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2023年の楽曲10選/声優アーティスト楽曲大賞2023

今年もお世話になりました。 2023年も楽曲10選 兼 #声優アーティスト楽曲大賞2023やっていこうと思います。 主催と集計のお二方いつもありがとうございます!
さて、今年は「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」の話をしないわけにはいきません。1stライブ以降うるさくてすまん。
蓮ノ空の魅力はもう色んな人が語っているところですが、この刹那性・リアルタイム性、一貫して「今この瞬間」というコンセプトを細部にまで感じさせるこのコンテンツがドストライクで分かりやすくドハマリしてしまいました。10選もお察しです。
えっ!?まさか私がラブライバーに!?
10選候補曲は20曲ほどあったので決して全体的に聞く母数が少なかったというわけではないのですが…
そんなわけで(?)、今年だけは少々自分ルールを変更してお送りしたいと思います。

・2023/1/1~2023/12/31までに発売した楽曲
1名義1曲まで(1コンテンツ内の複数ユニットは可) 今年はOK!!

では早速、10曲を紹介していきます。


👑素顔のピクセル / スリーズブーケ
👑眩耀夜行 / スリーズブーケ
Holiday∞Holiday / スリーズブーケ
ド!ド!ド! / みらくらぱーく!
flower / Trysail
刹那の誓い(feat. 由崎司) / Neko Hacker
アンチクライアント / harmoe
ステラ・ビート / 中島由貴
Abyss / 早見沙織
Do you agree? / 大西亜玖璃


素顔のピクセル

歌:スリーズブーケ
作詞:ケリー 作曲:桃宇アリサ、めんま 編曲:めんま
(↑今年の流行語大賞)

王。王様。

初めて聞いたその時にこの曲は2023年を取ると確信しました、取りました。
打率がおかしい蓮ノ空楽曲の中の、特に打率がおかしいスリーズブーケの現状では最強楽曲と言える曲です。

本当に普段は歌詞を軽視していて、人から言われないとその曲が何のことを歌ってるのか意識もしない私ですが、この楽曲については(というか蓮ノ空全体的に)、歌詞の素晴らしさに触れざるを得ません。
(歌詞を楽しむ能力は非常に低いので深い話は他の人の記事に期待です。)

蓮ノ空楽曲は代々受け継がれているというとてもクリティカルな設定があります。
とは言え今の世代が楽曲を作っている描写もあり、自分たちで作ってはいけないなんてことはないようです。
そんな中、この「素顔のピクセル」という楽曲の歌詞、今この時を余すことなく記録(記憶)したいみたいな話ですが、

この眼はいつも君を追いかけてる
ピース!

教科書で隠した泣き顔
窓際でまどろむ寝顔も

と誰が誰に向けているものなのか、主体が気になる作りになっている気がします。
特にこの「教科書で隠した泣き顔」というフレーズが好きで好きで…
教科書を出してる時点で授業中で、恐らく悔し涙が波のように襲ってきている情景が浮かんだりします。
そしてそれを見てるということはこの楽曲を書いたスリーズブーケは同級生だったのでは!?なんて話もあったりします。
先輩後輩関係ではないスリーズブーケなんて湿度高すぎる、死刑。
蓮ノ空のコンセプト「今この瞬間」を象徴するような楽曲だと思います。

さて歌詞以外の話ですが、全体的に疾走感ある軽やかなサウンドになってます。BPM140弱くらいって結構びっくりです。体感もっと早い。
歯切れの良い爽やかなギターリフ、手数多めのドラムが結構前に出てるミックス、全てが噛み合いすぎてる。
1Bだけエグめの低音響くのもめちゃめちゃ面白い。
じゃあ爽やか青春ソングかと言うとそんなことはない。ちょっとしっとり。まぁもはや恋の歌ですしねこれもう…
二人の歌唱が高低バランス良いのも文脈・曲調にマッチしていて本当に素晴らしいです。

まさにスリーズブーケ。来年は蓮ノ空一色の一年になりそうです。
飛びポでは天井に刺さると良いそうですよ。


眩耀夜行

歌:スリーズブーケ
作詞:ケリー 作曲:小野寺祐輔(ArteRefact) 編曲:脇 眞富(ArteRefact)

王。王様。

王道にして最強、オタクソングかくあるべき。
ArteRefact本当にありがとう。
思えばこの曲を聞いて蓮沼に落ちたんでした。スリーズブーケの現状では最強楽曲と言える曲です。

「きれいな夜だね」

令和版の「月が綺麗ですね」を決定するんじゃない。
上記パートを含め、歌唱の感情の入り方が群を抜いてます。ラスサビの「離さない」は本当に震える。
音源のミックスがちょっと丸っこいのでライブで聞いた時の伸びもえっっぐいです。

眩耀夜行有識者の岬なこ氏が「『こんな眩しい』って言ってるのにちょっと暗い」と仰ったそうですが、まさにこの曲の魅力を表現しています。眩耀ですからね…目がくらんでるんですよ二人なら…
曲調も夜に光が灯ってる薄暗さが全体としてあり、それでいて疾走感がある。駆け落ちの表現としか思えません。
サビ後のギターの音色がちょっと古臭い感じなのも良い…伝統的駆け落ち。

