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【EUREKA】公開前【ANEMONE】完全に過小評価していたエウレカハイエボリューションの行く末「全ての理の果て」

【ANEMONE】映画館で観た時は正直がっかりした。

なのに、最期の作品の前にみなおした
「ANEMONE」があまりに感動して涙が止まらなかった。

書き込みを放棄したようなデジタル作画に納得がいかなかった。
妙に現代文化(スマホなど)を取り入れるアネモネに違和感があった。
エヴァっぽいのに既視感があった。
最初のハイエボの30分の神作画を期待した。
過去映像とのリンクが明らかに不自然だった。

すべて裏切られた。

だが二回目は違った。
それはすべてを壊した。

陽キャだったエウレカは完全に陰キャになり、
逆に陰キャだったアネモネは完全に陽キャになった。
デジタル作画は挑戦と、あらゆるフレームの表現の抽象表現であり、

不幸に陥ったエウレカ(なぜか主役のレントンを殺している)
は魔女と呼ばれ、敵だったアネモネは世界を救う可能性となっている。
世界を救うのは「すべてを無かったことにしてしまうことへの抵抗」であり

それは昨今のサブカル飽和による
物語の陳腐化を意味していた。

それがデューイの語る
「すべてはゴミ。ゴミの山を我々は作っているのであり、ゴミ処理をしているだけ」
ということなのだ。

手を取り合ったエウレカとアネモネは
意味不明なカタルシスに陥り、いつのまにか理を超えて空を飛んでいた。

その姿にもう、涙が止まらなかった。
過去の改変や編集、その全てを認め、あらゆる無かったことを、あったこととして
収束させるのがこの
「エウレカセブン ハイエボリューション」の最終目標だったのだ。

エヴァっぽいのはそれは、ある程度、核心は収束することの表れなのだろう。

さぁ、まさかエヴァとエウレカが同じ年に、完結になるとは運命である。

11月26日(金)公開の
『EUREKA/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション』
に期待する(`・ω・´)ゞ



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