2020/11/9-11/15 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。

先週4日は水星が土星とスクエアを組みつつ順行に戻りましたが、今週は火星が14日、順行に戻ります。火星は6月末から牡羊座に長期滞在中で、9/10から逆行しておりました。6月末くらいからスタートした「勝負」が、9月半ばから少し混迷していたか、トンネルの中に入ったような状態だったなら、今週14日からガツンと「勝負の再開」となりそうです。ここから年明け1/7に向けて、一気に後半戦を走り抜けてゆくことになります。

先週4日はアメリカ大統領選のニュースでもちきりでした。実はこれを書いているのは11/5、まだ開票途中なのですが、11/9からの週は11/11に水星が蠍座へ戻り、11/13に木星と冥王星のコンジャンクションのピーク、11/14の火星順行、そして11/15の蠍座新月と、火星・蠍座マターにガンガンスイッチが入っていく流れとなります。蠍座の支配星は火星と冥王星で、火星は「闘いの星」ですので、一つの闘いに決着がついて、さらなる闘いが始まる! みたいなイメージがわいてきます。

個人の生活の中でも、人の情熱や愛、心と心がぶつかりあう! ようなタイミングになるかもしれません。蠍座の星々は、普段隠されている本音や熱情を「表に出す」ような動きを象徴します。特に蠍座の月は「(いろんなものが)あふれ出る」配置と言われています。金星と火星はそれぞれオウンサインで順行しつつオポジションになり、個人と個人、人と人とが「向き合う」様子をうつしだしています。人には様々な「欲」がありますが、人が人を欲するという「欲」が、今週はもっともむきだしな形で、状況を変える力になっていくのかもしれません。

11/15の蠍座新月は、山羊座の3星、特に冥王星・木星のコンジャンクションにセクスタイルを組んでいます。2020年のメインテーマを象徴する山羊座3星に対して、「その先にあるもの」を指し示し、前進の号令を出すようなスタートのタイミングです。「その先にあるもの」とは、星占い的には、12月からの「水瓶座時代」、まずは水瓶座のグレート・コンジャンクションです。これまでの世の中の力学と、この先の世の中を動かす力とが、大きくシフトする時間、と考えられています。

蠍座は「死と再生」の世界と言われます。古い時代の価値観を脱ぎ捨てて、新しい時代へと社会が生まれ変わる、その境目が今週に置かれているのかもしれません。少なくともその「兆し」が強く感じられるタイミングと言えるのかもしれません。

今週はそんな感じです。