まさにスリーズブーケ。来年は蓮ノ空一色の一年になりそうです。
飛びポでは天井に刺さると良いそうですよ。


Holiday∞Holiday

歌:スリーズブーケ
作詞:ケリー 作曲:桃宇アリサ、めんま 編曲:めんま
(↑今年の流行語大賞)

異次元フェスで披露される可能性が高まった際、「ホリホリでオタクをなぎ倒せ」という旨の発言をしていたのですが、
誰がここまでやれと言った!?というお祭り騒ぎになりました。スリーズブーケの現状では最強楽曲と言える曲です。
かくいう私もこの曲が蓮ノ空の取っ掛かりです。本当にキャッチーなんですよ。
耳馴染みの良い四つ打ちに乗せられた一発で覚えるサビの歌詞、分かりやすくポップで可愛い曲調、二人が百合関係であることがすぐ理解できて「安全バーは君の腕」なんて面白キラーフレーズもある。そりゃワイパーも楽しい。
異次元フェスという場で披露するのにこれ以上の曲はないです。

この曲、かなり梢センパイが花帆さんと出会って浮かれてる曲ですが、曲を作ったのが誰ってのは名言されてない(はず?)ので、先代の浮かれブーケが作った曲かもしれないんですよね。
でも梢センパイが歌詞書いたとしたら本当に良い、序盤から最面白キャラだった、厳格な先輩だと思ったのに…

スリーズブーケ3曲は流石にどうかと思ったりもしたのですが抗えませんね。最初は候補に5曲あったし。
来年は蓮ノ空一色の一年になりそうです。


ド!ド!ド!

歌:みらくらぱーく!
作詞:ろさ 作曲・編曲:山本玲史

ドカ沸き、ドチャクソ、そしてドカ泣き

最初はハイスピードピンチケピコピコ楽曲(ピ!ピ!ピ!)かと思って楽しんでいたのですが、知れば知るほど解像度が上がって随一の泣き曲となるみらくらぱーく!の原点です。

挫折によって諦めと折り合いを付けてる中、心のどこかでは瑠璃ちゃんが迎えに来るのを待っていて逆転を願う1番。そして2番サビ。

ドン詰まりこそ 無敵になるモチベーション
きたきたきたこの感覚が まだ頑張れる合図なんだ
ドン詰まりこそ 笑顔見せてなんのその

まさに慈。格好良すぎる。ドン詰まりの「ド」かよ…
最後「フレフレ!私たちへ」とかどんな気持ちで書いてたのよ。

でもやっぱり楽曲は本当に楽しい。ライブでこの曲が来た時にオタク達のスイッチが入って熱量が増す感覚最高すぎる。暴れろー!!みたいな曲が蓮ノ空には現状少なめなのでなおさらだよね。
展開もコロコロ変わっておもちゃ箱みたい。音ゲーだったら初見殺しですよ。

まさにみらくらぱーく!来年は蓮ノ空一色の一年になりそうです。
飛びポでは天井に刺さると良いそうですよ。


flower

歌:Trysail
作詞:NOBE 作曲・編曲:高橋修平

Trysailもadrenaline!!!以降はあんまり刺さらんなぁ…まぁ各々ソロの方が…
なんて思っていたら楽曲力の塊みたいな曲が年始にリリースされ、1年間ずっと好きでした。
やっぱりTrysailは華やかな明るい楽曲が合う。それぞれの声も良いけど3人合わさったこの歌声が結局好きだ…としみじみ感じさせてくれた曲です。

もちょの歌声は可愛い声質を生かした高音域より中音域の方がエモさがあって良い、と過去繰り返し言ってきたのですが、2Bがまさしくその良さが出ている歌い方をしていて特に好きなところです。
そして何と言ってもサビが良い、フレーズ繰り返すの好きなんだよね…
そして短い。サビ8小節だけ最近あんまり見ないね。意識してないだけかな。

作曲の高橋修平氏の手掛ける「Alter Echo/戸松遥」もめちゃめちゃ良いのでオススメです。


刹那の誓い(feat. 由崎司)

歌:由崎司(CV:鬼頭明里)
作詞・作曲・編曲:Neko Hacker

アニタイを10選に入れるのは初めてかも。
トラックメイカーユニット「Neko Hacker」の楽曲を鬼頭明里が歌う一応キャラソンみたいなOPです。

その世界は詳しくなくアニメで聞くまで存じ上げなかったのですが、クラブサウンドながらギターの生音が主役という構成が衝撃的で、すぐさま全曲掘ってしまう程にハマってしまいました。
この楽曲はアニタイ用だからかクラブ感はないのですが、「曖昧サイボーグ」「Home Sweet Home」「From Zero」あたりは真骨頂と言える楽曲なので是非聞いてみて欲しいです。
アニメ「幼女社長R」で日高里菜ちゃんが歌った曲があるのも良い、カワイイね。

さてこの楽曲、アニメサイズで聞いた人は特に印象に残ってない人も多いかもしれません。
ギターがかっちょ良いというのを言いたいがために上には演奏動画を貼りましたが、実はこのアニメサイズが終わった瞬間からギターが暴れ出して今年イチ格好良いソロパートがあります。
アニメで流れないと思って好き勝手やっただろ!?

