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超絶技巧で世界一楽しそうにマリオする「P-P」さん ゲーム実況鑑賞 #5

マリオって日本の家庭用ゲームの原点みたいなところありますよね。物心ついたばかりの幼い頃、親がスーパーファミコンでマリオやっているのを観たり、親戚で集まってマリオカートしたりしたのは心温まる思い出です。
今回、紹介するP-Pさんはマリオだけの実況者というわけではないのですが、私の中では、マリオに象徴されるアクション系のゲームを楽しくプレイすることにかけては世界一なんじゃないかと思わせる魅力的な実況者さんです。

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なお、この動画は下記に留意いただいた上で、私が最大限のリスペクトを込めてゲーム実況者の方々を紹介するnoteです。

・ピックアップする実況者の方の対象は動画を50本以上/3シリーズ以上視聴した方(まだまだこれから面白い人や動画を発見していくことは間違いない)
・超主観(アラサー女性視点/ゲームタイトルのほとんどを未プレイ)
・Youtubeで今見られる動画限定(ニコニコでの活動などは含まない)
・あくまで動画自体の紹介(実況者さんご自身のプロフィールなどには深入りしない)

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それでは今回も動画を紹介しながら、P-Pさんの素敵なところを知っていただければと思います。

1)観る人の疲れを癒やす圧倒的ポジティブワードにあふれた実況

これはやろうと思ってできることではなかなかないと思うのですが、とにかくP-Pさんの動画はポジティブなのです。

たとえば超難しいアクション(たとえばこのマリオメーカー2)を前に「一歩ずつだよ」「いいねー!」「うまい!」と自分で自分を慰めて褒めながら進めて、終わった後は「いやー楽しかった!」「つくった人天才」とゲームを褒めまくる。基本このスタイル。
ゲーム実況あるあるなのですが、ゲームに向かって実況者が話している言葉はまるで自分が言われているような錯覚に陥るんですよね。
なので、彼のポジティブワードに自然と癒され、仕事終わりに見ると、また明日も頑張れそうって元気が湧いてきます。

P-Pさんのポジティブに何事も全力で楽しんでいく姿勢が、視聴者とも一体となって、より人を笑顔にする相乗効果を発揮しているなーと思ったのがこの視聴者参加型の「SUPER MARIO 3D WORLD」でした。類は友を呼ぶ、じゃないですが、P-Pさんに惹かれて集まる視聴者の雰囲気もとても平和で温かいのです。
4人で協力しながら、同じステージを一緒にクリアしていくのですが、どのくらいポイントを稼いだかで、個人の順位もつくので、プレイヤーはライバル同士でもあるのがこのゲームの面白いところ。
P-Pさんは、1位になれないとめちゃくちゃ悔しがり、プレイについていけない人がいると励まして他参加メンバーに協力を呼びかけ、動きがバラバラで進行がしづらい時は優しく先導して、参加していない他の視聴者にも何が難しいのかなどを丁寧に説明します。
これにより、ゲームへの参加メンバーの誰一人気分を害することなく、参加メンバー以外の視聴者が置いてきぼりになることもない、とてもほほえましい動画に仕上がっているのではないかと感じました。

4時間近くあるのについ全部一気に観てしまった記憶があります。

2)アクションうますぎ!見てて気持ち良すぎるプレイ

ポジティブワードで先に紹介した動画もそうなのですが、とにかく難易度の高いアクションゲームだとしても、初見でスピーディーにコツをつかんで攻略していくのが、P-Pさんのゲームプレイで感動するポイントの一つです。

オンラインで競う要素のあるものだと高い目標を設定してそれが達成できるまで進めるし、やりこみ要素があるものはそれらをコンプリートするまで取り組んで、視聴者がイライラしないように、きれいに編集します。

これに関してはうますぎて夢中でみてしまった動画がありすぎるんですが、ポイントのわかりやすいものに泣く泣く絞りました。

観てて気持ち良い動画としてまず紹介したいのは「スーパーマリオブラザーズ35」。
このシリーズはP-Pさんのアクションのうまさがわかりやすく伝わる代表作ではないかと思います。35人でマリオしながらお互いに敵を送り合って順位をつけている内容なんですが、1位とるのってめっちゃ難しいはずなんです。

そんな中、P-Pさんはしっかり作戦を立てて、偶然でなく戦略的に1位を獲り続けます。

信じられないいじわるなプログラムが組まれた、絶対にクリアできなさそうなテトリスにも、イライラすることなく、目標決めてチャレンジして攻略していく様子がすごく面白いです。こうやってゲームって攻略されていくんだなーというプロセスもわかるのがより興味深くて、目標を達成した瞬間は拍手を贈りたくなります。

