2020/5/18-5/24 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
先週の話ですが11日から14日、バタバタッと星の時間的「節目」が重なって、先週という一週間全体が言わば「境目」みたいな雰囲気になっていました。奇しくも日本では「緊急事態宣言の解除」についてのニュースが重なり、状況変化を感じさせる週となりました。とはいえ、先週分のこの記事でも触れたように、この「境目」は、「過去と未来がすっぱりキレイに切りわかれる!」みたいな爽快なものではなく、「ちょっと一時停止」「物事の順番を変える」「階段の踊り場」みたいな、中継地点に入るようなイメージをはらんでいました。なにかこう「なるほどな」感があった気がしました。

先週の「(一時停止感のある)節目」のあと、今週は双子座で新月が起こります。この新月は水瓶座土星と120度、とても長期的な展望に溢れています。2020年12月の水瓶座グレートコンジャンクションがちょうど、この水瓶座の最初の度数あたりで起こるわけですが、そこを「的」「(スタートラインでもある)ゴール」としますと、この新月からそこにむけて矢を放っていくような感じがします。「これからそっちに向かいます!」と連絡しているみたいな感じです。未来は遠くにあってじっと待っているのではなく、「もうすでに始まっている」ということを感じられるような、象徴的な変化が起こるかもしれません。

水星と金星が双子座で重なり、海王星にスクエアを組むのも面白い形です。海王星も水星もオウンサイン、金星も魚座とツーカーです。詩や文学を感じさせる形ですが、思想や言葉、無意識的なものの「伝播」のイメージも浮かびます。目に見えないものがどんどん、メッセンジャーによって運ばれていくようなイメージ。光に包まれながらどんどんパスが送られていくようなイメージがわいてきます。火星も今は魚座に位置しています。水面下にあるものがトビウオのようにとびあがり、足に翼がついたメッセンジャーがそれをキャッチしてスピードにのって運んでいくような、そんな風景をみるような感じもします。

「今現在」の混沌は、未来になって振り返ると、決して「混沌」でなかったと思えることもあります。リアルタイムでの捉え方と、長い時間を振り返る時の捉え方とは、大きく異なります。長期的な振り返りでは「ある目的地を目指していた」という解釈が成り立ちますが、「リアルタイム」ではたいてい、「どっちにむかっているのか、どっちにむかえばいいのか、わからない」ことのほうが多いはずなのです。では、リアルタイムでは、わたしたちはなにをもとに道を選ぶのでしょうか。今週の新月はそんな「リアルタイムという混沌」の中で、未来を先取りするような形ではなく、あくまで自分自身の「信じられるもの」の中に、ものごとを選んでゆく基準を見いだせるようなタイミングではないかと思います。

今週はそんな感じです。