2020/11/2-11/8 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
これを書いているのは11/1なんですが、昨晩遅くにラジオを聴いて下さった皆様、ありがとうございました! 
聞き逃した皆様も、radikoで聴けるとのことです、ご興味の向きは是非!

2時間も喋ったの初めてでした。いくつになっても「初体験」って、すごく貴重なものですね。。


今週の空模様ですね。

今週はなんといっても、水星の順行です。10/14から蠍座・天秤座間で逆行していた水星が、11/4に順行に戻ります。10月半ばから深く潜行していくような時間、新しいアイデアや考えを咀嚼し血肉にするような時間、熟成時間、といったような時間が続いてきていたのではないかと思います。こうした時間は、物事が予定通りに進まなかったり、一見「足踏み状態」に見えたりすることもあるため、ストレスフルなこともあるのですが、ここを抜けると「あの時の葛藤はムダではなかった」とわかることがほとんどです。

特に今回は、心の中の流氷を割るような、ある種の衝撃が走った瞬間もあったかもしれません。蠍座から天秤座へと戻っていく水星は、デタラメのようで実は本質を突くような不思議な現象を指し示していたようにも思われます。人間は忘れっぽく、物事にすぐ慣れてしまい、自分を他者に投影し、他者と自分を混同することのよくある生き物です。そうした人間の弱い部分を、今回の水星逆行はちくちく掘り下げていたような気もします。

この逆行を抜けると、物事の表面に見える混乱は収まるかもしれません。ただ、おそらく逆行期に「気づいたこと」に、改めて向き合う勇気がわいてきます。ゆえに「混乱」の根源にあるものは、より一層明確に見えてくるのではないかと思われるのです。土星とスクエアの場所で水星は順行し、さらに天王星のオポジションへと向かっていきます。この水星の動きは、ある種の「破壊力」を含んでいます。水星がスクエアを組む山羊座の星々は、言わば「2020年のテーマ」を象徴しています。このところ世界的に、今年の初めに起こったことが繰り返されているかのように見えるのも、納得がいく気がします。

金星は天秤座でオウンサイン、元気いっぱいです。人間同士の関係性に対する興味関心が強まり、多くの人が「誰と関わるべきか」を考えているようにも見えます。活動宮に集まった星々は、私たちに選択と決断、行動を促している感じがあります。多くの人と結びつきを作りながらも、私たちは決して「誰かの後についていくだけの存在」には、なるべきではないのだろうと思います。

11月全体の「空模様」は、こちらにあります。

11月は逆行から次々と抜ける、「トンネルの出口」的な月です。もっとも、本物の「トンネルの出口」は、12月だとも言えそうです。小さなトンネルをどんどん抜けて、最終的に山岳地帯から出るまで、私たちはこの山を攻略し続けている、ということなのかもしれません。

今週はこんな感じです。


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