2021/8/9-8/15 全体の空模様

こんにちは、石井ゆかりです。
ドレッシングはいくらビンを振ってもテーブルに置けば分離しますが、このところの気分はそれに似てるなと思います。

震災の時もそうでしたが、このコロナの深刻な非常事態に、星占いなどを書くことが本当にはばかられる気がしますが、それでも「いつもどおり」にこだわりまして、今週も星占いです。

今週のハイライトはまず、獅子座水星と水瓶座木星のオポジションからの、12日の水星乙女座入りです。

水星と木星の180度は、「堂々とたくさんもの申す」感じがあります。獅子座は自己表現と自己主張の星座で、水星は言論の星ですから、言葉によって何かを表明する、あるいは重要なニュースが注目される、といったイメージが湧きます。水瓶座木星はとても社会的な星なので、そのニュースや言論に広く人々の眼差しが集まり、世の中にひとつのうねり、ウェーブが起こる、みたいなこともあるのかもしれません。

12日に水星が乙女座入りすると、すでにいる火星・金星とともに、乙女座に3星集合となります。「実務」「現場」感に拍車がかかりますし、水星の「言葉」が、現場から強く立ち上がってくる感じもします。乙女座水星は強力です。また、乙女座は「ちいさなものの星座」とも言えるように思います。権力を持つ者の大きな声ではなく、無数の人間の合唱のような声です。

さらに今週、乙女座の金星が魚座海王星、山羊座冥王星とアスペクトしていきます。海王星も冥王星も、普段あまりハッキリ意識することの難しい星と言えます。海王星は「茫洋、漠然、無意識、幻想」といった言葉で語られますし、冥王星は「隠された富」「地下世界」みたいなイメージと結びつけられていますので、どちらも日常的にそこら辺にハッキリ見える分野ではないのです。でも、乙女座金星という「具体化」感の強い星がそれを、わりと荒削りな形でぼこんと掘りだしてくる、という感じがします。「それは幽霊でも幻影でもなく、そこにあるものだ」ということを、乙女座金星が発掘して形を与え、日常の中に「ぽんと出してくる」のではないかと思うのです。現実的・実務的な手続きを経て、出てくるべくして出てくるものがあるのかもしれません。それは前述の「水星と木星」の形と無関係ではないように見えます。

今週はそんな感じです。