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【便所のあとがき】私と二村氏(前編)

先日、長編note『二村豊人という男』を書きあげました。
1 https://note.com/whipbouya/n/nc7cc899ae84f
2 https://note.com/whipbouya/n/naee9a3f90431
3 https://note.com/whipbouya/n/n69e1823bd902
4 https://note.com/whipbouya/n/n8a6608aac77c

二村氏がいかにして静岡を掌中に収めたのか。一介の花屋の息子がどうしてフィクサーと呼ばれるまでに至ったのか。
その足跡を少年時代から紐解いてゆく、いわば「女帝 小池百合子」ならぬ「王 二村豊人」の物語です。

正直申せば途中何度も筆を折りかけました。
凡夫が神を描くなど土台無理な話なのです。その巨大さを知るたびに自分の愚かな試みを呪いました。
しかしながら10年間そばで小姓を務めた私以外に氏の偉業を伝えることはできないと思い、ひとまずの完結に至れたのは、皆様の応援があってこそです。この場を借りて感謝申し上げます。
王からも「よく書けている」とお褒めの言葉をいただき、ほっと胸を撫で下ろしました。(感激で私が泣き崩れたのは言うまでもないでしょう)

他方。
『二村豊人という男』では客観的に二村氏の実像を追いたかったために、私から見た視点には欠けております。私ホイップ坊やと二村豊人、その個人的な関係性に焦点を絞っての文章があってもよいのではないか。
そんな思いが湧き上がってきたのも事実なのであります。
王からは調子に乗るなとお叱りを受けそうではありますが、ええいままよ、再び筆を取ることにいたしましょう・・・。


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