わからないわからない、徳と色

 木火土金水の五徳にはそれぞれ色があるらしい。
火徳は赤、これはわかる。土徳は黄、これもわかる。
金徳は白らしいが、なぜ白なのかわからない。黄は土色でもう使われているからだろうか?当時は「金色」なんかなかったのだろうか?
もっと面食らったのが、水徳である。何色だと思う?おそらく誰しも、青だと思うだろう。ところが、青ではないのだ。青は木徳の色らしい。
水徳は黒なのである。ますますわけがわからない。ちなみに水徳を象徴する数は六なのである。この水徳を採用したのが始皇帝の秦らしいが、たぶん『史記』だったと思うが、そんな記述を読んでどうもその理屈がわからなかった。いまだにわからない。
 わからないといえば、漢は火徳なのか土徳なのか火徳なのか、コロコロ変わるから、わからない。どっちやねん。

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