2020/5/11-5/17の星占い 天秤座

「自信を持つ」ことと「謙虚である」ことは、決して相反する態度ではありません。「自信があるからこそ、謙虚でいられる」のが本当なのだと思います。自信のない人の「謙虚さ」は、しばしば「卑屈さ」とすりかわります。

天秤座の人々は非常に誇り高いのですが、その一方で、すぐれた謙虚さを持ち合わせています。というのも、人や物事の優劣をはかる物差しは無数にある、ということを知っているからです。優劣を計る物差しは、その種類もスケールもさまざまですし、計られた優劣自体も、時間が経てばどんどん変わっていきます。優劣や善悪というものが決して固定的なものではないからこそ、つねに自信を持ちながら謙虚であり得る、ということなのかもしれません。

今週以降、そうした「謙虚さ」の部分が前面に表れるかもしれません。そこでは多くの学びがあり、価値ある経験を積むことができます。謙虚さとは、おそらく単に「頭を垂れる」ことではなく、ある新しい知見や価値へと心が開かれている、ということなのだろうと思います。「それはまだ見たことがない」「それはまだやったことがない」という対象に対し、心を閉ざすか、それとも開くか、というところが、「謙虚さ」の分岐点なのかもしれません。