2020/5/4-5/10の星占い 天秤座

本来、善悪を持ちこむような場ではないところに、なぜか善悪を持ちこんでしまうことがけっこう、起こります。たとえば「どんなに困っても、人に助けてもらうなんて、恥ずかしくてできない」と言う人がいます。この「恥ずかしい」には、罪悪感のようなものが詰まっています。照れくさい、というような意味ではなく、「人としてあってはならない」といったイメージの「恥ずかしい」なのだろうと思うのです。でも、困ったときに人に助けてもらうことは、果たして「人としてあってはならぬ罪・悪」でしょうか。けっしてそうではないはずです。

この時期あなたの世界では、そんな「意味の無い善悪」をはっきりと論理的に、切り分けていくことができるようです。たとえば、身近な人が上記のような理由で「人を頼れず苦しんでいる」状態にあったら、そこから救い出すことができるかもしれません。天秤座はルールと論理を司る星座です。ネガティブな感情の裏返しのようなまやかしの「正義」には、断固反対できるのが、天秤座の鮮やかな論理性なのです。

「現実」は様々な要素でできており、「正義」は決して、すっぱり白黒つくようなモノではありません。天秤座の天秤は、ゆらゆらゆれています。もし正義がそんなにハッキリしたものなのであれば、正義の天秤はゆれたりしないはずなのです。そのことを、天秤座の人々は誰よりもよく知っています。ゆえに、あなたの言葉の説得力は、ベタな、あらゆるもののごたまぜになった現実に向き合うとき、なによりも美しい光を放つのだと思います。