2021/2/1-2/7 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
金星が2/1に水瓶座入りして、いよいよ水瓶座5星、水瓶座祭りが最高潮に達します。思えば去年の12月半ば、土星と木星が相次いで入ってから、水瓶座のテンションは高まり続けて来ておりました。2/12の新月で6星集中になりますが、そこに向かって一直線に、ひとつのテーマを追求していく人が少なくないはずです。

「向き合う」とは、昨今ごく一般的に用いられる表現です。「普段、なにかと目を背けているものに、きちんと目を向ける」という意味合いで使われることが多いようですが、もうひとつ「物事を、ごく深いところまで掘り下げる」といったイメージで使われることも多いようです。前者は「目を背けている状態を転換する」ことに、時間や労力を必要とします。自分の気持ちと闘うこと、辛い気持ちを耐えて乗り越えることにまず、力が要るのです。一方、後者は「見つめる、考える、調べたり学んだり話を聞き込んだりする」ことそのものに時間と労力を注ぐことになります。

そういう意味で、この「水瓶座祭り」では、テーマ自体にどんどんパワーをつっこみ、できる限り深いところまで降りていく、という「向き合い」感があります。不動宮、水星逆行、土星のオウンサイン、そしてスクエアの牡牛座2星、どこをとっても拙速さやそそっかしさはありません。目から鼻へ抜けるような賢さではなく、わからないことがあれば本当に分かるまで「わからない!」と言い続ける賢さが求められる、というイメージがわきます。

たとえば、子供に火の使い方を教えるためにバーベキューを企画したところ、子供の一人が小さなヤケドをしたので、「もう火には近寄らせないようにしよう」「バーベキューではなく、お弁当を持ち寄り、火を使うのはよそう」といった対策が講じられることがあります。たしかにこうすれば、ヤケドは防げます。ただ、本来やりたかったことは、もうどこかに忘れられてしまっているのです。それならば、みんなで集まること自体をとりやめるほうが正しいようなものですが、そこは「あつまってなにかしよう」という部分だけが形骸として残ってしまったりします。こうした奇妙な事象は、実際、日常生活の中でとてもたくさん見つかるように思われます。

今週始まる水瓶座・牡牛座集中、水星逆行期には、そうした「そもそものところ」まで掘り下げて「向き合う」ことができるようです。こうしたことにはとにかく、時間と手間がかかります。「簡単に」「早く」ばかり追いかけてしまう現代社会では、それこそ「逆行」するような作業なのですが、それでもここで踏み止まって、しっかり「一番底の部分」まで降りていくことが、たぶん、とても大切なのだろうと思います。これをしないと、この先またなにか別の問題が起こったとき、「どんな対策を打つべきか」を、又ゼロから考え直さなければならないからです。

「そもそもなんのためだったのか」を心に刻んでおくことは大切です。牡牛座は現実を扱う世界、水瓶座は理想を扱う世界です。現実は「今」で、理想は「未来」なら、現在と未来をつなぐ大きな矢印こそが、今多くの人の胸に生まれつつあるものなのかもしれません。「今、この場所から、こういう場所を目指して進もう」という大きなベクトルを確かめる時、この激しく鉄火な配置も、素晴らしい未来への前向きな改革を指し示しているように見えてきます。

今週はそんな感じです。