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「共生することがより良い仕事を生んでいく」- by AQuest <vol.1>

WORKS GOOD! MAGAZINE 記念すべきインタビュー第一弾は近年、CSSDAのDOTY Leader Boardの常連になっているイタリアにあるデジタルエージェンシーAQuestさん。常に革新的なアウトプットを提供しつづける彼らがどのようなスタイルで働いているのか、「いい仕事」を生み出すために、なにを重視しているのか、など10の質問を投げかけてみました。

Question 1:
まずはじめに、AQuestについて教えて下さい。

AQuestは、イタリアのヴェローナにあるデジタルエージェンシーです。イタリア国内の案件はもちろん、様々な国のクライアントから、コミュニケーション設計やデジタル領域におけるクリエイティブ業務をお手伝いしているような会社です。

社内には、アートディレクター、デザイナー、フロントエンド+バックエンドエンジニア、プロジェクトマネージャーはもちろん、カメラマン、ビデオメーカー、ソーシャルメディアスペシャリスト、3Dアーティスト、サウンドデザイナー、データサイエンティスト、デジタルマーケッターが在籍しています。各領域のスペシャリストが、部門ごとにチーム体制を構築している形ですね。

デザイン、テクノロジー、美学、、、様々な領域で情熱的に働く総勢60名以上のメンバーのことを、自分たちで「Digital Wanderer(デジタル領域のさすらい人)」なんて定義していたりします。

AQuestについて詳しく知りたければ、2016年の活動をインフォグラフィクスを使って紹介しているので、ぜひご覧ください。

Question 2:
1人が同時期に進行している案件数は何件ぐらいでしょうか?

プロジェクトの性質やその人の役割にもよって異なるため、一概には言えませんが、平均すると、どの職種のメンバーも約3件くらいの案件を担当しています。
そのなかで、私たちが優先していることは、「一つ一つの案件を詳細までこだわって遂行すること」です。よりよいアウトプットを生み出すには、必要不可欠なことだと考えています。

Workflow / ワークフロー

Question 3:
1週間のなかで平均して、どのくらい時間外労働がありますか?

時間外労働は、ほぼないですね。デザイン、エンジニアリング、それぞれの領域においてそのプロジェクトを遂行するのにどのくらいの時間がかかるのかを、最初の段階で正確に見越すことを心がけているので、ほぼどのスタッフも時間内で帰宅します。
スケジューリングについても、先ほどお伝えしたような「詳細までこだわって遂行する」していることが要因かもしれません。

Question 4:
社内でつかっているツールなどありますか?

用途によって使い分けていますね。プロジェクトの計画を立てるのには『Trello』を使っています。アイデアを集めたり共有するには『Slack』を、プロジェクトの進行状況やアウトラインを把握するためには『Basecamp』を使っています。正直なところ、ツールについては、試行錯誤の連続ですね。

Question 5:
クライアントの方々にどのようなことを望まれることが多いですか?

革新性と高いクリエイティビティだと思っています。彼らのブランド、あるいはコミュニケーションを向上させる正確な戦略を計画することを期待してくれていると考えています。

Question 6:
より良い労働環境を目指して何か取り組みをされていたりしますか?

はい、とても大切なことだと考えて取り組んでいます。週2回オーガニックの新鮮な果物を一緒に食べたり、入社時にアジェンダ、筆記用具、ブランドマニュアル、そして自分を表現するチョークなどが入った『AQウェルカムキット』を贈呈したりしていますね。
創造性が芽生え、チームが自由に創造しながら試行錯誤できる適切な職場環境を構築することはとても大切です。


Question 7:
リモートワークなどを取り入れたりしていますか?

同じ職場で一緒に働いています。協同的に、同じ場所に居合わせながらなにかを作っていくことが重要だと考えているからです。

Question 8:
社内で勉強会などの教育制度はありますか?

日頃から私たちは並んで、互いに刺激をしあいながら業務に取り組んでいます。その中で学ぶことも多いのですが、流れの速いテクノロジー業界で遅れをとらないように、国内外での研修行事に出席し、勉強する機会を提供するようにしています。

Question 9:
モチベーション管理などでなにか取り組みをされていますか?

月に2回 『APdate』と呼ばれる社内イベントを開催し、みんなが興味深いと思った話題について話し、新しいアイデアを広げるようにしています。なにかを共有しあうことが、私達の最大のモチベーション管理方法ですね。

Question 10:
最後に、「いい仕事」をする上で、もっとも重要だと思っていることはなんですか?

まず共生すること。私達は会社やチームという枠のなかで、膨大な時間を共有しながら、業務に取り組んでいます。そのなかで他のスタッフのアイデアや視点を尊重しあうこと、すなわち共生し合うことがみんなの幸せの鍵です(この効果は日々の仕事にも影響します)。
そのなかで、一人一人がプロフェッショナルとして業務に取り組み、常に好奇心を強く持ち続けること。
それが、私達のような会社が、常にイノベーションな存在であり続けるためには必要だと考えています。


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※この記事内容は2017年2月公開当時のものです。

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