2021/7/5-7/11 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
これを書いているのは3日なのですが、大変な雨の被害が出ているようで、本当に心配です。去年以来「命」という言葉が新しい意味を帯びてきた気もしますが、みなさまくれぐれも「いのちだいじに」で!

引き続き、金星と火星が獅子座に同座しています。土星・天王星と着々とTスクエアを組み、バキバキした配置になっています。壊れそうもないものが壊れる、というイメージの形で、ニュースの中に妙にシンクロしたように感じられる映像を見ては、ぎりっと胸が痛みます。ただ、物質的な条件以外にも、「壊れそうもないものが壊れる」ことはあり得ます。多くの人々のより自由で公平な生き方のために、壊さなければならない旧弊や機能しなくなったルール、システムといったものもたくさんあります。たとえば老朽化した建物のように、「古いままにしておいては危険なもの」は、自然に壊れる前に意志を持って撤去する、ということも、人間は判断できる生き物です。そうしたことも今週、世の中の随所で進められていくのではないかと思います。

10日、蟹座で新月が起こります。少し緩いですが、海王星とトライン、天王星とセクスタイルで、小三角のような位置関係となります。さらに冥王星にオポジションで、トランスサタニアンの全部とメジャーアスペクトになる新月です。オウンサインの新月でもあり、全体にとてもパワフルなイメージがあります。水面下で準備されてきたこと、大きすぎて見えにくかったこと、長い時間をかけて培われたがゆえに「当たり前」になってしまっている流れ。そうしたものにいきなり「可視化のスイッチ」が入り、みんながあっと驚く、といったことも起こるのかもしれません。トランスサタニアンの「突発」感というのは、そのときいきなり何かが起こるというよりは、「ずっ隠されつつ世の中を覆っていたものが、いきなり見えるようになる」という展開なのだと思います。個人的な生活の中にも、少しずつ溜まっていっていつか海のようになっている思い、というのは存在します。そうしたものにリアルな、目に見える「スイッチ」がONになったとき、状況が突然、全く新しい方向に動き出した、と感じられるのだろうと思います。

今週はそんな感じです。