2020/7/27-8/2 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
またじわじわと春先に似た空気が世の中を包み始めているのに、なぜかニュースに流れてくる言葉は、数字以外はぼやけていて、不穏な影が日に日に濃くなっている気がします。いつになく長く続く雨と言い、時間が止まったような妙な雰囲気を感じます。

星空の時間はどうかというと、先週の「太陽のオポジション」から、今週は「水星のオポジション」となります。水星は言葉の星で、ある場所から別の場所へと何かを運ぶ星でもあります。水面下で展開していることが言葉=情報となって「動く」イメージがわきます。すでにある状況が、別の形で解釈され直す、とらえなおされる、といった感じです。

さらに、双子座の金星も、山羊座の星々に150度を組んでいきます。双子座は水星の自宅であり、この金星も「スピーカー」的な要素を含んでいます。この形も「再解釈」「意見」みたいなものを感じさせます。金星は牡牛座の支配星としては「声」を、天秤座の支配星としては「裁定、平和」を担います。吟味し、定義し、声に出すという動きは、優しい金星の世界観にも含まれていると思うのです。

さらに、水星・木星・海王星の調停、火星が木星とのスクエアにアプライしていくなど、大模様がバリバリ刻まれます。両方とも「おとなしく黙っている」ような形ではありません。2012年頃からの、オウンサインの海王星の中に溜め込まれたものが、水星・木星のオポジションという発声装置を得て、怒濤のようにあふれ出してきてもおかしくない気がします。太陽は獅子座でこれもプレゼンテーションに関係があります。

私たちは世界の物事をありのままに見つめているわけではなくて、コミュニケーションの中に含まれた、ある解釈の型を通して理解しているに過ぎません。その「解釈の型」がもし、変わったら、すでに知っていることの意味や価値も、大きく変わる場合があります。今週はもしかすると、そんなことが起こるのかな、という気もしました。

今週はそんな感じです。