見出し画像

2022年の楽曲10選/声優アーティスト楽曲大賞2022

(FC2ブログからの移管記事)
今年もお世話になりました。
2022年も楽曲10選 兼 #声優アーティスト楽曲大賞2022やってく!
主催および集計されているお二方いつもありがとうございます!

今年の楽曲は絶対的王者が不在だったなという印象で混戦でした。
かといって強い楽曲が少なかったかと言うとそんなことはなく、16曲から絞るのが相当厳しかったです。
そしてある1曲のために例年の自分ルールを変更です。

・2022/1/1~2022/12/31までに発売した楽曲
・1名義1曲まで(1コンテンツ内の複数ユニットは可)


それでは早速、選ばれた楽曲はこちら!


1 はじまりのセツナ / 蠟梅学園中等部1年3組
2 Cherish / 石原夏織
3 世界でいちばん愛しい音 / 牧野由依
4 夜光 / 東山奈央
5 Snow Tears / 中島由貴
6 君がのぞくレンズ / 長瀬琴乃(CV:橘美來) ×伊吹渚(CV:夏目ここな)
7 対角線を繋いでよ / ウワサノペタルズ
8 EMOTION / 三船栞子(CV.小泉萌香)
9 episode S4 / るか・ななせ・かな・みほ
10 星座になれたら / 結束バンド


はじまりのセツナ
歌:蠟梅学園中等部1年3組
作詞・作曲・編曲:杉山勝彦

1曲目に挙げるに相応しい2022年を代表するアニソンといえばこの曲、
2022年No.1アニメでもある「明日ちゃんのセーラー服」のオープニング曲「はじまりのセツナ」です。
作詞・作編曲は乃木坂のヒット曲を数多く手掛ける杉山勝彦様、
ユニゾン楽曲を得意とする氏の実力が発揮されすぎてる完璧な合唱曲だと思います。

とにかくアニメのOP映像との親和性が凄まじく、青春なんていう恥ずかしい概念をドストレートに描いていて、
「時間が止まれば良いのになって思うよ」等々のキャッチーな歌詞とも合わさって清涼感が最高に気持ち良い。

特に好きな点がサビの運び方で

ここの!!落ちるところ!!メロディを繰り返して期待感を高めたところで少しだけトーンダウンさせるのが非常に上品で、この曲の印象を決定付けてるメロディ運びなんですよね。コード展開も絶妙で、メジャーキーの曲なんですが出だしがEmのマイナーコードで切ない感じを出しつつ、このトーンダウンしたところから怒涛のメジャーコードで印象が明るくなっていくのも本当に素晴らしい。杉山勝彦様、もっとアニソン書いてくれたら良いのになって思ってます。

Cherish
歌:石原夏織
作詞:磯谷佳江 作曲・編曲:ヒゲドライバー

今年もキャリさんに素敵な楽曲をくださりありがとうございます…
作編曲はヒゲドライバー、氏らしいピコピコ可愛いシンセが楽しいアップテンポなナンバーです。
むろみではない。

キャリさんのアンセムと言えば俊龍格好良い楽曲やメロディックな爽やかorエモ路線が多かったので、
可愛いポップな楽曲がここまでハマるのはちょっと驚きでした。
歌声が低めでややねっとりしてるので、楽曲との対比が非常に面白い。
あと振り付けが最高に楽しいですね!!Starcast公演本当に素晴らしかった。

楽曲的に特に好きなのが毎サビごとにドラムのリズムが違う点です。
1サビは普通に4つ打ちで基準となるドラムパターンを示して、
2サビで「ドン ドドン」というダブルの緩急が付いて、少しゆったりとした印象になってからの、
ラスサビの高速連バスでの疾走感!
手数が多くて賑やかなドラムが全体的に好きですがバスドラの展開が特に最高です。

唯ちゃんも良い風向きになってきたところだし、来年も亡霊として期待し続けたいと思います。


世界でいちばん愛しい音
歌:牧野由依
作詞:岩井俊二 作曲:牧野由依 編曲:滝澤俊輔(TRYTONELABO)

今年の10選だなんだと言い出して早数年、ずっと入れたかったゆっち楽曲をようやく自信を持って紹介できる日が来ました。
アルバム「あなたとわたしを繋ぐもの」のラストを飾る母から子へ贈る楽曲です。
作曲は御本人、そして編曲はタッキーという最強タッグです。

結局牧野由依歌唱はこういう楽曲で活きるんだよな…というのを改めて感じさせてくれるどこまでも優しいバラードです。
「どんな夢を見ているんだろう どんな夢を叶えるんだろう」あまりにも好きすぎる。

