2021/8/2-8/8 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。セミの大合唱で目が覚める季節がやってきました。セミ爆弾が怖い。怖すぎる。今年は対策として、杖を持って歩くことを検討しております。こう、杖に止まらせて、どこかの木にうつしてやれば、飛びかかってこないのではないか……それは杖でなくて、傘でもいいのではないか……。どうでもいいですね。すみません。


今週の空模様ですね。今週は火星・金星が乙女座に同座、太陽・水星が獅子座に同座、木星・土星が水瓶座に同座で、ペアが多いなあ、という雰囲気になっております。特に獅子座-水瓶座は、水瓶座の2021年という時代精神を、太陽と水星という声高な、「声」を持つ星が真正面からキャッチして応答している、というイメージが湧きます。この年のテーマが声になる、この年のテーマに人間的に応えていく時期、という配置に見えるのです。

獅子座は自己表現、水瓶座は批判精神で、どちらかと言えば概念的というか、思念や光など、形のないものの世界なのですが、乙女座の火星と金星はベタベタの「現実」です。手で触れる現実、そこにある現実です。火星と金星という星も、手で触れるものや実体のあるものに近い星々と言えるように思います。ニュースを見ていても、医療崩壊の危機(乙女座金星・火星)、オリンピックの報道(獅子座太陽・水星)、そして政治やメディアへの批判(水瓶座土星・木星)と、星の配置そのまんまだな……と苦笑いしたくなります。もちろん、「星の影響でそうなっている」わけではないと思います。ただ、妙に符合している、と、人間の心が捉えたくなる、というだけのことだと思います。

8日、獅子座で新月が起こります。天王星とスクエア、少し緩いですが土星も入れてフィクストサインのTスクエアです。ブッチガイのバッキバキです。空手の瓦割りみたいなバキバキ感があります。新月は「スタート」のタイミングですが、ここでのスタートは消して、なめらかでナチュラルなものではないかもしれません。人間が長い歴史の中でひたすら「人間は特別な生き物だ、なぜなら……!」と考え続けて来たその、不思議な自己顕示、人間が人間であるということに対して無邪気に信じ続けてきたその意気地を立て通そうとするような、無根拠の向こうっ気みたいなものが現れてきたら面白いなあ、と想像します。「悟り」はたとえばその正反対をゆくものですが、「ガイアに対してあくまで反抗・対抗してみせる」という骨っぽい現代的な精神が突き抜けて行く、そんな新月になるのかな、と思いました。

今週はそんな感じです。