2021/3/1-3/7 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
いよいよ(?)3月、緊急事態宣言も解除される地域もあり、少しだけ明るい気持ちです。

年明けからとにかく水瓶座祭りのぎゅうぎゅう詰めだったわけですが、先週金星が魚座に移動し、ちょっと「ゆるみ」が出てきた感じがあります。さらに今週は、1月7日から牡牛座に位置していた火星が、3月4日に双子座に移動します。これもかなり「ゆるむ・さわやかになる」感じの動きです。牡牛座自体が不動宮で地の星座、12星座中もっとも「どっしりした」星座で、一方の双子座は柔軟宮の風の星座、12星座中一番軽やかでさわやかな世界です。この二星座の重力の違いというか、スピード感の差は、びっくりするほどのコントラストです。

さらに、火星は牡牛座では、ちょっと調子が出ないということになっています。言ってみれば「普段美声の人が、喉がガラガラ」みたいなイメージです。重すぎる甲冑を着てしまった戦士とか、新調の強力な武器がまだ使いこなせなくて動きが重くなってしまった勇者とか、そんな雰囲気の配置だったのです。怒っているけどうまく声が出ない、やる気はあるけど力の配分がオカシイ、進んでいるけどスピードが出ない、的な問題を抱えていた人は、この4日あたりを境に、パアアアアア! みたいな感じで、世界が明るく感じられるかもしれません。あの、身体を引きずるような感じがぱっと消えて、「フットワーク良く動き出せる!」感じになるのです。靴ずれしている革靴から、はき慣れたスニーカーに履き替えるようなシフトが起こるんじゃないかと思います。

魚座金星と牡牛座天王星のセクスタイルも面白いところです。金星は牡牛座の支配星なので、ここはとても強力です。金星の声が大きくなる、というイメージがあります。魚座金星は強い配置で、海のような愛、女性性、悲しみを癒す力、深い優しさと喜びの星です。水星と木星も今週、順行でコンジャンクションとなり、「高らかな声」「どこまでも遠くまで通る声」「普段声を持たないものたちが声を持つ」ような形だなと思います。水星は言葉、牡牛座(金星)も「声」なのです。

火星が入っていく双子座も、言葉とコミュニケーションの世界です。今週はそういう意味で、「語られるべき言葉が、古い縛りを抜けだして、翼を得て飛び出していく」「声なき声が声を得る」みたいなイメージが浮かびます。解き放たれた声、歌を忘れたカナリアが、肝心な歌を思い出して歌い出す、みたいなことが起こるのかな、と思いました。

今週はそんな感じです。