小島信之

農業家。コジマ農場代表、株式会社アグリコネクト取締役。野菜の作り手。「東京で地産地消」…

小島信之

農業家。コジマ農場代表、株式会社アグリコネクト取締役。野菜の作り手。「東京で地産地消」と銘打って東京都日の出町の畑で野菜を生産し、新宿区の神楽坂野菜計画で販売しています。または地元神奈川県藤野町の畑で福祉関係者と農業したり。みんな楽しくやらせてもらっています。

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東欧へ

2021年4月に東欧の国、ジョージアへ移住しました。 きっかけは色々あるのだけれど、一番大きい部分は自分の手でワインを作ってみたいということが最終的には一番大きい。…

小島信之
3年前
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みんなむぎプロジェクト

神奈川県の藤野町というところに暮らしている。2002年の相模原市との合併で今は神奈川県相模原市緑区というのが正確な名称だけど地元の人はあいかわらず藤野と呼んでいる。…

小島信之
3年前
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私的現代有機農業のコンセプト

会社での生産が始まり1年半が経った。 会社で運営する東京都の畑は私にとってもう何度目か新天地の畑であったけれど、周囲の助けや天の恵みのおかげで、これまでのところ…

小島信之
4年前
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有機農業者がベンチャー事業をはじめた物語

2010年くらいからの話。私が就農したばかりの時から、野菜の個人宅配を月に100件程定期発送していた。5月から12月末まで定期的に旬の野菜を送る。お客さんはほとんどが都市…

小島信之
4年前
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はじめまして

自称農業家。小島信之といいます。農業を営んでいます。いまは神奈川県藤野町の自宅付近に1ヘクタールの畑、東京都西多摩郡日の出町に80アールの畑を管理しています。 農…

小島信之
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東欧へ

東欧へ

2021年4月に東欧の国、ジョージアへ移住しました。

きっかけは色々あるのだけれど、一番大きい部分は自分の手でワインを作ってみたいということが最終的には一番大きい。私は一人の農業者であり、農業ベンチャー企業の役員も勤めていた。それまでの経緯は下記noteに記した通りなので時間のある方は読んでもらえたらと思う。

組織的に農業生産を始め、私は指導者としての役割を担うことになった。農業経験の無い者に

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みんなむぎプロジェクト

みんなむぎプロジェクト

神奈川県の藤野町というところに暮らしている。2002年の相模原市との合併で今は神奈川県相模原市緑区というのが正確な名称だけど地元の人はあいかわらず藤野と呼んでいる。
藤野の住人には変わった人が多い。かつて「芸術」というテーマで町おこしをし、アーティストやクリエイターを積極的に誘致した歴史があったり、シュタイナー教育を実践する学校もあったりと住人の多様性には事欠かない。なんとも楽しいところだと思う。

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私的現代有機農業のコンセプト

私的現代有機農業のコンセプト

会社での生産が始まり1年半が経った。
会社で運営する東京都の畑は私にとってもう何度目か新天地の畑であったけれど、周囲の助けや天の恵みのおかげで、これまでのところ年間を通して出荷を切らさず安定的な生産ができている。自社店舗での売れ行きも好調で、我々の栽培する野菜をやれ俳優の誰ソレがお気に召しているとか、あの元横綱のなにがしも大人買いしていってくれるなど、東京らしいフィードバックもあり嬉しい限りです。

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有機農業者がベンチャー事業をはじめた物語

有機農業者がベンチャー事業をはじめた物語

2010年くらいからの話。私が就農したばかりの時から、野菜の個人宅配を月に100件程定期発送していた。5月から12月末まで定期的に旬の野菜を送る。お客さんはほとんどが都市部に住む友人かその友人だった。みんな知り合いみたいなもので私は出荷する野菜に関して断じて恥じるような仕事はしなかった。送料を含めるとスーパーに並ぶ野菜に比べたら決して安い買い物ではなかったと思うけれど、お客さんと価値観を共有できて

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はじめまして

はじめまして

自称農業家。小島信之といいます。農業を営んでいます。いまは神奈川県藤野町の自宅付近に1ヘクタールの畑、東京都西多摩郡日の出町に80アールの畑を管理しています。

農家、というと先祖代々受け継がれた土地で日々の生活の糧を得る、みたいなイメージがありそうな気がするけれど、私の場合は就農して以来、その時々、各地の畑で営農し、伝統的な農家さんと比べると土地に対する執着がかなり薄いと思います。
そういったわ

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