そして歌唱のキトアカ氏、このサウンドを邪魔しないボカロみたいな歌声(ミックスのおかげかもだけど)もお見事です。「Star Arc」みたいな美しい楽曲、「Magie×Magie」みたいな可愛い楽曲、色々歌いこなしてモノにできるの本当にすごい。歌の上手さとはまた違った魅力です。
私も「アフターグロウ」はほぼ「CHE.R.RY」だと思います。


アンチクライアント
歌: harmoe
作詞:只野菜摘 作曲・編曲:広川恵一(MONACA)


だから、頼れるのはもう、広川先生しか……

最近このアーティストあんまり刺さらなくなったな…お、この曲だけはめちゃ良いぞ…誰が書いた曲なんだろう →作曲:広川恵一(MONACA)

を今年は何度も経験しました。彼なき今、私は広川先生に依存してます。
この最高のプレイリストを聞いてください。

さてこの「アンチクライアント」ですが、まず声優ユニットに書いて良い曲じゃない。ハードコアテクノ?なんて思いましたが、ダブステップって言うんですね。とにかく治安が悪い。
こんな音楽を「物語」の枠組みで捉えて表現できるのがharmoeの良さといったところでしょうか。

ところでこのプレイリストの一番上にある最新楽曲「ワタシアラート」に今とても夢中です。この月テンとサニピみたいなポニキャンのユニット、好きそうだから距離を取ってるけど本当に危険だ。「colorless」とか好きすぎる。


ステラ・ビート

歌:中島由貴
作詞:児玉雨子 作曲・編曲:平田祥一郎

なんかコンスタントに年イチで刺さる曲が来る…
アーティストとして何を目指してるのかよく分からんとか散々言ってきたんだけど、正直年々パフォーマンスも良くなってきて、普通に声優アーティストの仲間入りしているのを感じます。京プレすっごい良かったし。
(煽る時「ヴォイ!!」なのが最高、お前こそESD…)

そして過去、粘度の高い歌い方をする楽曲を褒めちぎってきたわけですが、こちらの曲は比較的さらさら系です。
要所にねっとりしたところがあってそこを気に入ってるだけかも。
楽曲的には非常にシンプルというか、音数がこれだけ少ないのにしっかり世界観作って、ミックスはボーカル寄りでポップスな感じ。まぁ平成歌謡です。結局これが好きなんだ。

作曲は平田祥一郎氏………Shoichiro Hirata!!?
あんまり調べてなかったんで今見てビックリ。あなたでしたか…
元音ゲーマー的にはハウス書いてるイメージがありますが、「真夏の花・真夏の夢」「With your Smile」もあるし女性ボーカルも一級品でしたね…
というかつんく系列の仕事もされてるんですね、いや普通はこっちで知ってるのか。
KONAMI音ゲー縁の人があの中島由貴に曲を書くのも味わい深いですね。


Abyss

歌:早見沙織
作詞・作曲:早見沙織 編曲:渡辺拓也

アルバム「白と花束」よりリード曲の「Abyss」です。
本当に美しい…ひたすらに美しい歌声…楽曲…作詞作曲本人…?

今年のベストアルバムを選ぶとしてもこの「白と花束」を選ぶと思います。
圧倒的な歌唱力に支えられた様々な表現。アルバムの最後が「はじまりの歌」で最初が「Ordinary」なのも本当に素晴らしいの一言です。歌声一本だけでここまで人を惹きつける。

そんなアルバムのリード曲である本曲、まさに早見沙織の魅力をドストレートに伝えるリード曲に相応しい、結局一番はこれなんだよと思わせる強いメッセージを持つ楽曲です。

今年久々に早見沙織さんのライブへ行きましたが凄まじいものでした。たまには歌声をちゃんと楽しむライブも行くべきですね。


Do you agree?

歌:大西亜玖璃
作詞・作曲・編曲:鶴崎輝一

10番目はこの曲にしようとずっと決めてました。
いやすごい好きってわけでもないし、良い曲は良い曲なんだけど特筆してどうこうっていうのもないんですよね…
けどなんか気付いたらほぼ1年ずっと聴いてた。聴き心地が良いんだろうか、ずっと聴いてて苦にならない不思議な曲です。

全く同じ文章を過去にも書きました。「恋じゃないなら何なんだ/和氣あず未」です。完全にその枠です。
で、今気付きました。どっちも鶴崎輝一氏の曲ですね。マジかよ、こんなことある??
ユイオグラの「Prism Beat」なんかも手掛けてますね。
いずれの曲にも共通して言えるのが編曲・ミックスが超絶上手い。音の配置やバランス、抜け…どれをとっても最高です。

今後も10曲目はこういう曲を選べると良いな。


おわりだよ~

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