ビジョンをビジョンにしない事

ある人に言われた、
「ビジョンをビジョンのままにしてはいけない」
という言葉が深い示唆を与えてくれた。

明確なビジョンを持つこと、それの実現に出来ることややるべき事を考えること。
これは誰しもできるが、実行に移すことができる人が限られるという事実は広く人々に理解されていると思う。

ビジョンとアクションの間に存在するのは大きな壁であり、その壁は様々な要素で構成されたものであると思う。
ビジョンの成立に満足することも要素のひとつだし、ビジョンに繋がらないように見える些末なアクションに追われている事もあるだろう。

スティーブ・ジョブズの「点と線」の説話から考えれば、結果に無駄なアクションは見分けがつかない。
しかし、明確なビジョンであればあるほど、取るべきアクションは絞られてくるだろう。

すなわち、ビジョンの完成度が高まれば、それが足場となって、アクションとの間にある壁を超える労力が減っていくようなイメージで正しいような気がする。

ビジョンの完成度を高めるための様々な経験ならば、全てが繋がり、無駄ではないのだろう。

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