2020/6/8-6/14 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
お待たせしました毎年恒例下半期占い、アップされました!
「石井ゆかりの星読み」か、cocoloniプロロでお読み頂けます。
フィガロの袋とじは6/20発売です。
内容の違いは、以下に詳細があります。
https://note.com/ishiiyukari/n/n322618b53875
よろしくです!


今週の空模様です。
6日の月食を抜けて、少し落ち着いた時間ではあるのですが、
今週は「星のあるところ」を月がなめていく時間、
という感じもあり、
「起承転結」的な意味で、
物事がいろいろ転がっていく時間と言えるかもしれません。

魚座で、火星が海王星に重なりに行き、
さらに双子座の太陽もスクエアのまま進んでいきます。
魚座火星・海王星の、悲しみや怒り、聖なる思いが、
双子座太陽という意志、言葉、コミュニケーションに流れ込んでいる、
というイメージもうかびます。
柔軟宮は「季節の変わり目」で、
「それまでの季節」と「そこからの季節」が、
「三寒四温」的に混じり合いながら、
不可逆の変化が静かに進んで行く世界です。
ゴチャゴチャまざっているように見えて、
実は、一つの方向に進んでいく、変容の世界です。

山羊座に木星・冥王星が位置していて、
ここは頑丈な箱に入れて管理する世界ですが、
魚座、双子座という柔軟宮は、
ハコ自体を無効にしようとする世界、と言えます。
双子座を支配するマーキュリーの履くサンダルには翼がついていますし、
魚座は天と地、海と大地の境目を無効にするような
「次元を超える」動きを司る星座です。
「ハコを作る」世界と「ハコを超えようとする」世界との両方に
大きな力が渦巻いています。

変わりようがないと思えたものも変わりうる
ということを
このところの私たちは少しずつ、
色々な場面で感じ続けているようにも思われます。
今週の星の配置は、そういう意味で、
「変わる」「変える」という流れの強さを
ヒリヒリと強調しているようにも感じられます。
それも、イエスがノーに変わる、というような、
180度の転換ではなく、
押しつぶした饅頭の横っ腹から餡がとびだして、
そこで「もう元通りの饅頭にはならない、
どう収拾をつけようか」
と考えているような、
そんな「変化」の気配がするのです。

今週はそんな感じです。