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パワフルで巧すぎるゲームプレイが超クール「弟者(2bro.)」さん ゲーム実況鑑賞 #3

チャンネル登録者数が300万人以上、FPS,TPSを中心にホラーもアクションも幅広く扱う、Youtubeトップクラスのゲーム実況チャンネル2bro.(ツーブラ)。リアル姉弟の弟者さん・兄者さんとおついちさんの3人で運営されています。
兄者さん、おついちさんは別で独立したチャンネルも持っており、このチャンネルの現在のメインプレイヤーは弟者(おとじゃ)さんですので、今回は彼がメインでプレイするゲーム実況の面白さを紹介していきたいと思います。

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なお、この動画は下記に留意いただいた上で、私が最大限のリスペクトを込めてゲーム実況者の方々を紹介するnoteです

・ピックアップする実況者の方の対象は動画を50本以上/3シリーズ以上視聴した方(まだまだこれから面白い人や動画を発見していくことは間違いない)
・超主観(アラサー女性視点/ゲームタイトルのほとんどを未プレイ)
・Youtubeで今見られる動画限定(ニコニコでの活動などは含まない)
・あくまで動画自体の紹介(実況者さんご自身のプロフィールなどには深入りしない)

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今回もどういう点が素敵だと思っているかの項目別に動画とともにご覧ください。

1)とにかくゲームがうまくて最高にかっこいい

弟者さんは本当にゲームがうまい。どういううまさというと、特にFPSや死にゲー系のアクションについて、強い装備やスキルなどの組み合わせを早々に見つけ出して脳筋スタイルで困難を乗り越えていくような巧みさです。

最初になにこれめちゃくちゃかっこいい!!と弟者さんのゲームプレイに痺れたのは、GHOST OF TSUSHIMA(ゴースト・オブ・ツシマ)でした。

2bro.は編集した動画よりライブ配信からのアーカイブ動画の割合が高いのですが、通常、編集の入らない映像を観続けるのはけっこう忍耐力がいるものです。

そんな中、弟者さんはこのゲームを最高難易度でライブ配信するのですが、全く退屈することがない。

むしろアーカイブでも、ライブならではの緊張感を体感でき、剣や弓やステルス技術を駆使して大勢のモンゴル人に占拠された拠点を取り返していく様子は爽快感を覚えるまであります。

ノー編集でもテンポの悪さをさほど感じないのは、視聴者への細かい心遣いとゲーム自体のうまさによるところが大きいと思います。

他のゲームでもそうですが、いわゆるセオリー的な攻略情報に全く頼らず、時に強引なパワープレイを挟みながら、類稀なるゲームセンスで独自の攻略法を開拓していくので、他の方の実況でそのゲームを知っていても、こんなやり方があるのかと存分に楽しむことができます。

ただ、このGHOST OF TSUSHIMAにおいては、最高難易度であるうえ、使う剣の型を絞っていたこともあり、#14でとあるボスにとてつもなく苦戦します。コメント欄の投稿者さん集計によればなんと224回・約2時間、一人の敵に対してチャレンジを続け、少しずつコツをつかみ、最終的に撃破します。
もちろん毎回こんな苦戦していたら観ていられないですが、ゲームってこういう苦労も含めて楽しんでいくものだし、その試行錯誤の果てにうまくなるものなんだと改めて気付かされ、ライブ配信でそのメイキングドラマ感あふるる過程も含めてすべてさらけ出されていくので、その時は最高にクールに感じたのをよく覚えています。

そもそもゲームを自分ではそんなにやらない私は2bro.の実況によって「死にゲー」というジャンルがあることを知りました。上で紹介するDemon's Soulsはその原点ともいえる作品です。

Demon's Soulsはやりこみ要素が豊富にあり、職業や武器、スキル構築によりプレイスタイルは自分にあったものを選べます。参考までに他の方が同じゲームを実況しているのも並行してみましたが、まず、このゲームのファンからすると物足りないくらい死なない(笑)とにかく筋力を最大限にあげながら、使ってみたい武器へとどんどん切り替えて、必ずしも最善とはいえないやり方でも、強引に進めていくスタイルが特徴的でした。
賛否両論ありそうな攻略でありながら、でも最後まで夢中で観たくなってしまうのが、弟者さんの動画の魅力なのだと思います。

2)グループであることを最大限活かした動画の量と質

冒頭でお伝えしたように、2bro.というチャンネル自体、3人で運営されており、マルチプレイできるゲームはこの3人でうまく役割分担して進めていきます。

3人ともFPS・TPS系のゲームの経験が豊富ということもあり、その強みが最大限活きて面白かったのがゴーストリコンワイルドランス。

ボリビアを舞台に麻薬カルテルの「サンタ・ブランカ」と戦うシューティング中心のオープンワールドゲームなのですが、難易度の高いミッションを3人で楽しくクリアしていくのをみるのが本当に楽しい。3人の作戦が功を奏し、また狙った敵にきっちり弾が当たるシーンはめちゃくちゃかっこいいんです。

サバイバルゲームもマルチプレイが面白いゲームですが、この3人のサバイバルゲームは役割分担というか3人の志向が異なるので、その強みが活きてわちゃわちゃ進行していくのが面白い。
具体的には兄者さんは建設系のタスクに熱心に取り組み、おついちさんは戦闘でもサポート系のタスクを請け負います。そして弟者さんはその2人に支えられながらガンガン攻める。
このVALHEIMはヴァイキングをテーマにサバイバル方法の自由度が高く戦闘要素も強めの作品で、特にこの3人にぴったりで、作業用に観始めたらついつい動画の方ばかりみてしまうことに。