今年は牧野由依ディナーショー(?)の夢が叶った一年でもありました。
ライブに行き始めた遥か昔よりずっとアンケートに書き続けてましたからね…
食事を楽しみながら牧野由依の音楽に包まれる経験は本当に素晴らしいものでした。
ビルボード音が良すぎる、毎年あそこでやって欲しい。


夜光
歌:東山奈央
作詞・作曲・編曲:ジミーサムP

本ッッ当に悩みました奈央ちゃん枠、OVER!!も本当に好みドストレートで最高なんですがやっぱりこっち。
6thシングルの限定版の方に入ってるカップリング曲です。
作詞・作編曲はなんとジミーサムP、久々にお名前を見た気がしますが声優楽曲書いてくれることもあるんですね。

楽曲はどこか神秘的な世界観で、特に透明感がある歌声ではない奈央ちゃんの歌唱なのに透き通ったイメージが浮かぶ不思議な曲です。
サビ以外のメロディのワードが細切れで結構強めにリバーブ入ってるのが良く作用してる気がします。
の裏で結構音数多くシンセがポロパロ鳴ってて楽しいし、印象よりもBPMが早く疾走感もあるんですよね。
音の種類が結構多いのに一貫した世界観のままなの本当凄すぎます。

特に終盤のウォーウォー歌唱になるところ好きなんですよね。
歌い方の強弱をはっきり付けてる楽曲ですが、感情がっつり乗せて走りきって優しく締めるの本当にクセになる。

3rdアルバムが全体的には弱めだったので何とか来年は盛り返して欲しいところです。


Snow Tears
歌:中島由貴
作詞:山本メーコ(Hifumi,inc.) 作曲:宮崎京一(KEYTONE) 編曲:宮崎京一(KEYTONE)、清水”カルロス”宥人(KEYTONE)

音ゲー界の姫こと中島由貴の1stシングルのカップリング曲です。
作曲は宮崎京一氏、miltub関連の方という認識でしたが結構女性声優曲も書いておられますね。

中島由貴の歌唱、びっくりするくらい粘度が高くて特にオの音がねっとりしてるので、
冬の曲との相性めちゃくちゃ良いと思います。
彼女の歌唱じゃないとこの曲はここまで魅力的にならないし、この曲だからこそ彼女の歌唱が最大限活きるという相性最高ソングです。
全体的には爽やかな楽曲が多いですがこの歌唱を活かす楽曲の方が映える気がしますね。
最初のアルバムでは「2cm」が本当に素晴らしかったですし。今ほどねっとりしてなかったですが…

なんで急にシロクマの話してんだ?と思ったら「白く真っ白く」って歌詞だったのもウケた。
アーティストとしての方向性は正直よく分かりませんが、来年も何だかんだ聞き続けるんだと思います。


君がのぞくレンズ
歌:長瀬琴乃(CV:橘美來) ×伊吹渚(CV:夏目ここな)
作詞・作曲:渡辺翔  編曲:渡辺拓也

今年もアイプラが大好きでした。最強レズソングが10選入りです。
作曲は大ベテラン渡辺翔、流石の一言に尽きます。

とにかく渡辺翔楽曲はメロディが安定して良い。よく長年ここまで耳に残るメロディメイクをし続けられる…ゴッド
でもサビの「何とかなるって」以降がまぁまぁダサくて、それもまた良い味になってます。
あとイントロがAstrogationっぽいです。アスゲファミリーの仲間入り!
音色はちょっと惜しいですね、ギターもうちょっと何とかならんかったか…キャラソンっぽさは出てるけど…

そして去年のふぁいおーでも触れましたが、渚役の夏目ここなさん、歌声がすごく良い。
程よい甘さがこういうデュエット物でとても映える。今後に注目です。


対角線を繋いでよ
歌:ウワサノペタルズ
作詞・作曲:KAMEKICHI 編曲:KAMEKICHI, mo2 (Felion Sounds)

アプリ「SHOW BY ROCK!! Fes A Live」よりウワサノペタルズこと高野麻里佳の歌唱楽曲です。
本当に申し訳ないがSB69のことはアニメで見た程度しか存じ上げないので、
どうもクラファンでMVとか作った曲らしいという浅い情報しか知りません…
ウワサノペタルズのこともほぼ知りません…

そんなわけで純粋に楽曲と歌唱の素晴らしさのみで選んだのがこの楽曲。
まりんかの声ってこんなに可愛かったんだ…という驚きがまず大きい。「New story」の印象強かったからかな…
「LOVE&MOON」も相当ハマっており、ライブに行きたい気持ちもありますが健康第一ですね。

