2021/08/14 〜日本画画材でなめこさん〜
なめこさんの日本画を製作。
日本画といえば、あの渋いような独特な絵などを思い浮かべる方もいらっしゃいますが、日本画家さん曰くそればかりではなく日本画の画材を使って描いたものも日本画と捉えて良いそうです。
まだ超初心者ですし、趣味の範囲なので本格的なものは描けません(笑)
という前置きを書いて。。
計3日間くらいで完成。
絵の雰囲気、紙質や日本画独特の絵の具の質感を少しでも伝えたいので多分いつもよりパソコンで見てる方は画像が大きいかもしれません。
日本画の絵の具の中でも岩絵具と呼ばれる絵の具は固い鉱石を細かく砕いて作られているので、ざらざらした書き上がりになります。
なので絵の具を塗るというよりは乗せるという表現の方が合いますね。
光を当てるときらっきらしています。
こちらの画像は何度も光を当てながら撮影してなんとかキラキラしてるのを伝えたかったものです(笑)
粒が光っている瞬間を撮らえているの伝わりますか?✨
一部だけではなく、全体がキラキラしています✨
本当はもっと何度も塗り重ねて作られていくものなのですが、淡い感じが好きなので薄めのままにしました。
葉の部分は少し塗り重ねて陰影をつけてみました🌱✨
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少しだけ製作過程を。
鉱石でできた粉末の絵の具をどうやって和紙に定着させているかと言いますと、膠(にかわ)という動物性のタンパク質を糊として使用しています。
こんな感じで画像のように瓶の中に膠と水を適量入れて一晩置き、ふやかして鍋に沸騰させたお湯を用意して湯煎で溶かしたものをマグカップにお湯と瓶入り膠を入れて保温しながら作業します。
今は夏場なので大丈夫ですが、冬場は特に保温しておかないとすぐにゼリーのように固まってしまいます。
(匂いもプルプル感もゼラチンそのものです笑)
水干絵具と呼ばれる、天然の土や白土や牡蠣などの殻の粉末(胡粉)に色をつけたマットな質感の伸びの良い絵の具があるのですが、水干絵具で下塗りをして上に岩絵具を重ねるという手法がおそらく一般的だと言われています。
マットな絵の具で塗り、上にキラキラパウダーを乗せているようなイメージ。
更に上塗りを重ねていくと凹凸が表現出来るみたいです。
こちらは水干絵具をお皿に準備したところです。
準備の仕方もあるのですが、また後日。。
(色々写真撮るの忘れてしまいました😭)
こちらは、岩絵具を溶いたところです。
水干絵具は溶き皿で溶いたら梅皿に移して使いました✨
岩絵具は絵を描いた後も再利用出来ることもあり、小皿のまま使います✨
日本画は絵の具を用意するだけで時間が掛かるのですが、そこがまた心を落ち着かせてくれて好きな部分でもあります(ノω`*)💕
日本ならではの、古くから伝わる日本画に少しでもこうして触れることが出来て本当に嬉しいです😊
ここまで読んでくださりありがとうございます😊 いつも、温かいコメントやハートにいつも励まされています✨ これからも何卒よろしくお願い致しますm(_ _)m💕