そして3人で運営しているのでとにかく生配信を中心にどんどん新しいコンテンツがアップされていきます。こちらは下半期の総集編(こういうのを作って導入にしているのもチャンネル運営として巧い)ですが、量の多さがよくわかると思います。
また、映像の品質にもこだわっており、自分でプレイするのと遜色ないクオリティで動画を観ることができます。個人チャンネルだとこの量と質を両方担保できる運営はなかなかハードだと思うので、3人でチャンネルを支えているからこその強みが発揮されているといえるのではないでしょうか。

3)海外のインディーゲームを手厚く扱うことで独自のポジションを築く

ここまで紹介してきた動画の多くもそうですが、私は2bro.のチャンネルを通じて、世界中に面白いゲームがあることを知りました。兄者弟者さんが子供時代、英語圏である香港で過ごしていたということもあって、完全英語のゲームでも面白ければ積極的に扱っています。
扱うゲームのジャンルがそもそも広いので一概には言えないですが、より大人向けの硬派なゲームを選択するケースが多く、そういう点では、同じ300万人超えのチャンネル登録者でも#1で紹介したキヨさんとは異なるポジショニングを築いています。

たとえばこのアクションゲーム「DANDARA」はブラジルのスタジオで作られたインディーゲーム。ゲームステージの各シーンと音楽が異国情緒あふれていて、それを観ているだけで楽しい。

この横スクロールガンアクション「My Friend Pedro」はスウェーデンのスタジオのもの。なぜかバナナを相棒に敵に立ち向かい、かっこいいシーンはスローモーション演出が入る不思議な世界観のゲームです。

私自身も弟者さんのチャンネルにたどりついたきっかけは、海外のインディーゲームの実況が見てみたいと思ったところからでした。
こういう世界的に人気が高いけれど、日本ではメジャーとはいえないインディーゲームを発掘して、クールなプレイを見せていくことで、未プレイの人にはこんなゲームもあるよとプレイするゲームの幅の広さを示すことができ、また、このゲームの動画がみたい人には、そのゲームタイトルで一番再生数をとっている2bro.のチャンネルにしっかりたどりつける設計になっているのがすばらしいのです。

4)ホラーゲーム実況のあらゆる楽しみ方が詰まっている

私があまり興味のないゲームジャンルの一つが、実はホラーゲームでした。理不尽な状況下で、ゾンビやお化けに追いかけられて、割とバッドエンドも多いホラーをどう楽しめばいいんだろうと思っていたんですよね。
ただ、これだけ全世界で人気のあるコンテンツということは、私が楽しみ方を知らないだけなのではとずっと思っていまして。
そんな中、弟者さんのいくつかのホラー実況動画を観てみたところ、大正解!というか、夢中になって観続けてしまう自分に驚きました。

自分でもなぜこの動画をホラーとしてみようと思ったのかわからないですが、最初に面白くてびっくりしたのは「44 Minutes in Nightmare」です。
とにかくこのゲームの場合、マップも、出てくる敵の種類も、ランダムに変化するし、脱出方法もどこかに書いてあるとかではなく手探りだし、最初はどうしたらいいか全くわからないまま何度も死ぬしかない。けれどそんな圧倒的な理不尽さの中、敵の回避方法や悪夢からの脱出方法が少しずつ明らかになり、運も味方につけられたその瞬間、突破口が見えるというゲーム。
弟者さんは迫る敵に対してびびり、絶叫しながらも、なんだかんだ日ごろのFPSで鍛えた戦闘力をもって着実に撃退していきます。そのうえで、3時間半かかったとはいえ、ちゃんと1回の実況で脱出までもっていけてしまう突破力がすごい。
これはその後、ホラーを少しずつ見るようになってわかったことですが、この動画には、恐怖演出への(見ている分には面白い)激しいリアクション、立ちふさがる強敵を打ち倒すスリルと快感、謎の真相に少しずつ近づいていく際に感じるワクワク感という、ホラーの実況をみる上での3つの重要な楽しみ方のポイントが全て詰まっていました。

では長編作品も観てみようと思ってさらに休日をフルに使って熱中してしまったのがこのサイコブレイク。1分たりとも気の抜けない恐怖展開が続き、後半にいくにつれて戦闘要素が強まっていくので、ホラーファンからすると正統派でないそうですが、弟者さんの動画は戦闘シーンが多い方が良さが際立つので、これは本当に面白かったです。真似しようと思ってできるものじゃない。
チャプター前後にさしはさまれるまるでハリウッドのパニック映画のごとき大迫力の映像も素晴らしくて、今まで避けてきたホラーをもっと観てみたい思うようになりました。
ホラーって後味の悪いエンドが多いんですけど、その分安易なハッピーエンドにならず、世界観が複雑で深みがあって、ストーリーとしても面白い場合がけっこう多いということに気付きました。
2022年はバイオハザードシリーズのストーリーを一通りインプットしていきたいとひそかに胸に誓っています。

まとめ)ゲームがうまいのってこんなにかっこいいんだという気付き

未プレイながら知っているゲームの実況を見ることから始まった私のゲーム実況鑑賞でしたが、全然知らない世界を知るために、ゲーム実況を観るという楽しみを1番教えてくれたのは弟者さんの動画からでした。
2bro.は3人がそれぞれにキャラクターとしてもとても素敵な方々なのですが、そういうものを抜きにして、余計なことはしゃべらず、最高の視聴環境を用意し、全力でゲームを楽しみ、ありのままにプレイする姿を見せる、それがかっこいいし魅力的なんだっていうことを示してくれる方々でもあります。
何しろ見切れない勢いで新しい動画が増えていくので、これからも弟者さんを通じて新たな世界をたくさん知り、心動かされていきたい所存です。


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