2020/4/20-4/26 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。

今週のハイライトは、太陽の牡牛座入りと、牡牛座の新月です。
もとい、太陽の移動は19日で「先週」なのですが、ちょうど19日と20日の切り替わるあたりで移動するので、体感的には今週のイベント、となります。

太陽は牡羊座ではパワフルな状態になるとされていて、普段なら大歓迎なのですが、「コロナ(太陽の周りの光)」の言葉のイメージから行くと、これがちょっと牡牛座に入っておとなしくなってくれるならどんなにいいか! と思わずにいられません。

牡牛座では天王星がお待ちかねで、これと重なるようにして23日、新月が起こります。天王星・太陽・月がダンゴになったところに、水瓶座土星がスクエアを組んでいて、とてもシャープでフレッシュな雰囲気があります。布よりは石、石よりは金属、みたいな、バキッとした感触があるのです。敢えて「感触」としたいのは、五感の星座・牡牛座の新月だからなのですが、水瓶座・天王星は観念的な世界、土星(山羊座支配星としての)・牡牛座は物質的な世界を管轄しています。リクツの世界と、リクツじゃないぞという世界とがぶっちがいになっていて、とても印象的です。何が最も合理的かということを、とことんツメようとするような、迫力の議論を感じさせます。

天王星は「離脱・解体・改革・革命・新時代・平等」などを扱う星です。一方、牡牛座は金融、食料、経済活動などを管轄する世界です。既にある物質供給や経済活動のシステムが、新しい局面を迎えつつあるということは、個の星の配置を待たなくとも、多くの人が感じているところではないかと思います。

何かを守ろうとしたとして、それを守るために本当に有効な方法は何なのか。「力」と、その使い方についてのパラダイム転換が今、ダイナミックに展開しているのかもしれません。

牡牛座の天王星というのは「金庫を壊す」みたいなイメージもあります。一昔前は「陶器の貯金箱を威勢よく割ってナカミを出す」というシーンをよく見かけました。あんなイメージが、今週によく合っているのかもしれません。個人の生活のなかというよりは、もっと大きな「世の中」「社会」というスケールで、そうした動きが起こっておかしくないのでは、と思います。「あるところにはある」と言われているものが、ちゃんと出てきてもいいんじゃないかなと思います。

今週はそんな感じです。