2020/4/6-4/12 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
大変な状況が続いていて、みなさん大きなストレス、疲労を抱えていらっしゃるのではないかと思います。私もなかなか思うように手が動かず、とにかく目の前の〆切についていくのがやっとです。そんな自分を「だらしない!」と責めてしまう気持ちもあり、これを読んでいる皆さんの中にも、そういう思いの方もいらっしゃるのでは、と想像しています。でも、よく考えれば、この状況は大きくは「自分のせい」ではないわけなのですよね! 思うように動けない、理想的な自分でいられない自分を責めてしまう気持ちから、少し意識的に離れて、「これは私のせいではナイや」と思ってみると、もしかしたら、多少は「動けるようになる」のかなあ、と思ったりしております。

で。

前置きが長くなりましたが(すみません)、4日の金星移動をうけて、風がどんどん吹きます。コミュニケーションが活性化し、多くの人が「自分で考える」「自分で学ぶ」ことをよりダイナミックに引き受けて行く感じがあります。今太陽が位置しているのは牡羊座で、ここは太陽にとって元気が出る場所ですが、「自分」の星座と言えます。さらに、水瓶座の土星・火星は批判精神・独自の思考の塊のような配置です。他人の意見や教科書のナカミを「鵜呑みにする」ような感じは微塵も無いのです。個人を解かしてしまうような集団ではなく、自立した個のネットワークとしての社会を目指すのが水瓶座の仕組みです。ここが活性化し、さらにこの場所に双子座の金星という心優しくも明るいコミュニケーターが120度を組んでいくのは、頼もしいとしか言いようがありません。

8日には天秤座で満月が起こります。ここも風の星座で、大きく「風のグランドトライン」が形成されます。冒頭のぼやきではありませんが、私たちは自分が思う以上に、「関係性を生きている」生き物です。「自己責任」という概念は人をバラバラに切り離す発想ですが、そもそもそんなにバラバラには生きていられないのが人間です。「私のせいではない」のに、「自分のせいだ」と思い込んでいることが、私たちにはなんとたくさんあることでしょうか! 関係性の中で生きている、関わりを生きている、ということに、このタイミングの風の配置は、強いスポットライトを当ててくれるのではないかと思います。

さらに週末11日、水浸しになっていた水星がやっと、陽光の下に出てきます。小鳥の濡れた羽が乾くように、もっと「飛びやすくなる」はずです。水星は知性、コミュニケーション、ビジネスなどを扱う星です。古くは「どろぼうの星」とも言われます(!)。天地のあわい、善悪のあわいに立って、相対的に、自由自在に物事を運んでいく力が、息を吹き返すような節目です。

今週はそんな感じです。