日曜日の先生
Apple Musicから“オススメ”された桂歌丸さんの高座を拝聴。
ぼくが小学6年の頃、毎週日曜日は朝から夕方まで野球の練習をする日々だった。一日中監督に散々怒られるので、練習がイヤでイヤで仕方がなかったのを割と鮮明に覚えている。当時は土曜日の夜から食事が喉を通らなくなるほどだった。(でもなぜか太っていた)
夕方になると練習から解放されて、家に帰ればすぐさまテレビ付けて笑点を観るのが、ぼくのルーティンだった。監督に散々怒られて落ち込んだぼくは歌丸さんと木久蔵さん(現:木久扇さん)のやり取りに何度も救われた。とても自由な木久蔵さんに歌丸さんはいつも振り回され、反対側に座る楽太郎さん(現:円楽さん)に歌丸さんはいつもいじめられていた。気がつくと歌丸さんを応援していたほどだ。そんなやりとりを見ながらいつの間にか気を取り直して、おいしく夕飯をたくさん食べた。(だから太ったのか?)
最近までぼくは笑点の歌丸さんしか知らなかった。Apple Musicのおかげで本業の高座を聴けたのだが、初感としては「普段はこんな仕事してたんだなぁ。かっこいいなぁ。」だ。
もっと気の利いた感想を述べたいのだが、事実なんだから仕方がない。なんと言うか、はじめて父の仕事姿を見て「お父ちゃん、かっこいいなぁ」と思った時のような、そんな感覚になったのです。本業は、やっぱりかっこよくやりたいですよね。
今週のテーマは「おじいちゃんから学ぼう」。
新しいから正解、なんてこともない。
2018.07.13
編集長
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