ちなみにP-Pさんはこんな調子で、テトリスだけでなくぷよぷよもボンバーマンもかなりうまいので、ぜひパズルゲームもみていただきたいです。

そしてこの「SUPER BUNNY MAN」もマルチプレイがあり、ゲーム実況界隈では定番のゲーム。ほとんどの実況者さんが全てのメダルを集めることは早々に諦めて、面白い動きに突っ込んで笑いに走るところ、ソロプレイで挑むP-Pさんは全てのメダルをとらないと気が済まない。笑
そして実際、最初は前に進むのも大変だったところから、少しずつアクションが洗練されていき、メダル獲得につながるスピードクリアも達成します。
P-Pさんの全ての動画に共通しますが、苦戦するシーンはちゃんとカットして、観ていて退屈しないように配慮されているのもすばらしい。

3)リズムゲーもホラーも!?実況者としてのオリジナリティを存分に発揮

P-Pさんのゲーム実況者としての持ち味はアクションゲームにとどまりません。リズムゲー、ホラーなどのジャンルでも他の実況者さんでは見られない魅力を発揮します。

まず、P-Pさんのリズムゲーの圧倒的うまさですよ。
特に「みんなのリズム天国」は観ていて楽しい。難易度だいぶ高いはずなのに、生配信でたくさんおしゃべりしながらさくさく新しいステージをクリアしていくのがすごいです。
アクション系の動画をみていても、音楽いいなーって一緒に歌いだしたりする時がありますが、もともと音感やリズム感があるからアクションゲームがうまいのもあるのかもしれません。

そして、ホラー。
この動画はかなりふざけた「ぴえん」というキャラクターが襲ってくるフリーホラー。短編で随所でびっくりさせられるけれども、演出が面白く突っ込みどころ満載なので、多くのゲーム実況者さんがチャレンジしているゲームです。
そしてP-Pさんの「ぴえん」は他の実況者さんのプレイを観ていても、こんなビビり倒す人はなかなかいないので、めっちゃ面白い。
アクションゲームではどんな不測の事態にも冷静に楽しんで対処するのに、ホラーになるとテンションおかしくなって手元が狂いまくるし、謎に逆切れするし、そのギャップが実況者としてはオリジナリティを出せるおいしい要素です。
実際この「ぴえん」をはじめとするフリーホラーの実況は、彼の動画の中でも再生回数上位にきています。

実況者として複数ジャンルでその人ならではの魅力を発揮できるというのはすごい強みになると思います。

4)二足の草鞋でも妥協しない!チャレンジを積み重ねて視聴者数を伸ばし続ける

視聴者本人の経歴には言及しないというルールでしたが、P-Pさんはこれまで紹介してきた実況者さんと異なり、日中は普通に働いている方であることは前提としてお伝えしておく必要があるかなと思います。

なので更新頻度も毎日というわけにはいきません。

にもかかわらず、ちゃんと努力を積み重ねて、楽しみながら、チャンネル登録者数を伸ばし続けているのがよくわかります。

たとえばこちら。彼は昔ニコニコ動画で活動していたのですが、その時に人気だったのが「足でマリオする」という彼にしか絶対にできない超絶技巧企画だったそうです。Youtubeチャンネル開設当初、まずは昔のファンへリーチしつつ、オリジナリティを出すためにこの「足マリオ」シリーズに複数回チャレンジしています。私は普通にコントローラー握ってもできないような、難易度の高いマリオメーカー2のステージをクリアしていくところがもう意味不明のうまさで、コメントをみても、その作戦が功を奏していることがわかります。

新しい視聴者に認知してもらうために、一時期かなりYoutubeが積極的にプロモ―ションしていた#shortsの作成にもいち早くチャレンジし、チャンネル登録者数を圧倒的に上回る再生回数をたたき出しています。

ここには載せませんが、Vtuber的なアイコンをつくって自分の表情がキャラクターを通じて伝わるような動画もつくっていたりもします。

動画制作に使える時間はかなり限られているはずなのに、アクションゲームに立ち向かうのと同じように「Youtubeでのゲーム実況する」ということにもゲーム的に全力で攻略しようとチャレンジしている姿は心から尊敬します。

まとめ)疲れた心に染み入る、ほんわか笑顔になれるコンテンツ

P-Pさんみたいな素直&ポジティブな実況をして、面白く楽しめるコンテンツに仕上げている人って実はなかなかいないんですよね。
ゲームを観ていても、いつも妥協せずプレイして、丁寧に編集して、いつも視聴者を配慮したコメントをしていますが、こういう姿勢がYoutubeチャンネルの運営全体にも行き届いているんですよね。

ゲーム実況は観てめっちゃ笑える、ストーリーを楽しみ感動する、自分はできないテクニックに魅せられる、自分のプレイの参考にする、といったさまざまな楽しみ方あると思いますが、そもそもYoutubeは仕事終わり、何も考えたくないような時に、ぼーっと観てしまうことがよくあるので、そういう時にじーんと染み入るコンテンツというのも大切な在り方だなと思います。



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