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【No.7】ウエストポート1999 20年 52.5% 【エイコーン&アレン・トレーディング・ジョイントボトリング】

これも一種の「萌えボトル」?
今回は12月に発売されたばかりのコチラをテイスティングさせていただきました。

ウエストポート1999 20年 52.5%
【エイコーン&アレン・トレーディング・ジョイントボトリング】

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【スペックおよび概要】

日時(Date):2019/12/12 0:30
場所(Place):自宅
銘柄(Brand):AREN Trading joint Bottling ACORN”WEST PORT”
ボトル種別:ボトラーズ
蒸留/瓶詰/熟成年(Distilled/Bottled/Age):
MAY/1999 AUG/2019 20年
樽種別(CaskType):MATURED IN HOGSHEAD(CASK No.800068)
度数(Strength):52.5%
種別/国(Category):ブレンデッドモルト/スコットランド・ハイランド
所有会社(Owner Company):AREN Trading joint ACORN
ボトル残量:90%

【プロフィール(Profile)】

色調(Color):Clear(0)~Dark(10) 
甘味(Sweetness):Dry(0)~Sweet(10) 
ピート(Peat):None(0)~Heavily(10) 
ボディ(Body):Light(0)~Heavy(10) 
バランス(Balance):Bad(0)~Good(10) 

【香り(Aroma)】

バニラ・黄色い花・若さの残る桃・シトラス果汁・ハチミツ・コットンキャンディ・キウイフルーツ・トニック

【味わい(Flavor)】

クリーミーな舌触り・ピーチキャンディ・バニラ・アップルジャムを乗せたビスケット・ドライパイン・フルーツコンポート・甘味と酸味を兼ね備えたフレッシュフルーツ果汁

【余韻(Finish)】

オレンジ・シトラスの皮のさわやかなビター・オレンジピール入りのビスケット・ピーチの余韻・甘い余韻がいつまでも続く

【総合評価(Total)】

柑橘や桃のフレッシュなフルーツのキャラクターが際立ち、甘い余韻がいつまでも続く優等生

83/100


ラベルに美麗な舞妓さんが描かれたこちらはエイコーンさんより2種出ており、もう一方はマクダフがリリースされております。こちらは後姿が見目麗しいラベルとなっております。

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※画像はエイコーン様よりお借りしました。(画像クリックでショップへ)

こちらは単一の蒸留所のウイスキーを瓶詰したシングルモルトに、微量の別蒸留所のシングルモルトを加えたいわゆるティースプーンモルト(ブレンデッドモルト)であり、中身は99.99%グレンモー〇ンジとなります。

池袋はウイスキープラスさんにて販売開始されてすぐに伺ったところ、両者を試飲させていただくことができました。

どちらも甲乙つけがたい逸品でしたが、旧来のモーレンジ党として、こちらを選んだ次第です。


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さて今回、エイコーンとジョイントコラボしたアレン・トレーディングは2013年に台湾・新北市に創業した新出のインポーターです。
台湾をはじめ中国や香港のウィスキーエージェンシーの正規代理店でもあり、その他、ドイツ・アーカイヴブスやスイス・サンティスモルトを取り扱っています。
注目度の高いウィスキーエージェンシーからの台湾向けボトルのリリースなど、成長するマーケットの中で意欲的なプロデュースも行うブランドです。

以前にはワールドバーツアー・シリーズとして世界の名バーとのコラボボトルの販売を行うなど、とてもユニークなボトラーズとして知られています。


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ふと思い立って、我が家にあるグレンモーレンジ19年を引っ張り出し、飲み比べをしてみましたが、印象としては今回のボトルは19年より、18年の方と味わいに共通点が多いように感じました。グレンモーレンジ18年のカスクストレングスと言うべきでしょうか。

不思議なことに、これが樽の魔法なのか19年の方が年数は短いですが、より熟成されたフルーツと強いバニラを感じます。
例えるならば19年が千疋屋で食べるフルーツパフェだとすると、今回のボトルはどちらかといえば果樹園でその場で捥いで食べる果物のようなフレッシュ感に溢れています。
もぎたてならではとも言える強い甘みも酸味もあり、ハイプルーフの飲み応えが一種の野性味を感じさせます。
それでいて、甘い果実の余韻が長く続くので、じっくり長く楽しめる一杯となっております。






・・・・・・・あ。あと最後に今回のボトルと関係ない話なんですが、

グレンモーレンジ19年美味くね?


開けたて「まぁまぁかなー」とか思ってしばし放置しており、今回の飲み比べのために取り出しましたが・・・あれこれすごく美味しいのでは?
確か当時、11,000円程度で購入いたしましたが、良い意味で値段不相応な濃縮フルーツ&バニラで鮮烈ではないものの、南国系フルーツの味も拾えますぜこれ。

普段、同じウイスキーを買い足すということはなかなかしないのですが、こちらは買い足してもいいかも・・・・・と、まったく関係のない感想で今回は失礼いたします。m(__)m

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