い魔法使い




サポートをいただきましてありがとうございます!励みになります! 白い魔法使いより