さて楽曲ですが、ペタペタの打ち込みが逆に心地良くゲーソンらしさがとても良く出ています。
王道青春バンド曲、結局好きすぎる。
MVも良いですが、ジャケットの一枚絵が楽曲の世界観にマッチしててかなり良いです。

イベ被り仕方なしとは言えライブ行けなかったのは痛すぎました。どこかで聞けると嬉しいですね。


EMOTION
歌:三船栞子(CV.小泉萌香)
作詞・作曲・編曲:tofubeats

最強虹ヶ咲楽曲「無敵級*ビリーバー」を脅かす曲がとうとう現れました。
著名なトラックメイカーtofubeats氏の作品ということで界隈はなかなかの盛り上がりを見せてました。

アニメ放送時にも、お~良いな~とは思ってずっとプレイリストに入ってはいたんですが、
正直10選入りするほどのパワーを持った楽曲とは思っていなかったんですよね。
ある日突然来ました。この曲すごない!!??って日が…結構最近です。
あまり氏のことに詳しくないので音楽がどうこうは分かりませんが、音色はかなり独特ですね。
そして終盤の「あなたに届け」を重ねるところが本当に好きで好きで。

今年は自分の中でもえぴの存在感がかなり大きくなりましたね、主にharmoeですが。
正直もえぴ枠(?)は「空想エスケープ」と相当悩みました…
1stライブが本当に素晴らしかったので来年も行きたいですね。


episode S4
歌:るか・ななせ・かな・みほ
作詞:只野菜摘 作曲・編曲:石濱 翔(MONACA)

アイカツ10周年アルバムVol.5「Drawing Dreaming」の表題曲?です。
作編曲は我らの石濱さん、もう信用できるのはあなただけだ…

第25代S4の楽曲「episode Solo」のアンサーソング?アフターストーリー?となるこの楽曲。
「イントロはアウトロへ」のフレーズは本当にクるものがあります…
今までアウトロが終わるとイントロが流れてきてたんだぞ、ずっと次の曲へと思っていたのに…
そんなアイカツが本当に終わってしまうんだなというのをしみじみと感じさせる一曲となっております。

名前分からんけど同じ高めの音を8分で叩いてリズム取るやつ(さよならアンドロメダ奏法)が印象的で
何となくアフターストーリーの楽曲に合うなって思います。
エピソロの時はゴリゴリのサウンドが前面に出ていて若々しかったのが、
今回はバックの厚みが増してて歌唱を聞かせようという構成になってるのが実にエモい。

今度こそちゃんと終わらせて欲しいですね。2月に向けて覚悟を決めていきたいと思います。


星座になれたら
歌:結束バンド
作詞:樋口愛 作曲:内藤英雅 編曲:三井律郎

1ヶ月程度は聴き込まないと良くわからないというか、初見の熱で評価が上振れしてしまうから冷静になってから判断しよう
というポリシーをルールに取り入れてわけですが、
もうこの曲は無理です。この先何年も好きなのが分かりきってる。抗えない。
アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」、劇中バンド「結束バンド」より劇中歌「星座になれたら」です。

原作も大好きで文化祭の話を機にぼ喜多が正義と思っていた中、
本当に質の良いアニメで、その文化祭の楽曲としてこんなぼ喜多ソングが生み出されるなんてズルですよ。
ストレートな解釈をすれば「ぼ→喜多ちゃん」の羨望や憧れを描いた楽曲と捉えられるのですが、
ぼ喜多の関係性の素晴らしいところは同じ感情を双方に抱き合ってるという点なので、
「喜多ちゃん→ぼ」の方向にも成立するというのがこの楽曲の素晴らしい点の一つですね。
「繋いだ線ほどかないで ”僕”がどんなに眩しくても」の歌詞が生きてくるんですよ。
このMVもぼが全く出てこずに終始喜多ちゃんだけを描写し続けるのもまた要素なわけです。
喜多ちゃんがぼのことを自分が努力しても手に入れられないものを持ってる憧れの対象として見ていて、
あの性格だからこそ抱く孤独感をぼが埋めてくれると思ってる解釈が好きなんですよね。
(早口)

もちろん楽曲としても本当に素晴らしい。類似性なんてものはさておき、ギターの音色が良すぎる。
結束バンドの曲、ライブ感というかバンド感を出すためか左右のパン振りが結構強めにされてる印象があるんですが、
この曲はリードギターとリズムギターがかなり大胆に配置されてて、ライブ音源かのようです。
アルバム良い曲多すぎる…元々アジカン好きだし…転がる岩は完璧すぎる。
アジカンは特に「未来の破片」が好きです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?