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ChatGPT で初トーク?

海外で「教育機関からのアクセスを禁止すべし!」という措置がなされたと聞き,そんなに誤解しそうな出来なのかと登録してみました。

よくある日本人の最初の質問

―― Can you speak Japanese?
Yes, I can speak Japanese! Do you have a specific question you would like me to translate or a topic you would like to discuss in Japanese?

―― これは理解できますか?
そうですね、これは日本語で「これは理解できますか?」という意味です。英語に訳すと「Can you understand this?」です。

OpenAI / ChatGPT

ちょ,日本語で返ってきた・・・!

タイプライターで入力しているみたいな速度で返答が返ってきます。
日本語はやや機械翻訳っぽいですが,結構普通の日本語になっている。英語よりも“入力”が遅いのが,人間みたいで面白い。ときどき入力がつっかえますが,速度やつっかえ方は「同時通訳」っぽい感じです。

もしかして日本語は結構イケる口ですか?

―― 思ったより流暢ですね。日本語を話す人は多いのでしょうか?

いいえ、私はコンピュータープログラムであり、言語を翻訳することができるだけです。ですから、日本語を話すことはできませんが、日本語を理解して文章を作成することはできます。

それでは、どういたしましょうか?お悩みやご質問がありましたら、お気軽におっしゃってください。

OpenAI / ChatGPT

チャット形式なので,話し言葉としての「話す(=書く)」というニュアンスが通じるか,また少し非論理的であいまいな聞き方はどうかと思いましたが,そこそこ上手く回答しています。

最初の掛け合いが一段落したとみて新しい話題をどうぞといわれました。
この辺の話題の切り換えは,昔の「人工無能」の頃の残り香みたいで面白いですね。

質問しろ…だと? ならば聞いてやろう。

―― 夜寝るときに,足がとても冷えて困っています。何かいいアイディアはありますか?

そうですね、足がとても冷えると困った気持ちになりますね。足を温めるためのいくつかのアイデアをご紹介します。

 1. 寝る前に温めることができるサンダルやスリッパを履く。
 2. 寝る前に足を温めるために、温かいお湯で足を浸す。
 3. 寝室でも温めることができるスローペンダントライトや、ヒーターを使用する。
 4. 寝る前に、保温性のある靴下を履く。
 5. 冬場は、寝る前に暖房を入れておくと、足が冷えにくくなります。

ご参考になれば幸いです。

OpenAI / ChatGPT

カウンセラー張りの共感から入った!(笑)
対策の方はどこから持ってきたのでしょうか。

暖かいスリッパは日本でもありますが,サンダルは見ないな~。
足湯。足湯はいいよね! …スローペンダントライト?
ペンダントって言うからには,吊り下げ型の白熱電灯か何かか?
ヒーター,靴下は鉄板ですね。寝る前の暖房はやや違和感がありますが,
まあ足冷えにも効果があるのは確かでしょう。

しかし,そこそこまともそうな解決策に見えます。その分「誤ったアドバイス」でも信じてしまう恐れがあり,規制しておきたいという気持ちもまあ分かる。分別の付かない子ども達がトラブルに遭わないように,鵜呑みにしないようにというのでしょうが,どうかな~。雑誌や新聞でもデマは多いし,ましてやネットアクセスを遮断しないでおいてChatGPTだけブロックしてもなぁ・・・。
(小声:ChatGPTより有害なネットは遮断しなくていいのかな?)

締めはやっぱりお礼でしょう。

―― 実践してみます。ありがとう。

どういたしまして。足が冷えて困ったときは、さまざまな方法で温めることができますので、試してみてはいかがでしょうか。何かご不明な点がありましたら、お気軽におっしゃってください。お役に立てるよう心がけています。

OpenAI / ChatGPT

最後はちょっと「邦訳された英文」みたいな書き方をしてしまいました。

「実践してみます」と言っているのに「試してみては?」と返されたので,ちょっと通じてないかも知れません。「実践」が難しかったのかな? 
日本語学校で習い始めたばかりの外国人,くらいのつもりで,簡単な日本語+短文での会話がいいかもしれません。

また何かありましたら~的な言葉は,締めとしてはまあ定番ですね。
お役に立てるよう~は蛇足ですね。

雑感

うーん,日本語で会話する分には「大分優秀になった人工無能」という感じで,翻訳ソフトを介して会話しているみたいなぎこちなさはあるものの,かなり優秀ですね。少なくともオンラインショップなどで見掛けるやたらと安価な商品の説明文よりは違和感はないです。

ただ,翻訳経由でこれくらいとなると,英語圏だとやはり心配になる方も多いのでしょう。(あちらにもPTAってあるのかな?)

とはいえ,ひとりでネットアクセスすることを禁止すべき年齢(ネットは保護者同伴!)の子ども達でもなければ,ブロックは余計なお世話かな?
LINEとかでもチャット形式で自動応答は一般的な技術になってますし,
どうやったって事故るときは事故るものですしね。

指導者が付いた状態で「こういうものがある」ことを学ばせ,
その上で「事故った後の対処法」を学ばせる方が建設的で有益でしょう。

参考リンク


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