2020/8/24-8/30 全体の空模様

こんばんは、石井ゆかりです。
あっという間に8月も後半、今年はなんだか早いのか遅いのか、非日常感にクラクラしております。

そんな中でも星は確実に歩を進め、太陽は23日に乙女座入りです。二十四節気でいえば「処暑」、そろそろ暑さも緩んで欲しいなと思います。
一足先に乙女座入りしていた水星が今週、牡牛座天王星にトラインを組みますが、ここはなかなかクールというか、とてもシャープです。きりっとしています。水星は知とコミュニケーション、天王星は時代の先端、革新、テクノロジーなどを象徴する星ですので、この2星がパワフルに手を組むと、なにかすごく斬新なナイスアイデアが出そうな感じがいたします。

地の星座に6星、28日に月が山羊座入りすると7星で、盛大な地の星座祭りです。地の星座は現実的、物質的、物理的な世界とされています。「手で触れるものの世界」「世の中を動かす力の世界」です。闘いの星座は牡羊座や蠍座ですが、それを物質化した「武力」となると、地の星座の管轄と捉えることができます。ただ、天王星-水星のトラインは、そうした「物理的な力」に対する新しい捉え方を提案しているような感じもあります。「それを持っていて、そして、どうするの?」というような、痛烈な問いを発しているようにも見えるのです。

力やモノを「持っている」ことは、一つの大きな意味を持つわけですが、あくまでそれらが「行使されるであろう」という想定のもとに意味を持ち得ます。もし、力やモノが「行使されない」とか、または「適切に行使されない」ことが想定されるなら、力やモノを持っていることの意味も、変わってくるわけです。

山羊座の木星・冥王星と蟹座金星がオポジションを組み、牡羊座火星と山羊座土星にもスクエアが組まれています。活動宮のTスクエア的な感じです。牡羊座・蟹座・天秤座・山羊座にとって、この配置は非常に大きな、パワフルな形と言えます。大きめのターニングポイントを迎える人がこの時期、少なくなさそうです。はっきりと「動く」ものがあるタイミングです。とはいえ、この「動き」には、不思議な「必然」の感触があるようです。ずっと前から準備されてきたことが、動くべくして動く、という感じです。とにかく引き受けて行こう、乗り越えて進もう、みたいな、納得の展開となるかもしれません。その「動き」の意義も、半分以上はちゃんと分かっているイメージです。

今週は全体に、スケールが大きくて、古いものがどーんとあるところに、ごくフレッシュなナイフが入って、新しい切り口が現れる! みたいな雰囲気があります。目の前にあるものをそのまま受け入れるだけでなく、「他のやり方がないかな?」という、新しい視線を持つことで、流れが結構変わっていくかもしれません。

風の星座に星が少ない今は、「忖度」「周囲への気遣い」よりも、主観や自分の意志、欲望、愛情、情熱などの方が「分が良い」感じもあります。誰かの意見を聞く前に、自分の意見をまず作っておくことが大事なのかもしれません。

今週はそんな感じです。