うつ病だった私に全能の悪魔が舞い降りた話(深夜のテンションで文章を書くと黒歴史になるアレ)

こうやって眠れない日はよく、うつ病だった頃のことを思い出すんですね。
ほんの…3〜4年前のことなんですけど。
まともな判断も、まともな仕事も、まともな生活も出来なかった。
朝は起きれない、夜は寝れない、ごはんも食べれない、家に帰るのが怖い…映画を観に行っても、温泉に行っても、心ここにあらずで、ひどいことが延々と頭の中を巡っているんです。退職してからも、しばらくそのノイローゼ状態は続いていました。

あのとき何で、サッサと仕事を辞めるという選択肢が自分の中になかったんだろう?

どんどん薬が増えていったけど、「今は薬が効いてないから朝起きれない、仕事に集中できないだけ。この薬がバチッと効いたら、明日から別人みたいになるから」って、愚かしい程思い込んでいたんですね。

というのも、そう思う根拠があった。

19歳で初めて精神科に行って、薬を飲んだとき、劇的に人生が変わったから。

小さい頃の私は、朝は起きれない、人との約束の時間や締切は守れない、忘れ物は多い、だから成績は良くても内申点がめっちゃ悪い…そして高校を卒業する頃から、字がまっすぐ書けなくなり、本が読めなくなり…かろうじて大学に合格して塾講師の試験も受かったものの、まともに仕事や勉強ができる状態じゃなかったんです。

それがたった何mgかの薬を飲んで、全部改善した。

人との約束が守れる。
朝起きれる。
字がまっすぐ書ける。

これがどんなに嬉しいことか、想像できるでしょうか。
『アルジャーノンに花束を』と、感覚的にはほぼ同じでした。

医師によると『薬で集中力が上がった』とのことでしたが、今思うと、自分は元々ADHDとASDの混合型で、それまで不注意優勢型ADHDの悪い面ばかり出ていてストレスを溜めていたのが、ASDも出て来るように回路が切り替わった、そんな気がしています。

これは全く医学的ではないかもしれないけど。

今は、理解ある方々のおかげで非常に自分の特異性そのままに働かせていただいておりますが(本当に、ありがたいことに)、仕事中はASDモード、家ではADHDモードという風に、何か回路を切り替えているような気がします。
専門家にそう言ったら、笑われるかもしれないけど、自分の感覚としてはそんな感じ。
でもベースの部分はやっぱりADHDみたいで、書籍なんか読むと、ASDに当てはまらない部分もありますね。というか世の一般向けの発達障害の本は、ほとんど重複の場合の話は書いてないからね。最近、自称ADHDが増えたなんて言われてるけど、その人たちの一体何割がADHD単体なんだろうと思います。

発達障害のことを書き出すとキリが無いので、話をうつ病に戻します。

よく過労死する人が、正常な判断が出来ないから自分で仕事を辞めれないんだとか聞きますけど、あれはつくづく本当だと思います。最近も、痛ましいことに、某アパレルであったらしいですけど。
そもそもうつ病の源は『罪悪感』らしいので、罪悪感が既に莫大な量ある上に、更に仕事を辞めて実家に帰ったり失業保険をもらったりして人様にご迷惑をおかけするなんて!というのがあると思います。

私は主人のおかげで、結婚のおかげで、そこから脱却出来ました。この点はつくづく、感謝せねばならない。まさに、蜘蛛の糸でした。黒執事でいうと、シエル弟が絶望の底でセバスチャンを召喚出来たのと一緒。でも、黒執事サーカス編の最後でも言ってたけど、皆が皆セバスチャンを召喚できるわけじゃない。マクドナルド難民とか、倉庫暮らしのワーキングプアのニュースとかを見てると、本当にいたたまれないけど、きっといくら行政に繋いでも、行政はその人にとってのセバスチャンたり得ないんだろうなあと思います。いや、一人一人に悪魔で執事級の支援が出来たらいいんですけどね。そのための消費税なら喜んで払うんですけど。

延々書いていたらまた左翼っぽさが顔を出してしまった。

同じ病室の人が具合悪かったみたいで、バタバタしていたので起きてしまい、深夜のテンションで書いてしまいました。

寝れるように頑張ります。

私には、死神じゃなくて、セバスチャンがついているから。